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日本の男女差別について

先日、英語の勉強のため、海外に短期留学し、語学学校のテーマとして、男女差別があがりました。日本のジェンダーフリーが最下位付近という調査結果の奴です。

現地の先生や別の国の生徒と議論するのですが、皆さん、日本は男女差別が酷いと言う印象を持っているようで、さんざんな意見を言ってきました。

反論を試みましたが、日本の状況をうまく伝えられず、日本がダメみたいなイメージのまま終わってしまい。悔しい思いをしました。

反論として、日本女性は外国ほど地位が低いわけでなく、家庭などで力を持っている。
働かないのは、働かなくても良いほど収入があるから。
管理職にならないのは、ほとんどの人が興味がないから。ほとんどの人はファッションやカワイイものが好きだから、そういった職業に就くと、接客がメインで上に行けないから。

※とはいえ、日本経済が衰退しているから、個人的には女性にはもっと働いてほしいし、日本政府もそのように考えている。と注釈しました。

上記の意見を言っても、なんでそんな選択をするのか理解できない。男性が女性を下に思っているだけなんじゃないか?という流れでした。

このような経験をされた方は、どのように海外の方に、日本の状況を誤解なく伝えるているのでしょうか?

できれば、具体例と共に教えていただけると助かります。

A 回答 (7件)

一番最初に話すべきなのは「家計費の話」です。



欧米をはじめとしたほとんどの国では「男性が家計を管理するのが基本」なのですが、日本と一部のアジア国だけは「女性が管理するのが主流」です。特に日本は「結婚したら夫は無条件で妻に給料を全額渡す。特に専業主婦なら夫の給料を管理し、小遣いしか渡さない権限がある」ということを話してください。

それが日本女性の権限の源です。

この権限があるから「家庭などで権限を持っている」ということになるし「働かなくても(夫の給料で)良い暮らしができるから」であり「管理職」を含めて「社会に出て社会を動かす仕事」に興味を持たないのです。

欧米の基本もすこし書いておきます。

欧米の基本は「女性も男性と同等」です。そもそも19世紀まで欧米女性には財産権などがなく、家計管理も夫の仕事でしたから「女は男(父や夫)の保護の元で暮らしていた」のです。自分で仕事をしても小遣い程度はともかく、自分の給料を財産として貯めることすらできなかったのです。

ですから19世紀までの欧米女性には「自立」というのが非常に難しく、子供の時は父親の保護下、結婚すれば夫の保護下、夫と死別すれば息子の保護下、息子が居なければ親戚の男性が遺産管理をしてその保護下に置かれる、という感じでした(時期や国によって多少は異なります)
ですから19世紀までの女性には「結婚して家事・育児をして夫の従って生きる」しか方法はなかったのです。

これが変わったのが第一次世界大戦の頃で、戦争に男性が駆り出され、国内が人手不足になったため、女性たちが男性の仕事だったものに従事するようになりました。その結果「女性でも男性と同等に仕事ができる」という感触を経て、女性たちは徐々に「私たちも男性と同等に仕事ができる。だから仕事をして自立できるようにしろ」と要求したのです。これが女性解放運動でなにから「解放」されたかというと「男性の庇護」からであり、自分が自立して自分の意思で生きることができるようになった、ということです。

自分の意思で生きることを重要視するなら、社会に与える影響も重視せざるを得ません。政治家や企業経営者が男性ばかりなら、男性に有利な「生き方」「社会構造」になってしまうので、女性自身も政治家や企業経営者にならなければならない、というのが欧米の女性解放運動の基本なのです。

日本は違います。
日本の場合、平安時代には男性と同等の財産権や相続権がありました。昔から「女性が自立して仕事を行い、自分の選択で生きていくこと」は可能だったのです。

また、相続などに関しても商家などなら娘が相続して婿を取る、と言うことも一般的でした。日本では「婿いびり」がありましたが、男性しか相続権のない欧米では「婿いびり」はありえなかったのです。

