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マイ・フェア・レディを見せられ、
レポート課題が出されました。
もうこの内容で提出済です。
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私はこの映画を観て、階級や女性差別の激しい時代に屈しない女性の強さを感じた。
当時の時代背景、それに対する主人公イライザを初めとするの登場人物について述べていきたい。

まず初めに、時代背景について述べる。
物語当初、きらびやかなドレスやぴしっとしたタキシードで華やかに着飾りパーティーを楽しむ上流者階級の裏側で、汚れた洋服で必死に働く一般市民の姿を写す場面があった。私はこの場面を観て、階級が違うとこうも生活環境に違いが生まれるのかと驚いた。
次にヒギンズについてだ。彼は物語当初、かなり女性を差別的に見ている。「女が割り込むとやりたい事もねじ曲げられる、女に縛られるのは嫌、女が割り込めば男は終わり」と言うような発言(歌)やイライザを賭けという自分の道楽の為だけに扱った事などから感じた。この点をいえば、物語の中で紳士として扱われているピカリング大佐も女性差別をしていると考えられる。
そして私が最も印象に残っているのがこのような階級社会、差別環境の中でイライザが成長していく姿だ。
物語当初は言葉遣いがとても荒く、下品な姿が印象的で、彼女の行動や表情からもヒギンズの指導に対する抗議の感情以外特に読み取る事ができなかった。
しかし「スペインの雨は平野に降る」と言うことができるようになる辺りから、彼女の行動や表情から様々な感情を読み取る事ができるようになった。
特にこの言葉を正しく発音できた直後の彼女の表情や歌う姿からはとても嬉しさが伝わってきて、見ているこちらまで思わず嬉しくなってしまうくらい印象的な場面だった。
また、彼女の変化を客観的に実感できる場面がある。競馬場でのフレディとの再開だ。
お互いに記憶には残っていない様ではあるが、彼は物語冒頭に母親と共に1度彼女と出会っている。その際は彼女には無関心で気にも止めている様子が無かった。それに対し、競馬場では彼女へ興味を持ち、家の前で待ち伏せるほど彼女に惚れ込んでいる。彼の態度の変化を観て、誰が見ても別人に生まれ変わったのだと感じた。
そして、物語当初のガムシャラに怒る姿とは対照的に、社交界デビュー成功の後、ヒギンズ達に放置され切ない表情、役目を終えた自分はどうすれば良いのかと将来を不安に思う悲しげな表情、ヒギンズ達に対する怒りの表情など彼女から読み取る事ができる感情が増えた事から、彼女が精神的に自立した人間に成長した事が感じられた。
物語最後、イライザがヒギンズの元へ帰ってくる事は原作と違い、私自身、恩師の元を巣立ってこそのハッピーエンドだと感じてしまい違和感を覚えたが、
女性差別のある時代だからこそ、ヒギンズの元を去る結末にはならなかったのだと考える。

私は以上の内容から、品格は誰にでもあるもので磨けば光り、階級の高さで品格の有無を語るのは意味が無いと学んだ。
字幕映画を観て、面白い、どうなるのか気になると感じた経験は恥ずかしながらこの映画が初めてだ。
この時代に作られた他の海外作品も観てみようと思う。

A 回答 (1件)

山ほど問題があります。


1.原作に触れていない、原作は非常に深い。
2.さらに原作が底本にしたギリシャ文学の「変身譚」にあるピグマリオンにも触れていない。
3.ピグマリオンシンドロームについても触れられていない、これは教師やコーチが優秀な生徒や選手に恋してしまい、高校教師が教え子と結婚するのもこれ、少年愛になる事も多い。一方逆の立場もあり精神分析では陽性転位と呼ぶ、患者が医師に家父長的信頼を寄せこの場合も結婚になる事もあるが、通常破綻するなぜなら医師は男性、患者は女性、女性は仕事中の精神分析医に惚れ込むが、家庭での男性はしょうも無い愚図で餓鬼。有名な言葉に「召使いにとって英雄はいない」召使いの前の救国の英雄はだらしなく酒浸りで女の尻ばかり追いかける男だ。
4.同時代の作家の中に飛び抜けて有名なのがチャールズ・ディッケンズ、中学生でも山ほど読んでいる、あなたはそれを読んでいないのか?文系としてはお話にならない。ビクトリア朝の暗黒を笑い飛ばすディッケンズの筆致、舌鋒は鋭い。
5.これはビクトリア朝の話し、ファンタジーの名作でミュージカルにもなったメアリー・ポピンズは銀行資本主義・帝国主義を赤裸々に書いている、小学生でも読める。
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