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東北に比較的規模の大きい工業地域がないのはなぜなのでしょうか?
仙台近辺にすらあまりありませんよね?
いわきはほぼ茨城ですし

質問者からの補足コメント

  • 比較的規模の大きいとは最低北陸工業地域レベルです

    北陸工業地域が成立して、寒冷地、大都市から遠いといったほぼ同条件にも関わらず東北工業地域が成立しなかった理由が気になります

      補足日時:2018/04/21 10:09

A 回答 (7件)

明治維新の時点で出遅れた。


新政府が薩長土肥ですから、自然と九州や中国地方重視。
輸出入を考えても、古くは、長崎。幕末からは横浜や神戸、その近辺が有利なので。
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北陸工業地域は石川県から新潟県まで比較的広い地域にまたがっています。

そして東北には大きな工業地帯がないのに北海道には北海道工業地域と呼ばれるものがあります。

この差はなにか、というとひとつは他の方も書かれるように「日本海側の特に新潟から石川県までは昔から人口が多かったから」なのと、北陸には昔は炭鉱があり、さらに新潟付近では原油も取れたので、当時としては人口に応じた需要分の工業地帯を作れた、ということでしょう。

同様に北海道も夕張の石炭を使った室蘭の鉄鋼業などほとんどの工業地区が太平洋側に面しています。

それに対して東北は中央に奥羽山脈が走っているため、日本海側と太平洋側が分断されていて、いずれも明治以前の人口は新潟以西よりも少なかったといえます。これは寒冷でコメの収穫量が劣ったからです。

そのため購買力もおとり、特に太平洋側は江戸時代から樽廻船で江戸の経済圏に含まれていました。つまり工業化後も関東で作られる工業製品で十分需要が賄えた、といえます。日本海側は北陸工業地帯からの商品で供給が十分であったでしょうから、人口が少ないところに工業地帯を作っても利益が少ない、ということでしょう。

また戦後の発展期にはコンビナートが太平洋側にたくさん作られましたが、東北はこの流れにも置いて行かれました。
唯一の例外は釜石で、これは元々釜石で鉄鉱石がとれたことと、江戸末期に高炉開発に成功したことから官営の製鉄所が作られたことによります。

しかし、釜石付近を含めて、リアス式海岸の岩手県は大型コンビナートに必要な港を作るのが難しい為、大きな広がりにはならなかったといえます。

また宮城県から茨城県までは地形が平坦で「灘」とよばれるように、港をつくる条件がほとんどなく、結局コンビナートが作られたのは、茨城県の日立と鹿島周辺だけです。これは関東の需要と、いわき市周辺の石炭を利用しつつ、人口が多いところが必要だったからでしょう。

様々な条件が重なって『東北には重工業地帯がない」といえるのだと思います。
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再投稿です。


詳しい事は分からないですが、北陸地方は昔は人口が多かったらしいです。確か江戸時代か明治頃までは全体的には太平洋側より日本海側の方が人口密度が高かったらしいですよ、太平洋側には江戸、名古屋、大阪などの大都市が有りましたが…北陸は関西や名古屋辺りからは比較的近いです。ある製品に特化した職人的な手工業が昔から有る地域ですのでそこから発展したのかも知れません。
私の想像ですが。
地勢的にも条件が良かったのかも、工業用水とか原料とか…雪は多いですが。
東北は地域的に広いです。昔からの人口の集中地域は仙台辺りに成ると思いますが、その頃は今の人口とは比較に成らないと思います。
新潟も含め穀倉地帯でも有ってそちらに力を入れたのかもです。これは他の農業地域でも言えることです。
やはり1番は明治政府とかの方針だったのでしょう。
後、大事な要素がもう1つ、原料輸入など、貿易のための大型船が入れるしっかりした大きな港湾が必要で、それを守れる地形の大きな内湾が必要だったのだと思います。東京、名古屋、、瀬戸内などは大都市(働き手も多い)と共にそれに適していた事でしょう。
工業地域はこれだけでまかなえたのだと思います。
全体的に見てそんな印象ですが、全くの素人、個人的見解ですので見当違いが有りましたらご容赦ください。
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現在も大規模な工業地帯、工業地域は明治時代、太平洋ベルト地帯と呼ばれる地域に物資の移動の潤滑を促進するために鉄道が敷かれ、日本の工業生産能率活性のため計画的に工業地域を作りました。



京浜工業地帯(主に東京、神奈川、千葉、)
中京工業地帯(主に愛知、三重)
阪神工業地帯(主に大阪、兵庫)
瀬戸内工業地域(瀬戸内周辺)
北九州工業地域(主に福岡北九州市、山口下関等)です。

それが現在も引き継がれその地域に人口も昔から集中してしまいました。
なので、どうしても他の地域はそれを得意とする地場産業的な小規模な工業にとどまってしまいます。
北陸地方はベルト地帯から外れてますが、地場工業を中心に盛んな地域ですね。
あとは地方都市に根拠地のある大企業も都市によっては有りますが…

鉄道網も道路も航空もあの時代に比べれば全国的に遥かに良くなっているので、地方都市活性のためにも将来の工業地域は人口と共にもっと計画的に分散されても良いと思います、工夫次第で実現可能だと思います。


今は鉄道網も
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・交通の便が悪い


・消費地から遠い
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「比較的規模の大きい」の基準値とか定義は?

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東北の安くて広い土地を取れる地区は、降雪でコストがかかるからではないですか?


仙台もそんなに降らないとはいえ寒冷地ですし。

大工場をどこに置くか、という立地で考えると
コストの安さ、水が豊富、物流のルートや距離が有利、となるでしょうから。

工員寮や正社員の手当てなども暖房燃料費とか寒冷地手当てなど
たとえば東海に工場置くより嵩みますし
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