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建築社会学とは、社会における建築の意味を追求する学問ということですが、例えば建築と社会にはどんな関係があるか教えて欲しいです。

A 回答 (2件)

人間の生きる上での条件は、「衣食住」です。

人間の歴史は、この三者により織りなされて来ました。歴史そのものであり、文化そのものです。そして災害も、繁栄もこの三者の関連により発生し勃興します。食料生産を優先すれば、住居や都市は、平地を避けて丘陵地等に建設されますが、災害を考えれば、それなりに考慮された地形に人は都市や住居を構えます。

建築社会学は、こんな歴史を踏まえて進歩して来ましたが、工業化の進む現代においては、その重要性は増大していると考えられます。工業地帯は港湾や、空港近くの立地が有利なのは言うまでも有りません。かっての大水田地帯は、この工場と住居の乱立により、大規模農業を不可能な領域まで追い込んでいます。

日本の税制は、明治の地租税制からの脱却がなされていません。其の為効率的な建築物は、細分化された土地権利者に対する手当の対価の為、価格が増大します。それでも需要と供給の関係で、雨後の筍のようにビルが建ち、都市計画の足を引っ張ります。建築社会学が発展すれば、都市計画の矛盾や、道路建設や社会インフラの整備に大いに役立つでしょう。痘痕の様な、日本の景観にも大いに役立つと考えられます。
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私は建築学を学んだ経験はありませんが、住宅を含み建築ひと筋に歩み、現在に至ります。

私の経験から申しますと、建築は文化であり、建物は地域の財産である、との認識でおります。
 その根拠は、家造りは商売とするのではなく、地域の財産を形成する為に行う。としており、家造りは相互扶助の精神に基づく「普請」との扱いだったのです。
 けれど、昭和中期ごろより、戦後復興の柱として住宅建築を国策の主軸としたため、大手住宅販売会社に委ねられる傾向となりました。
 すると、建築の地域性は失われ、都市部の家も、東北の家も変わりないデザインで作られるようになり、そこでは、地域社会ににおける建築の意味はうすれ、地域性もなく、耐久性は30年程度と言う、目を覆いたくなるような惨状にあります。
 家造りは、普請から企業の利益追求のため、と変化した現実に直面しており、非常に残念な現象だと思います。
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