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 哲学とか心理学に興味があるので、その手の本は沢山持っていますが、学び方が良く分かりません。大学で学ぶ人間はどのように学んでいるんでしょうか?普通は何からはじめればよいのでしょうか?

 知人が哲学の大学(通信制)に7年行っているので、話しを聞いたら"最初から学ばないと今の哲学が分からない"と言われました。哲学が発展してきた歴史をすべて頭の中に網羅していけということでしょうか?
 2チャンネルなどの哲学の掲示板に行っても、わけのわかない論争を繰り広げられていて…哲学書を読んだことの自慢みたいのが飛び交っていますが、たとえば私の質問を見てくれた、哲学者(?)の貴方は、哲学の書をやっぱり沢山読んでいるんですか?

 私は文章を書くのが好きなので、哲学的な考え方ができれば創作に役に立ちそうだなと思って、哲学を意識しておりますが、これまでの哲学を振り返っていたら、仕事も手につかなくなり、寿命が来てしまいそうです。
 また、生半可な知識だと訓話にもならず、似非哲学になってしまいます。哲学が何も見えないんですけど、何をしたらいいと思いますか?アドバイスをお願いします。

A 回答 (3件)

大学で哲学を学ぶ人間は


先哲の思考の跡を辿りながら自己の思考を鍛えるわけですが,
当然のことながら哲学書は原著で読みます。
アリストテレスを読むなら古代ギリシア語,
ナーガセーナならパーリ語,フッサールならドイツ語です。
しかも,ひとくちに原著と言っても
版による違いや編集者による違いがあったり,
ときには偽書なんてものもあるので,
テキスト・クリティーク(文献批判)と呼ばれる手続きを踏むことが要求されます。

一方,大学で心理学を学ぶ人間は
実験,観察,調査,面接といった実証的研究法を叩き込まれます。
データ解析のために統計学や情報処理の知識も必須です。
心理学は実証科学として哲学から分離独立した学問ですので当然のことです。
思弁的論考だけの卒論では卒業させてもらえません。

哲学や心理学で飯を喰おうというのであれば
上記のようなトレーニングが要求されますが,
そうでないのなら
まずは哲学史や心理学史の流れを頭に入れることから始められてはいかがでしょう。
独学者にありがちな独善的な思い込みに陥らないためにも,
学問の歴史的全体を俯瞰して
大まかな見取り図を頭の中に描いておくことは大切だと思います。

手ごろなものとして,こんな本はどうですか。

池田晶子(著)
『考える人―口伝西洋哲学史』 中公文庫

木田元(著)
『反哲学史』 講談社学術文庫
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この回答へのお礼

>まずは哲学史や心理学史の流れを頭に入れることから始められてはいかがでしょう。

哲学の入門書の構成はこうなっていますので、もうすこし読んで歴史を振り返ってみてます。なんか、すごい世界ですね。論争してる掲示板で、"お前は原文読んだのかよ?"という脅し文句言われて読んでなかったら終わりの世界ですねw

お礼日時:2004/10/26 01:18

本をたくさん読んでいらしてある程度知識があるのならば、実生活で試してみるのはどうでしょう。


これ系の実験ほどスリリングなことはないですよ!

仕事クビになろうが、友達なくそうが、最愛の恋人にサヨナラされようが、おかまいなしっ!(^-^)
そんなもんは、しょせん価値の低いことですから。

そしたら実体験も同時に得られますから、より創作に役立つんじゃないでしょうか。
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この回答へのお礼

(´川`;)…最近、異邦人という本を読みました。

食っていけなきゃ芸術家もなりたたないです…
でも、一人ものでこのまま稼いでいって、
金をためて、何かに賭けてみるのもいいかもしれません。

お礼日時:2004/10/31 00:22

心理学は No1. の方に同意。


ちゃんと「方法論」を学べるような環境や書籍を探しましょう。
まあ、質問の中心が、哲学なので、哲学を中心に回答します。

で、哲学を素人が(おそらく「個人的に」と質問されているのはそういう意味でしょう?)学ぶのには、
問題意識がすごく重要ですね。
サロンの知識としての哲学っていうのは、今日不毛だと思います。

なので、まずは、テーマ、論じたいことをはっきりさせて、それから文献などを検索しましょう。
視点がなくて、過去の遺産を勉強しても、
薄く広い理解しかできない。

で、もう少し詳しいアプローチで言えば、
私は、個人的好みでいえば、
英米系分析哲学をお勧めする。
なぜなら、まさに「普通」の人にアプローチ可能だから。
で、哲学も、英米系ならば、かなり普通の自然科学などと同様に、
過去の遺産については、
コンパクトに、賢い人たちの著作や教科書にコンパクトにまとめられている。
で、最先端の内容を論文で学べばよい(英語が圧倒的に多いと思う)。
これは、日本の通常の哲学科の人たちがやっているアプローチと大分違うと思うけど、
アメリカの哲学科なんてかなりこのアプローチだと思うよ。
もし、原著なんていちいち読んでたら、一生かかって極端な話一人の哲学者しか網羅できないかも。
あほらしくてやってられません。
もっとも、
「これは」と思うような著作については、
古典であっても、
プロみたいな人たちにうまく聞きだして、
それを直接読んでみるのも良いと思います。
私は、経済学関連が専門的ですが、
アダムスミスはいまだに不朽の名作だそうです。

この回答への補足

フーコーっていう人のも面白いかも

補足日時:2004/10/31 00:22
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この回答へのお礼

 アダムスミス…神の見えざる手って言葉は政経で聞いたことがありました。社会人になる上で、すこし経済の本でも読んでみようかと、今、思うようなりました。
 普通の人でも読めるというのは、弁証法と現象学がどうこうと言われない世界ってことですよね。(前に文句を言われた)
 私の考えたい哲学の問題提起は、死とか宗教とか実存主義とかマルクスとかニーチェとかサルトルとか、その辺に向いているんで、問題意識はあるんですけど、このまま浅はかな知識でかってな解釈はいけないような気がします。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/26 01:29

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