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こんにちは。学校で百合に関して調べている中学生です。
実験で、百合(1・鉄砲ゆりかオニユリ←品種が定かではありません  2・オリエンタルリリー)を育てました。1の方は実が出来ましたが、2のほうは全滅でした。花の数も明らかに2のほうが多かったので確率的に言えばなりそうなものだったんですが…。
 その後オリエンタルリリーは他の品種に比べると病気などに弱いと聞きましたが本当でしょうか。実は普通に育てただけでは付かないのでしょうか。また、そのことに関するHPなどがありましたら教えてください。

あと、1のほうの球根を掘り出したいのですが、掘り出してすぐ埋めなおせば来年に花が咲くでしょうか。

要点のまとまっていない文で申し訳ありません。宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

中学生に説明するには、ちょっと専門的で難しくなってしまうかな?と心配ですが。



テッポウユリとオニユリは花の形が違うので、一度、図鑑で調べてみて下さい。
(テッポウユリは筒状。オニユリは鐘状)

オリエンタル・リリー(オリエンタル・ハイブリッド・リリーと言った方が良いかもしれません)ですが、
雑種なので稔性(ねんせい/子孫を作る能力)が低下している可能性があります。
雑種には、その元となる親(原種)が2種以上存在しますが
(父親、母親の2種。雑種に父母とは別の種を更に交配させれば3種以上)、
父親と母親が持っている遺伝的な情報が異なるために、
その子供は、正常な子孫を残すことが出来なくなる事があります。
動物でも、ロバとウマの雑種のラバや、ライオンとヒョウの雑種のレオポンは、子孫を残せません。
植物の場合、全ての雑種の稔性が低下するわけではないのですが、
雑種で種子が出来ない場合は、交雑不稔性を疑った方が良いと思います。
このような場合は、どのような栽培方法であっても、種子は出来ないでしょう。


オリエンタル・ハイブリッドは、確かに、病気にかかりやすいと思います。
特に、ウイルス病は、一度かかったら直す方法がありません。
ウイルスは、アブラムシによって媒介されます。
アブラムシは口針を植物に挿して養分を吸汁しますが、
植物がウイルス病にかかっている場合、口針にウイルスが付いてしまいます。
そのアブラムシが他の植物を吸汁すると、口針からウイルスが感染してしまいます。
オルトラン(殺虫剤)は、植物に吸収させることによって、アブラムシに吸汁させるものですが、
殺虫剤を吸わせる前に口針を刺されてしまいてしまうため、
結局は、アブラムシに吸汁されたユリは、ウイルスに感染してしまいます。
アブラムシをオルトランで退治する以前に、寄せ付けないような栽培(反射光や忌避剤を利用する)をすると良いと思います。


ユリは、分球・木子繁殖・鱗片差しなどで繁殖させますが、
中には、シンテッポウユリのように、種子で増やすものもあります。


それと、質問とは関係ありませんが、植物(に限らず、動物もですが)の名前は、
漢字で書くより、カタカナで書く方が良いです。
例えば、菖蒲は、「アヤメ」とも「ショウブ」とも読めますが、アヤメとショウブは別の植物です。
そのような混乱を避けるためです。


ついでですので。
ユリの分類方法ですが、大きく2つの方法があります。
1.原種の分類
2.園芸品種(主に交雑種)の分類

原種の分類は、さらに、ウィルソンという人が考案した分類と、コンバーという人が考案した分類が主に知られています。
他の人が考えた分類もありますが、考慮する必要はありません。

ウィルソンという人が考えた分類は、
テッポウユリ亜属
ヤマユリ亜属
スカシユリ亜属
カノコユリ亜属
と、大きく『4つ』のグループに分ける物で、今、日本で一般に知られている原種の分類はこちらです。
これは、花の形を元に分類した物で、雑種が出来るかどうかについては考慮されていません。

コンバーという人が考えた分類は、雑種が出来るかどうかを考慮した上で、
大きく『7つ』のグループに分ける物ですが、
この分類方法は、日本ではユリの研究をしている人ぐらいしか知らないでしょうから、ここでは、詳細は省略します。
日本でもこの分類方法を紹介しているHPが僅かですがありますから、気になったら、調べてみて下さい。

園芸品種の分類は、
1.アジアティック・ハイブリッド
2.マルタゴン・ハイブリッド
3.キャンディドゥム・ハイブリッド
4.アメリカン・ハイブリッド
5.ロンギフロルム・ハイブリッド
6.トランペット・ハイブリッド
7.オリエンタル・ハイブリッド
8.1~7いずれの区分にも属さない組合せの雑種
9.原種およびその変種
と、大きく『9つ』のグループに分ける物です。

原種と交雑種をごちゃ混ぜにして3つに大別する分類方法があるとは、知りませんでした。
後学のために、何の文献に書かれているのか、知りたいものです。

この回答への補足

『原種と交雑種をごちゃ混ぜにして3つに大別する分類方法』とは何のこてでしょうか。もしかしたら質問の『百合(1・鉄砲ゆりかオニユリ←品種が定かではありません  2・オリエンタルリリー)』が誤解を生んだのでしょうか??これは私は実験を二つしていまして、その2つ(本当は目的が微妙に違ったのですが)を質問するのに分かりやすくと思って番号を仮にふっただけですが…。

補足日時:2004/11/03 14:31
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この回答へのお礼

回答有難うございます。ちょっと難しいですが理解できました。いろいろと知識も書いてくださり役に立ちました。

お礼日時:2004/11/03 14:36

お役に立てて良かったです。



補足の回答ですが、
「原種と交雑種をごちゃ混ぜにして3つに大別する分類方法」は、
#1のmclaren03さんの御回答の1行目
「ユリは大きく分けると鉄砲ユリ、すかしユリ、オリエンタルリリーの3つ位に分けられます」
の事です。

誤解させてしまって、すみませんでした。

ちなみに、テッポウユリは原種、スカシユリは交雑種(アジアティック・ハイブリッド)です。
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この回答へのお礼

こちらこそ回答有難うございました。

お礼日時:2004/11/04 21:09

ユリは大きく分けると鉄砲ユリ、すかしユリ、オリエンタルリリーの3つ位に分けられますが大輪で香りの強いオリエンタルリリーは最も高級感がある花として人気がありますね。


オリエンタルリリーは一般的なゆりより病気に弱い品種なので今年咲いても来年は花を咲かせるのは難しいようです。
それはウィルスやアブラムシ等の病害虫に弱いからで病害虫対策としてオルトラン粒錠等の薬剤を使って防除します。
ユリの繁殖は種からはあまり一般的ではないそうで球根の鱗片を一枚ずつはがしてやりす。
ユリは鉢植え以外はあまり植え替えませんがもし植え替えて場所を移す場合は10月頃までにしますので早めにやりましょう。
下記HPにはオリエンタルリリーについて参考URLには一般的なユリの育て方が載っていますので参考にして頑張って下さい。

http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Skyblue/154 …

参考URL:http://www42.tok2.com/home/kengei/yu_00001g.htm
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
やっぱりオリエンタルリリーは病気に弱いみたいですね。
参考URLも載せていただき有難うございました。

お礼日時:2004/11/03 14:27

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