プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 7才の息子なのですが、以前より風邪をひき易く、熱をだし、鼻づまりがあったので耳鼻科へ行ったところアレルギー性鼻炎と診断され、症状が治まっていてもポララミンを朝晩欠かさず飲むように言われました。、子供に毎日薬を飲ませるのは心配だったのですが、先生の話では、月に1度高熱をだしたり、扁桃腺が腫れたりするのは、アレルギー性鼻炎で鼻が詰まり、口呼吸をしているせいで、喉に菌がつき、熱を出すのですよ。といわれて、まさに家の子に当てはまっていると思い、1年くらいその耳鼻科に通い365日ポララミンを処方されました。飲んでる時は、偶然かどうか分かりませんが,熱を出すことが無かったのですが、このままずっと薬を続けなければいけないといわれるので、さすがに不安になり、他の耳鼻科へ連れて行きました。確かにひどいアレルギーで検査の結果もアレルギーの数値がどれもこれも高いものでした。そこの先生にはかなりひどいアレルギーなので減感作療法をすすめられましたが、それも何年も注射を打って,効果は70%ということでためらっています。他の先生に見てもらったら、ポララミンを夜だけとか少しずつ減らして見ましょうといわれ、飲まなくなり、耳鼻科にも通わなくなってしまったのですが、そうしましたら、1年間なかった扁桃腺炎になったり、アレルギー性の結膜炎になったり、ヘルパンギーナにかかったり、1ヶ月間ずっと熱が出ているかのようになってしまいました。今まで薬で押さえていたのが、ひどくなって出てしまったのでしょうか?このままずーっとポララミンをのんでアレルギーを押さえた方がいいのでしょうか?

A 回答 (3件)

アレルギー性鼻炎は、1型アレルギーといわれIgE抗体と肥満細胞により引き起こされる症状ですが、これは気管支喘息などと同じように慢性炎症というかたちで理解されるようになっており、炎症が慢性化すると難治化する傾向があります。


季節性のものはスギ花粉などに代表される花粉症ですが、小児の場合はハウスダストやダニを抗原とする、通年性のアレルギー性鼻炎であることが多いのです。

治療として最も大切なのは抗原を除去(生活環境からハウスダストやダニの温床となる絨毯やぬいぐるみなどを遠ざけたり、布団を乾燥させたり室内の湿度が上がらないようにするなど)することです。
次に薬物療法ですが、これには抗ヒスタミン作用を持った薬剤(ポララミンもこの系統のの薬です。)とヒスタミンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制する薬剤があります。鼻水タイプでは、抗ヒスタミン剤(多種類あります)、鼻づまりタイプでは遊離抑制剤(インタールとかリザベンなど)がよいといわれています。

減感作療法ですが、アレルギー性鼻炎の場合は、喘息に比べると効果が高く出ます。
1997年のWHOの見解では、適応は
1、有効性と安全性が明記されたアレルゲンに起因する鼻炎
2、抗原除去が完全にできない患者
3、薬物療法が比較的長期間毎日必要な患者
とされています。
減感作療法は、抗原が明らかであり、長期治療ができる場合には考えても良いと思いますが、あくまで抗原の除去、回避ということが基本であって、鼻アレルギー診療ガイドラインの中では、除去可能な抗原は基本的に対象にしないと述べられています。
抗原の回避が難しく、長期的に薬剤の減量ができないときは、減感作療法もお考えになったらいかがでしょうか。
    • good
    • 5
この回答へのお礼

詳しいご回答ありがとうございました。
 息子の場合、ダニ、ハウスダスト、杉花粉,ヒノキ花粉、犬・猫のふけ、がかなり高かったので抗原の回避は難しいといわれました。
 鼻炎の場合、減感作療法の効果が高いのは知りませんでした。薬物療法で小さいうちからずっと薬を飲ませたり、減感作療法をした場合、副作用の心配は無いのでしょうか?
 民間療法も良いと聞くといろいろと試したのですが効果はないようでした。薬に頼るしかないのでしょうか・・・・。
 時間があったらまた教えてください。

