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専門学校の教師が税理士事務所の年収は一般企業と比べて低いとおっしゃっていたのですが、本当ですか?

その先生の話ですと、税理士は2年間実務経験がないとなれなくて、最低2年はその会社で働くので給料を安くしてもやめないから。というのが理由の一つで、
もう一つは、税理士になれば独立する人が多いので、そのために勉強をさせてもらえるという事で給料が安い。と説明されました

A 回答 (3件)

その先生の言われることは正しいかもしれませんが、ごく一部の例や説明だと思います。



税理士事務所の職員のすべてが税理士を目指しているわけではありません。
また、税理士になるのに実務経験2年と言いますが、税理士事務所でなく、民間企業の経理2年でも、その業務内容次第では、税理士登録に必要な経験として認められるのです。

ただ、多くの税理士事務所(税務を主業務とする会計士兼税理士の事務所も同様)というのは、基本個人事務所です。税理士法人となっていても、あくまでも経営手法の一つであって、個人事務所と中身は変わりません。
ですので、いわゆる個人商店のようなものでしかないので、ボス税理士の判断がすべてとなるのです。

さらに言えるのは、事業者との顧問契約で得られる顧問報酬や決算時報酬等というのは、事務処理量に比べて安価になりがちになってしまうようです。
受注している顧問契約が少ないから従業員にお金をかけられない、受注量が多くなれば従業員のパワーが足りないから採用し人件費がまた掛かるというものです。

相続税などの資産税関係を多く扱うことのできる税理士事務所であれば、それなりに儲かるのかもしれません。

税理士は税理士試験という難関資格試験を突破し、先生と呼ばれることでも、プライドもあります。当然税理士を目指すうえでのお金をかけたことでしょう。
色々な手により税理士は自分の懐を潤わせることでしょう。見た目がみすぼらしければ信頼を損ねますしね。いろいろな点から従業員にお金をかけにくい状態なのでしょうね。

それに、税理士ひとりで従業員50人の事務所もありなのですよ。職員に資格者がいなくても、業務を回せるのが税理士事務所です。最後の捺印を税理士がおこなえればよいのです。最悪、従業員に税理士印を預けるような悪質な事務所もあるぐらいです。税務調査などで資格者が必要な時だけ税理士が出張れば、業務はこなせるのです。そこに新たな従業員税理士の必要性は低いのです。
中には業務拡大のため税理士法人化し、支店をと考えるところには資格者は必要なことでしょう。税務調査は日程調整ができるにしても、顧問先が増えれば、資格者がいたほうがという部分はあることでしょう。ただ、変わりはいくらでもいる人材と見ている部分はあるのかもしれません。

私も税理士事務所勤務経験がありますが、採用時に資格取得の意欲、独立欲の確認をされたものです。資格取得の意欲=知識の習得やキャリアアップとして意欲があることを伝え、独立欲はないと伝えて採用されましたね。結果資格取得に至りませんでしたが、結婚も想像できない薄給に嫌気がさし、退職しましたね。
しかし、別な事務所に入った友人は、同様に資格取得は挫折しましたが、税理士事務所の幹部として働き、それなりの収入を得ていますね。普通に結婚し、子供も平均出生率以上に作り育て、二世帯の大きな一戸建ても経てていますね。

よく言われる事務所は薄給なのかもしれません。しかし先生の言われることにも一理はありますがそれだけではないでしょう。また、しっかりとした組織経営の元、正当な評価とともに世間相場と同じかそれ以上の給料をもらえている人もいるのも事実なのです。
私の知る事務所では、総合事務所として税理士とそれ以外の士業資格者が数十人集まって運営している事務所もあります。補助者もそれ以上いますし、補助者の中には有資格者を未登録で使っていたりもします。給料はそこそこ良いようですが、それ以上に働かされると聞きます。士業法人であることと収入面で、住宅ローンを組むまでという気持ちで働く資格者や有資格者もいるようです。さらに酷使されるほど仕事をさせられますが、その分個人事務所で働くよりも経験が積めるため、士業法人入社後に結婚・住宅ローン、経験積んだ後に独立、同様に独立した先輩事務所などと提携、このような形が見えないところで出来上がっていたりもしますね。それでもその総合事務所は、年々大きくなっているのが驚きですがね。

リスクとしていろいろ考えるのは良いですが、偏った情報だけでなく広い視野でみられるとよいと思います。長文失礼いたしました。
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税理士ではありませんがそのような分野で生活しているので説明します。


国家試験に合格して税理士になってからが本当の勝負なのです。
顧客を得るということは長年の付き合いやしがらみなど様々なものが必要です。
信用やつてがないと仕事をもらえないからです。

税理士事務所に勤務している税理士はある程度仕事や顧客を仕事を通じて手にするとそれを先輩税理士から奪って独立するので給料が安いのが本音です。
中には働いている事務所の税理士さんが急逝されたため顧客をすべて引き継いだというラッキーな税理士もいますがほとんどは食うか食われるかの顧客の奪い合いが現実なのです。
だから税務署職員などで経験から無試験で税理士になったような人の方がはるかに多くの顧客を持っている場合も多いのです。

弁護士でさえ近年の大量合格で一人当たりの仕事の絶対量が減少してパイの奪い合いでつまらない仕事ばかりしているご時世です。
税理士は合格する人は合格して当たり前の資格です。何年も浪人する人が馬鹿なのです。
合格してからどうやって多くの顧客の信用を得て収入につなげるかが永遠の問題なのです。

税務の専門家の税理士も顧客を得るという営業活動に秀でている人ばかりではありません。
世間で顧客を得るという活動は大変なものです。決して簡単なことではありません。
合格してもいつまでたっても先輩の事務所で働いていて独立開業するノウハウを持っていない甲斐性がない世間知らずの専門バカの税理士もたくさんいます。
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独特な言い方をされる先生ですね。


税理士事務所などは、働いた分だけ売り上げが上がる仕事ではないので、給与は比較的に安いです。
事務職というのはそういうものです。
2年間の実務が必要とか、独立するからという理由は別の話です。

つまり「給与が他業種に比較して安い」という事実の説明として、別の理由を挙げられてます。
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