No.2ベストアンサー
- 回答日時:
part8855さん、こんにちは。
質問から時間が経っていましたが、私も悩んだ事だったので回答します。私は後継して代表者となった会社と、営業権譲渡により代表者となった会社と自ら起業した会社を経営しています。「債務の引継ぎ」ということですが、まず「債務」について考えてみます。あなたの会社が非上場の中小企業だとした場合です。
借入金の借主は会社ですよね。「金銭消費貸借契約証書(借入証)」には借主の商号(社名)と代表者名を記入しているはずです。代表者が変わった場合は、変更の届けを金融機関にもすることになります。その時にまず確実に、連帯保証人の追加(または変更)を金融機関から求められるでしょう。それが一般的です。新規の借入を起こすときも、借主は会社ですが、代表者は必ず連帯保証を求められます。
さて、ここで「社長の引継ぎ」について少し考えてみたいと思います。
事業を継承する、ということはその企業の資産を継承するということです。資産には債務という「負の資産」もありますが、それは引き継ぐべきものです。例えば、決算書のうち「売上」しか責任を持たないなら「営業部長」でいればいいし、費用も管理し収益について責任を持つだけなら「専務取締役」でいいんです。
「社長」は決算書の内容すべてについて責任を負うものです。それは損益のみならず資産についても責任を持つから「社長」と呼ばれるのだと思います。
借入債務がどうして起こったのか?を知ることが事業継承では大切です。今ここにある債務は重たいものでしょう。しかしこれまで会社(前社長)がお金を借りて経営してきたからこそ「正の資産」も存在するのです。この負債がなければ、と悔やんでもそれは無くなりませんしね。金融機関から借りて調達した資金が、何に使われたのか?を知ることで貴方の会社の課題や弱みが見えてくるものです。
それでもどうしても(前社長がつくった借入は引受けられない)と思うのであれば、新事業を起業するしかありません。先代が同族で経営の長期展望を一緒に話すことが出来るなら、方法はあります。今の会社を分社化して、現会社に負債を残し、新会社には負債を残さない、という方法です。
中小企業の経営はそのほとんどが、経営者個人の資産をすべてかけて行なわれています。だからこそ、真剣になり、事業の成功に達成感があるものです。私の知っている経営者で「借入のない企業の後継」をしたものの多くが、放漫経営で事業を悪化させています。事業継承のコツは「美田を残さず」なのです。
この回答への補足
古い質問に答えていただきありがとうございます。
補足なのですが、その後過去の7,8年の決算書を見たところ、借入金が増えているにもかかわらず、役員(社長)の報酬は全然減らさずに何年も続けた結果、今の借入額まで増えたことが分りました。私も取締役としては怠慢は否めませんが、私もメインとしては工場長としての仕事があり、まさか社長がじぶんの報酬額を全然減らさずに借入をだらだら増やし続けるとは予想もしていませんでした。
経理に関しては全面の信頼を置いていたのですが完全に裏切られた結果になってしまいました。
過去の状況を私がもし認識していたならば、間違いなく自分の報酬も2,3割カットは行い、経費節減に努めた状況だったと思っています。
売上5,6億で社員40人前後の会社の社長の報酬としては明らかにとりすぎだと思います。
そこにもってきて、場当たり的に役員から500から1000万資金を支給提供しろだの、そうして借りた資金を返済する名目で毎月の役員の報酬を無しにしてその代わりに報酬額だけ返済にするということを突然、行ったり(今日、言ってすぐ今月から6ヶ月続けるといわれました)とされてはいくら私が知らなかったといえ、がっかりです。
美田を残すどころか、今現在の年間売り上げを越える借入をしてしまっている状況ではそれこそ返済のめどを立てることのほうが難しいと考えてしまう私ははっきり言って、ただの意気地なしなのでしょうか?
私も適切な借入はあってしかるべきとは思いますが、それも企業規模に合った割合(例えば売上の何か月分というようなレベル)でのことが前提だと思います。
また、最近の借入先もメがバンクはすべて無くなり、信金とかが増えてきています。それも社長が個人資産を担保に入れて、やっと借りることができたようなのです。
知り合いの公認会計士にここ2.3年の決算書の借入明細を見てもらったら、間違いなく悪化している傾向がみられる。そうでなければメがバンクが全部なくなることの理由が考えられない。といわれてしまいました。
この状況でも受けるべきなのでしょうか?
ちょっと感情的な言い回しになって申し訳ありません。
補足したい部分はこんな感じなのですが・・・
宜しくお願いします。
No.1
- 回答日時:
対金融機関の話と仮定しますと、「これから新たに増やす枠」というものが何を意味するのかが判りませんが、一般的には現保証人の保障内容と同一の内容とすることが多いようです。
しかし、基本契約等がなければ、銀行と相談して決める内容です。この回答への補足
早々にご返事ありがとうございます。
これから新たに増やす枠とは資金繰りが悪化し、さらに借入額を増やさなければならなくなった場合に新たに借入を起こす。というような場合です。言葉が足らなくてすいません。
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