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よく日本人は農耕民族だと言われますが、これはどうしてなんでしょうか?

縄文時代まで遡れば日本人も狩りをしていましたし、農耕が本格的に始まったのだって弥生時代で、その弥生時代ですら食べものが足りなければ狩りをしていたみたいなので別に農耕民族とも言えないんじゃないかなぁ…?と不思議に思いました。

多分これは欧米と比較して言われるんだと思いますが、欧米だって狩りばかりでなくて農耕もしなければ生きていけなかったんじゃないかと思うんですが…。

理由をご存知の方、ぜひ教えてください。

A 回答 (6件)

欧米と比較するより、遊牧民族のモンゴル人などと比較する方がわかりやすいと思います。



遊牧民は、一定の場所に定住せず、牧畜をしながらキャンプ生活をしています。そのため人間の把握も、どこどこ出身のだれそれではなく、なになに部族出身のだれだれになります。

農耕するためには必ず一定の土地が必要で、農地の近くに村を形成し、定住生活をします。それにここは誰それの土地と厳格に取り決めをします。
農耕民と遊牧民では特に土地所有に関する観念が大きく違うということです。
たとえ狩猟をしても、日本中を歩き回るわけではないでしょう。
ですから、日本人は農耕民と言えます。

よく分からないのは、欧米人を狩猟民族と呼ぶことです。
古くから農耕牧畜民ですが。
開国以後、肉食する欧米人を見て、そう思ったんでしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

確かにモンゴルの人と比べると一定のところに住むわけなので農耕民族と言えますね。

お礼日時:2004/09/15 21:20

私が歴史を勉強していて思った事です。



ヨーロッパ、アメリカ合衆国は酪農民族だなー。
こう感じたのです。

酪農については他の方が解説しておられですので、食生活の方から説明します。

ある本ではアメリカ人の主食は無いと言うのが正しく、肉などのおかずが主食であると言うのです。

パンは副食に近い。
これを間近に見た日本人はかなり驚くのではないでしょうか?

日本の食文化です。
戦前、卵は高級品扱いでした。バナナも病気の時意外食べられなかったようです。
飯、味噌汁、魚。この辺りが庶民の食卓です。
昭和30年頃、日本人の牛肉消費量は、1週間で9グラムでしたから、根本的に違っていたようです。
最近ようやく欧米化したと考えてよいでしょう。

食生活が欧米化した今、矛盾を感じる方もいるとは思います。
しかし、日本人は穀物がメインであり、欧米人は肉がメインなのは今でも変りはありません。

日本人の質素な食事しか知らず、欧米の食習慣を見た昔の政府の役人はかなり驚いたはずで、日本人は農耕民族だと思うのは当然の事です。

私は、日本人は海洋民族だと思っています。
これ程魚を消費する民族は少ないからです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

欧米に比べて穀物がメインだから、昔の役人が農耕民族と思った、というのは納得できます。

お礼日時:2004/09/15 21:46

こんにちわ<(^▽^



簡単に言うと 日本人は 米が主食で
欧米の方は 肉が主食っていう 理由で
そういう風に 分類してるって きいたことが
あるんですが どうでしょう?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

じゃあ別に日本人が農耕ばかりやっていたから、みたいな理由ではないんですね。

お礼日時:2004/09/15 21:31

それは今までの日本史の教科書にそう書かれていたからです。


欧米との比較ではありません。

歴史学科なら誰もが知っている網野善彦先生の「日本中世の非農民と天皇」(↓)をお読み下さい。

参考URL:http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/1/0016430.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

教科書にそう書かれていたからなんですねー。てっきり欧米と比較して、だと思っていました。

お礼日時:2004/09/15 21:29

文化人類学上のひとつの説だと思います。

今日では学問的には修正されているかも知れません。しかし、一旦、専門用語がマスコミなどで一般に広まると、一般に学説の前提条件や例外事項は無視して、単に分かりやすい便利な表現として、何時までも使います。これは国民性や地域性をあらわすステレオタイプな表現と同じでなかなか消えません。アフリカや中南米は暑い(実際は雪も降れば氷河もある)、メキシコ人はテキーラを飲む(実際は
テキーラは農民にとって高いのでどぶろくを飲む)九州では男尊女卑(実際はどこにでもある個人的なこと)、日本女性は妻として最高(???)など。

脱線しましたが国民性、民族性を比較するときに農耕民族、狩猟民族(遊牧民族、勿論、農業中心、遊牧中心という意味)で分類すれば分かりやすい点があり、多くの人に受け入れられたのでしょう(学説云々のレベルではなく)

西欧人は出会いを大切にする。日本人は別れを大切にする。何故か?

西欧人は狩猟民族の後裔、狩猟民族は縄張りがあるので、外で出会う人々は先ず敵意のないことを示す必要があった。日本人は農民として定住しているので未知の人々との出会いは日常生活ではない。定住地から仲間が離れることは、再び会えるかどうか分からないので、お別れの宴会を行い水杯をして分かれた。

これは一例ですが、素人も混じって何でも二つに分類、比較します。実際は地球上にはもっとさまざまな形で生活する民族がいるので、すべてには当てはまりません。従って学説とは言え前提条件があったはずです。私は学説を掲げて、この便利な表現を使うことはしませんが、
XXX人だから、XXX出身だからと断言する前に、何故?と考える材料として引用することはあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

分類しやすいから、というのは納得できますね。

お礼日時:2004/09/15 21:12

言い出しっぺが誰なのか葉存じませんが、「欧米は狩猟民族で日本は農耕民族」とはよく聞く言葉ですね。


確かに各民族の性質の例えとしてはうまく言い表しているとは思いますが、それを本当に言葉通りに信じてそういう民族性というものがあるとするのは間違いだと思います。
ご質問のように、人類史を紐解けば、アジアであれ、欧州であれ、狩猟・採集から農耕に生産手段が移って文明や都市が誕生することができたのだと思います。
大きな文明が成立するためには農耕を主な産業にするのが不可欠で、それまでの狩猟・採集では余剰食糧分までを生産する余力がありません。
ですから日本とヨーロッパの差異を、農耕か狩猟かにわけるのは明らかに間違いです。わけるなら「水田稲作農業」と「畑作農業」の違いでしょう。つまり、農耕の種類の違いです。
水田稲作農業のためには共同作業で大規模な用水路をつくる必要があります。一人の力では無理です。みなが協力しあわないととできません。
畑作農業の方はせいぜい木を切り倒したり、焼き払ったりして畑にするくらいで、個人でもある程度できる。稲作農業に比べると共同作業による協力の程度が違います。そんなところが共同体の形成のされ方の違いとなったのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>日本とヨーロッパの差異を、農耕か狩猟かにわけるのは明らかに間違いです。

確かにそうですよね。

お礼日時:2004/09/15 20:49

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