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活性酸素について詳しく知りたいと思っています。
確か強い酸化力を持っているため、体内では有害なんですよね?
その程度の知識しかまだありません。
活性酸素と体の関係や、フリーラジカル、酸素との違いなどについて詳しく知りたいです!
また、参考となるURLも探しています。
少しでもいいので知っている方よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

フリーラジカル(遊離活性基)とは、原子核(+)を中心に廻る電子(-)が、通常、一つの軌道に2個づつ対をなして収容されるのが安定した状態なのに対し、原子の種類によって、一つの軌道上に電子が一個しか存在しないことがあり、このような「不対電子」を持つ原子または分子の事を言います。


不対電子は、その不安定な状態を解消しようと、他の分子から電子を奪い取る力が高まっています。
他から電子を奪う事を「酸化」すると言い、この力が強い事を酸化力が強いと表現します(逆:還元)
フリーラジカルの代表は活性酸素です。
呼吸によって取り込んだ酸素は、エネルギーを産生する過程でスーパーオキシド・ラジカル(SOR)という活性酸素を発生します。
通常、酸素分子は16個の電子の持っていますが、SORは17個の電子を持ち、増えた1個が不対電子となります(フリーラジカル)
SORは体内のスーパーオキシド・ジスムターゼ(=SOD:除去酵素)によって過酸化水素(H2O2)に変わり、H2O2はカタラーゼ(除去酵素)によって排除されます。
しかし、一部の活性酸素は微量元素(鉄・銅イオン等)やスーパーオキシドと反応して、ヒドロキシルラジカル(・OH)を発生します。
・OHも一つの不対電子を持つ上、その酸化力は活性酸素中で最強であり、細胞を構成する全ての物質を例外無く酸化し、障害を起こします。
呼吸により取り入れられた酸素は、約2%が活性酸素になると言われています。
また免疫機構に於いて、白血球が有害な細菌等を除去(殺傷)する過程でも活性酸素が発生します。
活性酸素以外に一酸化窒素も細菌排除の為、白血球やマクロファージ(貪食細胞)由来で産生され、この一酸化窒素と活性酸素が反応して極めて強力なフリーラジカルが生成される事も知られています。
炎症に於けるフリーラジカル生成増加は、癌細胞発生・老化促進の要因となっています。
また、活性酸素・フリーラジカルの発生は、紫外線・排気ガス・たばこ・肉体的及び精神的ストレス・化学合成医薬品・食品添等の、環境・生活習慣等も関連しています。
このような体内外より発生するフリーラジカルの害は、先に挙げた活性酸素の除去酵素(SOD・カタラーゼ等)・抗酸化物質(尿酸・グルタチオン等)・DNA修復酵素…等の防御機能の働きにより、絶えず除去されています。
大体お解り頂けたでしょうか…?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
はい、何となくですが以前より理解できたと思います!!
とても詳しく説明していただき大変参考になりました。
私自身もこれからもっと勉強して知識を蓄えたいと思います!
ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/30 10:29

こんにちは。


私は「活性酸素」という考え方自体支持しませんので、とりあえず私が聞いたことがあり、どういう物を言っているのか理解できた物だけあげてみます。

「活性酸素」というのは、どうやら、単一の化学種、分子、イオン等の物質やその状態ではなく、いくつかの物を総称して呼んでいるようです。
発生期の酸素、酸素ラジカル、過酸化物質、どうしても考えにくいのですが、ペルオキシターゼやスーパーオキシドデスムターゼなどの酵素などを含めて「活性酸素」と呼んでいるような感じです。

そして、「活性酸素」という言葉を使う人によって、この中でも自分の主張する物でない物を否定する、排他的な傾向があるようです。

「有害」とか「健康に悪い」とか言われますが、白血球が黴菌を食べて殺す、免疫の中でも重要な働きである食菌作用では、白血球がエネルギーを使って作る過酸化水素がペルオキシターゼで分解されてできる発生期の酸素や酸素ラジカルによって、有害な細菌やウィルスが殺される事で体が守られています。

ですので、活性酸素なしでは人間は生きてゆけない事になってしまいます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました!
人って活性酸素なしで生きていけないんですね。。。
悪いものだとばかり思っていたので驚きです!!
まだまだ勉強不足なのでもっと勉強します。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/30 10:25

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