プロが教えるわが家の防犯対策術!

私は行政のコンサルタントですが、今後経営コンサルタントへの転身を考えています。転身の可能性はともかく、経営コンサルタントはかなり多忙という話しを聞きます。(行政コンサルタントでも多忙な時期は経験しております。行政相手であると年度末は大変忙しくなります)

実際に経営コンサルタントでどの程度多忙なのか、また忙しさの内容(仕事内容)、忙しさの特徴(月変動、季節変動)について、具体的に教えて頂ければ幸いです。

A 回答 (4件)

私の場合は、大手企業の経営企画担当としてクライアントの立場でコンサルティングファームとのお付き合いをして参りまして、(今は退職し独立して)行政のプロジェクトへの参画や企業(主として中小企業)の経営コンサルタントをしており、これらの経験からお話をさせていただきます。



行政のコンサルティングはおっしゃるように年度末に向けて多忙になります。
企業相手の経営コンサルタントでは、大手企業と中小企業では対応の仕方が異なる部分があります。

大手企業の場合は、経費予算編成時にひとつ山場が巡ってきます。予定しているテーマについてコンサルタントを活用するために、与件テーマの取組み方について「企画書」と「見積書」を提出する要求がされる場合が多くあるからです。
この場合は、与件に対してどのようにアプローチしてゆくか?取組み方の方策を含めた「企画提案書」「見積り」の策定に集中して時間がとられます。

コンサルティングの実施段階での特徴的なこととして次のようなことがあります。

≪与件テーマの取組み体制について≫
・行政や大手企業の場合クライアント側にも専任スタッフがアサインされて、彼らと共にプロジェクトを推進することになりますので、必要に応じて協力を得ることが出来ます。
また、コンサルティングの結論に従い与件テーマのプロジェクトをクライアント内部で実行推進するに当り、プロジェクトに参画した彼等を中心に展開がなされますので、コンサルタントはコンサルティング結果を報告書にまとめてしかるべき場で報告会を行い、そのフェーズでコンサルタントの契約は終了という形が多くあります。
・中小企業の場合は、クライアント側に人材・スタッフがいない場合が多く、上記フェーズを経た後、答申内容の実行推進までの牽引車役をコンサルタントが引き受けざるを得ないことが多くあります。

≪契約形態≫
・行政や大手企業では、与件プロジェクト単位での契約で、そのプロジェクトが終了(ほとんど報告会が終了)すれば完了となります。
・中小企業の場合、上記と同じケースもありますが、前述したように答申内容の実施推進役を依頼されることもあり、オプションフェーズとしての契約として併せて契約を行う場合があります。
・中小企業の場合、プロジェクト単位での明確な与件テーマは無いものの、経営者のアドバイサリー及び課題解決のための支援者の立場として依頼を受けることがあり、この場合は月次の顧問料的な性格で報酬を受ける契約となります。

≪仕事の内容≫
・当然のことながら、自分の中核となる専門性を確立しておかなければなりませんが、中小企業の場合その他の経営に係わる与件テーマも出てまいりますので、幅広く対応できるような知識・スキルを身につけておかねばなりません。
・経営環境の変化や経営手法も刻々と変化し続けていますので、時間のある限り自己研鑽に勤めそれらを修得しておかねば良い成果を出せないことはいうまでもありません。
・取り組みにおいては、その時や次回訪問時までに答えやあることを明らかにせざるを得ない場合が出てきますので、場合によっては徹夜で取組まねばならないことが多くあります。従ってコンサルタントは知力・体力・精神力のタフネスさが求められます。

<その他>
日頃の私の思いを述べさせていただきますと・・・・
・コンサルタントは「知識・ノウハウ」を売りにするだけでなく、目の前の課題・問題を抱えたクライアントに対して、コンサルタントである前に「良きカウンセラー」であるべきです。
・コンサルタント一人では解決できないことばかりです、クライアントの人材を活用したり、外部のパートナーの協力を仰いだりして、成果に結びつける「良きコーディネーター」でもあるべきです。
・時には厳しく、時には共に悩み・泣き・喜ぶことが出来る、自分の全人格をぶっつけ真剣勝負が出来る人であることが望まれます。

ご質問への回答は・・・以上のように結構忙しく大変な仕事ですが、関与したクライアントのその後の成果が様変わりするように良くなってゆくことを実感できる喜びも、それを越えるものがあります。

コンサルタントとしての転身が上手くゆくことをお祈り申し上げます。
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コンサルティング・ファームで12年、個人コンサルとして4年の僅かな経験から申しますと、経営コンサルと言いますのはサラリーマン感覚では勤まりにくい職業と言えます。



経営コンサルの多くは「プライド」で仕事をしてまいりますので、「期限内に最上の成果を出したい」または「出すように会社側から求められる」向きがあります。見えない物を売るには相当に自信が持てる成果物まで練り上げる必要があり、これが継続契約の礎となります。
以上が忙しさの原因ではないでしょうか。

但し、専門分野によっては「ノウハウの平準化」ができるものもあり、人事労務などはいくつかのパターンが構築できれば他の企業へも応用が利きやすい、と感じます。

いずれにしても、継続的に経営コンサルを生業とされていくのでしたら「多忙」は避けられません。ご家族の応援(ご理解)も必要と考えます。

なぜなら経済(企業)が変化していく中、指導的立場の経営コンサルが立ち止ってはいられませんので・・・勉強も必要ですし・・・

終わりのない業種ですよね。
ご相談者様のご活躍を祈念いたします。
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私の場合は税理士事務所の職員で、かつコンサルタント会社の職員でもあったので何とも言えませんが、年間の労働時間が1940時間で、残業が2000時間超えてました


もちろん固定給ですので、残業手当何てありませんでした
今は普通の会社の法務担当のサラリーマンです
大相撲が生で見られます
ただ
必死で働いた経験は、無駄にはなっていないような気もします

提案書や報告書を作成する段階になれば、仕事はもう終わったような物です
その前の、姿が見えていない漠然とした時間が恐怖でした
季節変動と言ったような物は特にありませんでしたが、コンサルティングの一環として予算作成と見直しがありますので、年度替わりの3月決算5月申告と、裏年の9月決算11月申告の時は忙しかったような気がします
と言いますか
9月から翌年7月10日までは、息を抜くヒマがありませんでした
10日の厳選納期の特例が済むと、そこからはちょっと余裕があった気がします

もちろん
死ぬほど仕事があるというのは、良い事だと思います
あなたが経営者としてコンサルタントをなさるなら、自分は営業だけしてきて、仕事は社員にさせればいいんです
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本によると確かマッキンゼーにいた大前研一さんは忙しいときは毎晩11時半に家に帰り、毎朝6時半には家を出るという生活が1年続いたそうです。

その間土日も休みなしだったらしいです。
体もおかしくなってきたと言ってました。

仕事内容ですが経営コンサルタントですから顧客に対する具体的なアドバイスを締め切りまでに提案できなければならないので忙しいのだと思います。

また、ほかのコンサル経験者によると、忙しさの特徴はプロジェクト期間中はメチャクチャ忙しく、それが終わると休みが取れるといった感じだそうです。
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