日本は昔から社会における役割を男女で分けていました。男性は「外向き」の担当で、仕事や戦争などに参加していましたが、女性は「家庭の権限」を持ち昔から家計管理や家事を取り仕切っていたのです。また財産権的には、江戸時代まで夫婦の財産は別でしたし、持参金という結婚時に持ってきたお金は離婚する時には変えす義務もあるぐらい、男女の財産は別でしかも同等だったのです。

これは日本全国全く同じで、有名な大奥ですら「女性が会計管理」していたのです。古今東西のハーレムで「ハーレムの女性たち自身が運営の会計管理していた」のは日本の大奥ぐらいだと思います。


これらの基本となることが「日本では女性が家計を管理する権利をもつ」ということです。これにより「西洋基準ではランクが低いが、実際の日本女性には相当な権限があり自由だ」ということです。

世界でほぼ唯一、日本だけ女性の「生活満足度」が男性のそれを上回り「次の人生で男女どちらに生まれたいか」という質問で「女性」と答える女性が多いのも日本の特徴です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

歴史的観点から説明していただき、私が1番望む答えでした。
私の理解としては、下記で今後回答していこうと思います。

日本は1000年以上前から、母親が強い力を持っており、家族単位は女性に最大の権限があるのが、日本の伝統である。

一方、西洋や諸外国は父親が最大の権限を持つ歴史である。

日本は伝統的に女性が強い力を持つが、政治的、国力増強のために、中国や欧米の技術や文化を取り入れ、今日の表面上は男性優位、実質は女性優位の価値観になった。

日本女性の収入が少ないのは、戦後 欧米の専業主婦の文化が輸入され、憧れになり、一方で経済成長により、女性が働かなくても生活できるようになり、専業主婦が定着し、税制面でも優遇されることになった。

定着後に、欧米がジェンダーフリーを叫び出したため、元々欧米文化を真似したのに何故かバッシングされるという変な構図になっている。

現在、日本は高齢化により、経済力が落ち、男性が昔の1.5倍働いても、国を支えられなくなっている。
経済的な側面から、女性が働くことが必須であるが、女性が働かない期間が50年以上あったため、なかなか進まないのが現状である。

以上のような状況であるため、日本女性は経済的に不都合があるわけではない。むしろ、旦那の給料は全て妻が管理するのが、普通であり、真にジェンダーフリーを望んでいるのは、日本男性である。

お礼日時:2018/02/04 01:56

米国在住です。

正直なところ、現在の日本の状況は、ニュースでしかわかりません。しかし、日本で大学まで出たため、質問を受けることも、まま、あります。そういった場合の回答です。

世界的な傾向として、夫婦共働きでなければ、複数の子供たちを大学まで無事に出すことは、難しくなっている。ましてや、余暇を楽しむ生活などは、不可能でである。日本は、少子化という問題も抱えているので、女性の潜在労働力を伸ばすような、政府の取り組みがなければ、労働力として、海外からの移民に依存するしかない状況のように見える。

しかしながら、結婚後の子持ちの女性が、安心して外で働ける環境が、整っていない。政府は、税制を改革し、市町村は、保育所の整備に取り組むことが必要。女性としては、結婚後の、働きながらの、家事と子育てを考えると、結婚する気にならない。結婚をしない男女の数が増え、少子化がますます加速してゆく。その、悪循環を断ち切るには、まず、第一に、女性が自覚を持たなくてはならない。

と、まぁ、こんなふうに言うと、納得していただけます。

最後に一つ、”可愛くて従順な女性”が好きなのは、日本の男性であって、その期待に応えようと、”可愛くふるまっている女性”も、多いと思いますよ。

ご期待に添う回答でなくて、申し訳ありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

世界的な傾向として、夫婦共働きでなければ、
という部分に興味が湧きました。

日本人的な感覚でいえば、欧米は女性が働きたいから働いていただけで、経済的に厳しいから働くわけではない。というのが、以前までの考えだったので。


日本人が結婚しない理由は当人である日本人もよくわかっていませんが、経済的に豊かになった際に、各種メディアの甘言で色々と堕落しすぎて、中間から下位の人間が努力や純真さ、欧米的に言えば宗教的な柱をなくしたせいかと思います。

