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いつもお世話になります。

少し前に節電器の悪徳商法が話題になったことがありました。
その節電器は電圧を下げるものだったと記憶してますが、最近それとは別の方式で低圧電力(200V)の基本料金を下げることができるというセールスがあるようです。
そのようなものを頭から詐欺商品だと決め付けるのは簡単ですが、まずは理論的に可能なことなのかどうかを知りたくて質問させて頂きました。

現在のブレーカーに入っている三相の一次側で測ったところでは1台の機械で90Aの電流でしたが、最大で約150Aの電流が連続で1分以上2分未満で流れると思います。
使用率としては最大で50%ほどになるでしょうか。
現在の契約では24kw、力率90%ですが、これが10kwの契約でブレーカーが落ちずに使えるというのです。
パンフレットでは41kwが17kwにすることができたと書いてあります。
実際に200V150Aの電力を低圧電力10kwで契約できるものかどうか知りたいと思っています。
電気関係に詳しい方、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

契約容量の算定方法は、電力会社によって細部は異なるでしょうが、基本的に 2とおりあります。



【負荷契約】負荷設備を全部拾い上げ、一定の需要率、負荷率を加味した値。
【主開閉器契約】主開閉器の定格電流に相当する電力量。√3×(定格電流)×(200V)÷1,000。

>24kw、力率90%ですが、これが10kwの契約でブレーカーが落ちずに…

理論的には腑に落ちません。
「主開閉器契約」で 10kWとするためには、30Aのブレーカです。
√3×(30A)×(200V)÷1,000=10.4kW (四捨五入して 10kW)
これで考えられることは、

(1) 見かけだけのブレーカで、表示された定格電流で動作しない。
(2) 一時的に 30Aのブレーカを取付、契約を落としたあと、内緒で元に戻す。

>41kwが17kwにすることができたと…

同時に使用することのない機器を、物理的に切替スイッチなどで選択するような方式であれば、負荷数を減らすことはできます。しかしその方式だったのかどうかは分かりません。
#2さんのお礼欄によると、ここを再検討の余地があるかとは思いますが、合法的な契約削減なら、節電器業者でなく、ふだんお付き合いの電気工事業者でできます。

いずれにしても、業者の説明を聞いただけでは分かりにくいと思いますので、
「電力会社に見せても良い技術資料が欲しい。」
と言ってみてください。

以前の、電圧を下げる節電器のころ、私のところにも売り込みに来ました。持参のファイルを広げて説明するだけでしたので、上のように言ったところ、
「後日お届けします。」
と言ったきり、なしのつぶてでした。
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この回答へのお礼

mak0chanさん、詳しい検証ありがとうございました。
実際には現在の契約でも200Aのブレーカが落ちてしまうことが度々あります。
瞬時に大きな電流が流れる機械(具体的にはTIG溶接機)なのですが漏電を感知して落ちてるのかもしれません。
いずれにしてもアークを飛ばした瞬間に落ちます。
万が一そのような機器を取り付けた場合にブレーカが落ち続けて仕事にならないと困るので質問させてもらったわけなんです。
やっぱり機械の使用率とかが変わらないのに半分以下になるなんて不自然ですよね(笑)
41kwが17kwになるのは元々同時に設備を使ってない場合だと思います。
現在でもギリギリの状態で効果を発揮するとは思えませんし、パンフレットに書いてあった節電の原理もセールスマンの説明も曖昧なものだったので99%疑ってはいましたが、1%の可能性に賭けてみたんです(笑)
納得のいく説明と撃退法まで伝授して頂いてありがとうございました!m(_ _)m

お礼日時:2004/09/28 21:59

もしそんなことが可能なのだったら、「なぜ大手電気機器メーカが参入してこないの?」とか思いません?


確実に大ヒット商品ですけど・・・。
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この回答へのお礼

rmz1002さん、ご解答ありがとうございます。
もちろんそう思いますし、僕も理科系だったのでこういうものを盲信するなんてことは無いんです。
ただ私の住む地方では1kwあたり1055円の基本料金なので25320円(税別)になります。
それに対して使用電力料金は1ヶ月に1000円前後なんです。
使用電力料金は変わらなくても契約ワット数が少しでも下がればメリットが大きいのです。
なので具体的な数値、計算で可能かどうか検証して頂きたいと思って相談させてもらいました。
でも普通はそう思いますよね(笑)
ありがとうございました^^

お礼日時:2004/09/28 21:22

そんなうまい話はありませんよ。

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この回答へのお礼

silpheed7さん、早速ありがとうございます。
そうは思うんですが、物理的に可能かどうか理論的に納得したかったので質問させてもらったわけです。
まぁ、たいていの人はマユツバだと思うでしょうね(笑)
ただ夏季の最大電力消費量を抑えたい電力会社は使用電力を抑える節電は推奨しても、契約料だけが下がるシステムを存在したとしても推奨するはずがないので、そういう意味で可能性があるかも・・と思ったわけです。
改めて「あるはずのないウマイ話」と感じられるという事を確認できました^^
ありがとうございました!

お礼日時:2004/09/28 21:02

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