プロが教えるわが家の防犯対策術!

これまで何件もの美容院に行って髪を切ってもらってきたわけですが、なかなか自分の思い通りになることはありませんでした。どこかイメージと異なることなど・・・ところが1年程前から行きはじめた美容院では、99%満足のいく仕上がりになります。たとえば、希望のスタイルの切り抜きを持参すればほぼ間違いなくそのスタイルにしてもらえる・・・というような・・・つい先日、別の美容院にも行ってみようかな?と軽い気持ちで行ってみましたが、やはり満足な仕上がりはムリでした・・・私は素人なので細かい技術的なことは何もわからないのですが、よく考えて見るとカットの違いに到達しました。そこで質問なのですが(逆になぜ思い通りになるのだろうかという疑問から)カットが上手い、下手などとよく耳にしますが、具体的にはどのようなことをいうのでしょうか?とても漠然とした質問ですが、できれば専門家の方からお返事いただければ嬉しく思います。宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

美容業界で約30年間仕事をしており日常的に多くの技術者と接しています。

私は技術者では有りませんがurupriさんと同じ問題意識を持っていましたので、技術者ともそのことで良く話合いますが論理的に言うと二つの要素が有ります。先ずお客が希望するスタイルを技術者が100%自分の頭の中にイメージできるか?ということです。お客のイメージと技術者のイメージにギャップがあればその段階で既に誤差が生じています。どんな優秀な技術者でもお客の満足行くスタイルにはならないでしょう。従って最近はカウセリングコーナーを設けてかなり入念にお客のイメージを理解するのに時間をかけてカウンセリングをしています。その時にスタイルの切り抜きがあると技術者は一気にスタイルをイメージすることが出来ますから、コレは大変有効な手段です。

次に若し100%お客の希望のスタイルをイメージ出来たと仮定して、今度はそのスタイルを実際に作れるか?という問題(コレが技術力)なのです。いくら100%お客の希望をイメージ出来てもそれをそのイメージ通りに作る事が出来なければお客様は不満となります。
一方作る技術は良くてもお客のイメージするものと違うスタイルを作ってしまったら、お客はその技術者を下手だと言うでしょう。

良く技術は巧くて、業界の講師までしている先生のお店でお客様の不満が一番多かったのは先生のお客だったと言う現実に笑い話のような笑えない話がありますが、これなど技術に自信のある先生がお客の希望で無く、自分の好みでやってしまうために起こることで、現実に多くのサロンでこのような例はあるのです。

さて、スタイルとは何か?と考えて見ますとスタイルは三つの要素から出来ています。

1.は髪の毛の長さ(ロングヘアーかショートヘアーか)
2.はウエーヴの大小です
3.そしてスタイルに決定的な影響を与える要素はカトスタイルです。

普通にカットするだけならどんな技術者でも出来ますが、セニングで厚みを調節したりレザーで毛先を軽くしたり、歌で言うところの小節を効かせてお客の好みに仕上げていくのです。従って素人のお客様があそこの先生は、或いは技術者はカットが巧いと言うのは自分の好み通りにしてくれたと言う事を意味しています。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。非常にわかりやすく詳しいアドバイスに感謝します。特に「技術に自信のある・・・」というお話には大きくうなずいてしまいました。また、小節を効かす・・・これにもなるほど!と思いました。これまで悩んでいた問題が解消されつつあり、大変嬉しいです。本当にありがとうございました!

お礼日時:2004/10/31 01:03

 先ほどの回答者の話 なかなか面白く 感心させられました、通りすがりの 美容スタイリストです(笑)


 まあ、回答ってほどでは無いのですが、いつも思ってる事を 言っておきたいと思い 書かせてもらいます。
  希望のスタイルの切り抜き を持参すればってとこで、まず、 お客さまが持ってくる切り抜きは ほとんどが、無いものねだり といいますか、たとえば、髪が多い人は、髪の少ないモデルさんの写真だったり 少なく見える写真だったり  
 そこで、もちろん 技術者の腕の見せ所で、同じように見えるように? というより、 少しでも近付くように いつも自分は仕上げてはおりますが、 ここで、問題なのが、そのお客さまが、その切り抜きの中でも何を気にいってるかってのを 聞き出す、もしくは 伝える、 たとえば、お客さまが前髪の感じが気にいってるとしても、その技術者がサイドの長さが この切り抜きのポイントだと思うと そのサイドの長さにすると、もちろん切り抜きの顔の形は違う訳で前髪はもう少し短い(軽い方)方がバランスがいいと思って、少し短かめにしてしまうとか、 そういう 同じ写真をみても感じ方が 人それぞれですよね… 同じ感性だと理想の髪になるのではないでしょうか?
 時々、切り抜きの 『どこがいいの?(どの辺がいいのってつもり)』って尋ねると 「えっ! 変ですか?」 って勘違いされる時がありますが(笑)
 
 切り抜きを持っていって その中でもどの辺が重要なのかを つたえてもらえると もっと 理想通りになるのでは って 思っております。

  あと、カットが上手い下手ってのは たしかに どう見ても 左右対称では無いとか 長さがばらばら等、ありますが、それは問題外 として、 センスの問題でしょうか… こればっかりは 生まれ持ったものなのでしょうか 教えるってのは 難しいです…はい(笑) でも センスが悪くても(言い方が悪いかもですが) それを気に入るお客さまもいる訳で… 
 センスは気に入っても 人間的に受け付けないって人には やってもらいたくないでしょうしね… 
 難しいけど、これが面白いところでもあります、この仕事は(笑)
 ま まとまりのない 内容ですみません。 この仕事をし始めて もっと 国語(表現力)の勉強をしておけばよかったな~なんて 後悔しております。(笑)
  失礼します
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。無いものねだり、う~んそうかも知れないですねぇ・・・感性の違い、これもうなずけます。内容は充分理解できましたよ(^^)スタイリスト様の立場からいろいろとアドバイスしていただき嬉しく思います。ありがとうございました!

お礼日時:2004/10/31 21:00

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