真面目でまともな人は、サッサと結婚し子供を2,3人作りますが、好きなことや恋愛だけして遊んできて、メンタルおかしくなった人は結婚以前に他人と一緒に生活ができません。

なので、今さら環境を整えた所で焼け石に水なので、移民受け入れが確実でしょう。

また、経済的な理由から女性が働くことが、マストですが、そうなると以前のように、能力のない女性は可愛いからで結婚できなくなり、高収入同士、低収入同士が結婚、経済格差が大きくなることが予想されます。

最後に 日本人は男女関係なく、可愛いものが好きであり、日本人男性は、妻には 可愛くて賢い女性 を求めていますよ。

従順な女性を求めているのは欧米男性だと今回、感じました。
日本女性が従順という触れ込みも欧米が発端みたいですし。※忍者と同じですね。

やや、喧嘩腰になりすいません。

お礼日時:2018/02/04 02:33

確かにね、税制上でのデメリットの関係で、働き過ぎは損をするみたいな処がありますからね。


年金でも女性の方が優遇されてますよね、海外では考えられないシステムなんでしょう。
月給だって言ったら、お前の会社は凄いなって言ってたから、みんな週給らしいから。
余程のエリートでも、段ボール箱で追い出されますからね、そっちの方がどうかと思いますけど。
あとは年俸制ですけど、1年契約で中途解雇も有りますから酷いもんです。
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日本女性は名を捨て、実を取っているのです。



夫などは稼ぎの総てを没収され、その中から
わずかな小遣いを与えられているだけです。

専業主婦の実労働時間は2,5~4Hです。
(テレ朝、TBS調べ)

それに比して、夫は毎日10時間も
働いています。
主婦の過労死など聞いたこともありません。

そもそもですが、ジェンダーフリーという考え方
が間違っているのです。

生命体の本質は、子孫を残すことにあります。
健全な子孫を育てるところに、ひととしての
本質があるのです。

それなのに、専業主婦は金を稼がないから
劣位にある、と考えるのが間違いです。

金銭万能主義に汚染されているだけです。

専業主婦は、家庭を憩いの場、一家団欒の場
にしてくれる、優れた制度です。

だから、日本は犯罪が少ないのです。




働かないのは、働かなくても良いほど収入があるから。
管理職にならないのは、ほとんどの人が興味がないから。
   ↑
仕事というものは、子孫を残す、健全な子を育てる
ためにやるものです。
それなのに、仕事をしない主婦をお荷物扱いするのは
主客転倒です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

生命の本質は子孫を残すこと、その通りだと思います。


海外はシャレにならない差別があるので女性が強くなった経緯があるのでしょうが、
日本の場合は、もともと平安時代から女性というか母親の地位が他国より高いため、仕事と家庭の分業制でも、どちらが上下みたいな意識があまりないように思えます。
※ダメダメな男女は除く

日本の場合は、90年代から人口減少で不景気になるが、対策として、男性の仕事量を1.5倍にして、女性の専業主婦としての権利を守っていたのではないかと思います。
しかしながら、すでに限界がきており、女性も働かないと、老人や子孫を守ることができない。
20年間で日本人男性の仕事量は世界でもトップになり、他国の人が日本人男性を見ると、何故そんなに働くのか理解できないようです。

