今、働き方が多様化しており、多くの企業が様々な環境づくりに取り組んでいると思います。

2019年4月に施行された働き方改革関連法により、企業は長時間労働の見直しや労働生産性の向上に向けて職場環境の改善を進めています。たとえば、職場だけでなく自宅や外出先で仕事をする方が増えているのでそれに対応したシステムの導入や仕組み作りが必要です。また、残業時間の上限が設定されたり有給休暇取得の義務化など、これまで以上に様々な取り組みが経営者に求められます。大企業でしたら専門の部署を設けることは可能ですが、中小企業では主に経営者がそれらの責務を負うことになります。必然として管理業務が増えるため、効率的な職場環境の整備を求められていると実感しています。

そうした環境整備を行う際、どこに相談していいのかわからない中小企業の方は多いのではないでしょうか？

そうした方々が気軽に相談できる場としてNTT西日本の「ICTお仕事悩み相談デスク」は開設されました。

中小企業様や店舗経営者様、個人事業主様を対象とした相談デスクですが、実際に何をしてくれるのでしょう？

お客さまにモノを売るのではなく、お悩み相談を受けるサービスです。お仕事の悩みをお聞きした上で、私たちはヒアリングを行い、どういった課題があるのかを掘り起こします。ただ課題を見出すだけでなく、どうすればそれを解決できるのかを提案します。

本日は、具体的にどのような相談があり、どのようなご提案ができるのかをお聞かせください！

各企業が働き方に関する取り組みを進めていますが、どのようなお悩みに対応できるのでしょう？

多様化する働き方への対応としては、まずテレワークです。中小企業の悩みは業界・業種などお客さま事情によって課題は様々なので、私たちはしっかりとヒアリングをした上で、お客さまの課題解決に最適なシステムやサービスをご提案します。

具体的にはどのような解決策を提案されていますか？

たとえばはじめてテレワーク導入をご検討の方には、クラウドにデータを保管することで本体にデータを保存しない仕様のパソコンをフレッツ光等をご利用中なら初期費用無料でレンタル提供するサービスがあります。仕事に必要な情報・資料はクラウドにあるため、自宅や出張先でも基本的な業務が可能となります。

初期費用を抑えられると気軽に導入できますし、パソコン本体にデータを保存しないので、もしPCを紛失しても情報漏えいのリスクを低減できるのは安心ですね。

テレワークを導入される企業も増えるなか、求められるものも多様化しています。たとえば映像処理を行う方は高性能なコンピュータが必要なので、それに対応したリモートアクセスサービスを提案するなど、私たちはお客さまに寄りそった提案を大切にしています。

テレワーク導入ではクラウドの活用がポイントですね。

このクラウドの特徴を活かしたサービスとして、クラウドカメラをご提案することもあります。飲食店や建設現場などのお悩みとして防犯面の相談があります。クラウドカメラですとクラウド上に映像を保存するため録画機器は不要となり、イニシャルコストを抑えることができます。また、遠隔地からパソコンやスマートフォンで視聴できるので、台風や大雨の災害時でも現場を確認することができます。

万一カメラが破損しても録画したデータはクラウドに残っているのでトラブルの原因を確認できますね。

クラウドカメラは保育園だと遠隔で園児を見守るために導入したり、複数店舗を展開している場合は頻繁に各店舗に行けないのでスマートフォンから確認できるようにするなど、様々な活用法をご検討されるお客さまが増えています。

2020年の4月より、働き方改革関連法が中小企業に適用される項目も増えました。

この法案によって、雇用主が従業員の労働時間や有給休暇の取得を把握することが義務化されました。違反すると刑事罰の罰則規定の対象となるため適切な対応が求められます。とはいえ、どのような対策をすればよいのかは企業の規模や業種、雇用人数によって異なるので、こちらもしっかりとヒアリングした上で、最適な解決策をご提案するようにしています。

働き方改革に関するお悩み相談も増えていると思いますが、いかがでしょう？

働き方に関する悩みとしては、勤怠管理とアルバイトのシフト管理です。タイムカードを使用していると、月末にタイムカードの情報をエクセルに落とし込むという集計作業などに追われ、アナログなので打ち間違えたりすることも。時間と労力を費やしてしまう作業です。

そうした勤怠管理もICTで管理するということですか？

そうです。タイムカードからデジタル化するだけで入力の手間は省けるので効率化できます。さらに従業員が定められた残業時間を超えていないかを正確に把握できます。また、義務化された5日間の年次有給休暇の取得に関しても管理できるようになるため、働き方改革関連法対策としてとても便利なシステムとなっています。

アルバイトのシフト管理も、ICTで効率化できるのですか？

はい。よくある悩みとして、店長が半日閉じこもってシフトを作ったり、アルバイトの学生に電話をしてもなかなか連絡がつかなかったりと、苦労されています。そこでシフト管理を簡単に行えるサービスも提案しています。シフトを自動収集でき、ヘルプ調整などの連絡もスムーズに行えるので、シフトづくりの時間もストレスも軽減されます。さらに料金プランも使用人数によって決まり、使った分しか必要とならないのでこちらもイニシャルコストが抑制できるので導入しやすいと喜ばれています。

中小企業にとっては機能の便利さは当然ですが、費用面も気になるところ。イニシャルコストをどれだけ抑えるかは重要ですね。

多くの職場が自社に合った働き方を求めています。どう解決すればいいのかわからない、何を導入すればいいのかわからない、そうしたICTの悩みはNTT西日本に相談すればいいのですね！

はい。本日はテレワークや勤怠管理についてご紹介しましたが、たとえば店舗開業の際のWi-Fi環境の整備、キャッシュレス決済化など、様々なお悩みを解決しています。

NTT西日本といえば通信の会社という印象が強いですが、もはや課題解決企業ですね。

IT担当がいない企業にとってはパソコンのセットアップも悩みの種となります。そうした基本的な悩みから、企業によって異なる相談事を解決するために、自社開発に拘らず100を超えるサービスから最適なものをご提案しています。

NTT西日本というと、企業規模から中小企業は相談しにくいイメージがあるのではないでしょうか。

私たちが大切にしているのは、お客さまに『寄り添う』ことです。お客さまの立場で状況を理解し、悩みを把握し、何をめざしているかを共有することで真の課題解決へとつながります。中小企業や個人店の皆様にとって身近なサービスだと感じていただき、気軽に相談していただきたいです。

働き方改革によって、ますます職場環境の改善を考える中小企業が増えていくと思われます。そうしたなかで、NTT西日本がサポートしてくれるのは安心につながると思います。それでは最後に、メッセージをお願いします！

NTT西日本のICTお仕事悩み相談デスクは、新店オープンやオフィス環境をもっと便利にしたい、もっと時間とコストを軽減したいという皆様のお悩みに、ICTを活用した解決策をご提案しています。数あるサービスからどのサービスを使おうか悩むこともあると思いますが、私たちには様々な要望に応える充実したメニューがございます。ご相談は無料ですので、迷った際はお気軽にお電話ください！