お礼日時:2001/07/18 20:26

子供の頃からアレルギーでそのまま大人になった人より。


素人ですが、書いてみます。
私も子供の頃は風邪、鼻水、鼻詰まり、中耳炎がひどく、夜寝ている時も、鼻詰まり対策のために、子供なりに、寝る時に体の向きをいろいろ変えてみたり工夫していました。
アレルギーには、命にかかわるものと、命に別状ないものがあり、全然性質が違うものです。
命にかかわるものは、そばアレルギーなどの食物アレルギーで、食べた瞬間にむせこんで窒息の危険があるものです。そういうものは、「直ちに」「明らかにアブナイ症状」が出るのでわかると思います。ぜんそくも、「見るからにアブナイくらいの発作」なら、薬が必要です。このアレルギーは、深刻です。アレルゲンを1滴、1粒でも体に入れないほうが良いので、学校や周りの人にも、気をつけてもらうように注意を徹底します。
以上のような劇的な症状がなければ、命に別状ないアレルギーです。
このアレルギーは、アレルゲンの量がある程度以上になって初めて、アレルギーを起こします。「ダニ、ハウスダスト、杉花粉,ヒノキ花粉、犬・猫のふけ」など、試験で反応があったとしても、普通の生活で、試験のエキス?のような高濃度に出会う確率は少なく、特に掃除を丁寧にしなくても、まず問題になりません。
あせらず様子を見てはいかがでしょう。もちろん、熱が出たりのどが腫れたら、病院に行って、その都度、対症療法をするということで。
アレルギー体質は遺伝的なもので、一生、治らないし、体質改善というのも、ほとんど期待できまん。
しかし子供のうちは過剰に反応していても、普通に生活していれば、大人になると、鈍感になることがあります。
アレルギー体質というのは、ほうっておくとどこか内臓が弱るとか、何かが悪化するとか、そういう病気ではないので、要は、子供さんが苦しかったりさえしなければ、一生アレルギー体質でもいいわけです。
逆に、体調がすぐにアレルギーの出方に影響するので、一病息災になって、胃腸などにストレスがいく前に、ストレスに気づくことができて、健康になれたりするかもしれません(私はそうです)。
私の経験では、子供が嫌がる素材や食べ物を無理じいしないのが理想な気がします。ウールの服を着させられてかゆみに耐えたのはつらかった。もしそこで、かゆいのはあなたのアレルギー体質が悪いのだから、かゆみ止めの薬を飲みなさい、なんて言われたらもっとつらかったかもしれません。格好つけてウールを着たりしなければ、全てOKですよね。よそのうちと多少違っても、子供中心の環境を作ってあげればいいです。私の幼少時はアレルギーが問題になる時代ではなかったので、単なる気難しくて風邪を引きやすい子、で済まされていました。
1年中、アレルギー体質をマイナスに考えて過ごすよりは、炎症がおこったらそのときに、さっさと病院にいって治す、という心構えで、良いように思います。

昔の子供はみな青っ鼻たらしていた、そういう子は丈夫だった、と言われたりします。もしかして、小さい時に鼻水がよく出た子のほうが、昔風の子供で、環境に対して強いかもしれず(免疫反応がよく出ているということですから)、丈夫に育つかもしれませんよ。私は鼻炎と中耳炎以外は病気知らずで、そういうタイプじゃないかと自負しています。

子供さんが熱を出しているときなど心配でつらいでしょうが、成長するほど軽くなっていくはずで、未来は明るいので、がんばってください。
    • good
    • 12
この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございました。
 子供の頃からアレルギーで元気に生活されているというお話を聞いて,心強く思いました。
 息子の場合、アレルギーが原因といわれる病気に本当にかかりやすいので心配しているのですが、その度に学校も1週間くらい休むことになってしまいますし、1か月に1度くらいのペースなんものですから・・・。
 成長につれて、症状が軽くなるということもあるのですね。それまでは体を鍛えて、環境を整えるように頑張ります。
 

お礼日時:2001/07/21 20:07

補足いたします。


抗ヒスタミン剤の副作用として、眠気、胃腸障害、口渇、めまい、頭痛などがあります。第一世代、第二世代に分けられますが(ポララミンは第一世代)第二世代の薬剤(たくさんありますが、ザジテン、アレジオン、ダレン、ジルテックなど)のほうが副作用の発現は少なくなっています。
もちろん内服ステロイド薬に比べれば使用しやすいといえます。
抗ヒスタミン剤の副作用が気になるなら、全身性の副作用がほとんどない局所ステロイド(ベコナーゼ、シナクリンなど)を、症状増悪時に使用するという方法もあると思います。

減感作療法のほうは、ごくまれに全身性の強い副作用が出ることがあり、これが広く普及しない原因の一つともいわれています。ただ、実際の頻度からいえば適正な現感作療法の副作用は少ないといえます。
    • good
    • 6
この回答へのお礼

副作用についてご回答ありがとうございました。大変よく分かりました。ポララミンを飲んでいた時は、確かに眠気があったようで、夜飲むと朝起きれずにいたり、朝飲むとボーっとしたりしていました。ポララミンの分類のが副作用があるのですね。知りませんでした。一番副作用の少ない薬といわれていたのですが・・・。
 専門的なことを教えて頂いき勉強になりました。

お礼日時:2001/07/21 19:52

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!