そんな高負荷な環境に、いきなりガールでプリンセスな女性が入社しても、電通のような結果になるのかもしれません。

日本人男性の負荷を少しずつ下げて、女性のガールズ文化をなくすのが長期的には有効なのかもしれませんね。

お礼日時:2018/01/29 20:26

日本の社会では女性を大切にしているし、女性を保護する法律も沢山あります。


日本の奥様は大蔵大臣と呼ばれ、経済的は絶対的権限を持っております。
子供を育てるときは母親の権限で教育でき愛情を独り占めにできます、だから日本の子供は母親が大好きで母親の味方です。
父親は怖い存在であるべきで子供が言う事を聞かない時は、お父さんに相談しますよと言えば子供は言う事を聞きます。
昔から父親は絶対賢者ではありますが、誰よりも家族を愛し家族を守る責任があるのです。
母親はそんな父親を愛して子供を愛して幸せになって行くのです、しかし子供の事とは別に仕事がしたかったり趣味が有れば自由です。
女性も役職に就きたいとか、仕事に没頭したいとかそれは本人の自由ですが結婚しづらいのは確かですね。
転勤が有ったり、労働時間の問題とか通勤時間とか弊害が有るからです。
男性もそれは同じで結婚の妨げになっています、この頃な若者の結婚できない人が多いのもそんな原因があるのかもしれません。
日本の女性は他の国より優遇されており、家庭に入ると絶対権力を持ちますから男性より地位は高いのかもしれません、って思わせて仲良くする日本独特の曖昧さも有ります。
何方が手のひらで転がされるかが、その夫婦の力関係になって行くのですね。
男女平等ではあるけれど、男は女を護り女は着いて行くというのが理想と言えば理想です。
それは能力の差も有りますから、各国共通で様々な生き様があるのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

男女平等ではあるが、男女ともに同じような割合で仕事や家事を分担する必要があるのか?
ということですよね。

そもそも、日本人の体感としては、皆さんそこまで不満がないのに、女性は不満があるとみなされており、改善すべきという流れに疑問があります。知り合いの女性もバリキャリは1割くらいで、その他は結婚して子供作る方が重要だけど、できれば仕事も続けたい、というスタンスです。

ただ、海外の人たちがそのように感じるのは、シャレにならないくらい、男女差別と人種差別があるため、日本も同様だと考えているように思えます。
給与のテーマでは、同一労働でも黒人、アジア人、メキシカンだから、給与が1/3なのが普通のようです。また、女性だと日本だと考えられないセクハラや暴言、給与も7割程度しか貰えないようです。

日本は女性のパートで労働時間が短いのと、扶養控除の100万円縛り、働かない方が得な税制、法律だと言うことを、まず話すべきだったかなと思いました。

お礼日時:2018/01/29 20:02

正直に、日本の女性は他国の女性に比べて、「自分は傷つかないで権利だけを欲する卑怯者ばかりだから」、地位が低下している。

男女格差が低い国々の女性達は、暴力を振るわれたり、殺されたり、といった犠牲を払ってでも、何度も声を上げて、必死に解放運動を試みて、勝ち取った物である。しかし、日本では犠牲を払うどころか、恐怖を感じれば同じ女性の権利を守らずに、男に媚を売って女性を非難する始末である。

義務を果たさず、権利を勝ち取るための運動も行なわない、そのような人間をどうやって対等に見れるのでしょうか?。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
現実にすべて日本女性がダメかというとそんなことはないと思います。
しかしながら、海外の女性のように建設的な意見を言わないのはその通りだと思います。思っていても言えない人が多数なのかもしれませんが。

海外には日本女性のような「カワイイ」人が、全くいないのが、理解を妨げているのかもしれません。
日本女性のメンタルと外見は、海外だと10代前半相当なので、日本にはガールしかいないというのが伝わらない。
海外はガールのままでは、生きていけないから、理解できないのだと思います。

ここまでくると、文化としか言いようがないのですが、それが伝わりません。

ちなみに先生は女性なので、そんなことは言えません。

お礼日時:2018/01/29 14:21

日本人は男性でも働きたくないと思って働いている。


でも日本では男性は働かないと認められない。
男女差別はあるが女尊男卑だ。
私は女性で生まれたかった。

と逆の極論を言えばいいのでは

もしくは、レイプ率は日本が一番低いんだよ!
レイプ無くしてから言えやwと一蹴するとか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。たしかに、男性側のデメリットは抜けていました。日本では、なにかと男性より女性の方が選択肢が多いですし、私も安全な社会なら女性の方が楽しいだろうなと、思います。
ただ、何故そんな社会になったかと言われれば回答できないので、海外の人には実感できないようなのです。

お礼日時:2018/01/29 14:07

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