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腕で測る血圧と、足で測る血圧では、足のほうが20-30位高いのはなぜ?

知ってる方いたら教えてください。

A 回答 (6件)

平均血圧は、心拍出量と全末梢血管抵抗によって規定され、両者の積に比例します。


ある血管での血圧は、その血管を流れる血流量が多いほど、そしてその血管の抵抗がおおきいほど上がります。
血管の抵抗は、血管の長さが長いほど、断面積が小さいほど、血液の粘性が高いほど大きくなります。

上肢と下肢を比較すると、血液の粘性は同じですが、
(1)下肢のほうが上肢より長く、
(2)断面積が大きく、
(3)血流量が大きい

ということになりますが、(1)と(3)は血圧を上げる方向に働き、(2)は血圧を下げる方向に働きます。

(2)単独の関与より(1)(3)の関与の程度のほうが大きいから、下肢の血圧のほうが上肢の血圧より高いのだと思いますが。
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足の血圧は、手に比べて高く出ます。

それは心臓よりも下にあるからです。
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また少し考えてみたのですが、血流量は確かに下肢の方が多いと思います。

ただ、抵抗については、抵抗血管というのはもう少し細い血管だと思うので、太いところの長さや断面積を問題にしても仕方がないと思います。(ちょっと雑な議論でした。)

下肢の筋肉のポンプ機能と、それがその中の抵抗血管である細動脈にどのように影響を及ぼしているのかはわかりませんが、その辺の考察がもう少し必要なのかなとも思います。

それから、catabonさんはdoctorですよね。
下肢の血圧(収縮期?平均?)は、上肢より20-30mmHgも高いですか。
最近、下肢の血圧を測ったことがないのでちょっとわからないのですが、もう少し差が少なかったような気がするのです。

上肢でも、先端部に近いほど高い傾向はありますね。誤差も大きくなりますが。
これも血管抵抗の差としかいいようがないのですが。
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この回答へのお礼

いろいろと、説明していただきありがとうございました。

お察しのとおり、私も内科医です。実はこの前後輩に質問され、何でだろうと悩んでしまいました。

#2の回答で納得できたような気がします。

また、何かわからないことがあったらよろしくお願いします。

お礼日時:2001/07/25 23:35

補足いたしますが,問題にしている血圧と言うのは、動脈の血圧です。


下肢からの心臓への血液の還流を増やすために動脈の血圧が上がる必要はないのです。
血圧は、あくまでその血管の血流量と抵抗によって左右されます。
もちろん、壁の弾性とか様々な液性因子が関与しており、長さ,断面積,血流量、の3つの因子に限ったのはかなり単純化していますが,基本的には抵抗と血流の二つの因子を介して血圧は決まります。
下肢の筋肉が心臓への静脈還流を増やす役割を担っているのは事実ですが、それが動脈の血圧に関係するとすれば,血流量を増やすということにおいて関与しているのです。立位での重力の影響も同じ事です。
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sesamiさんの「足が低い位置にあるから」で合ってると思います。

人は立っている状態が多いですので、どうしても下半身に血が偏りがちです。その血を心臓に送り返すために強い圧力が要る為に足の血圧が若干高くなっています。

そして血液を心臓に送り返すポンプの役割をふくらはぎの筋肉が行っています。このため寝た状態で測っても足の方が血圧が高くなります。

ですから貧血の方はふくらはぎを鍛える、つまりよく歩いた方がよさそうですね。
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腕より足の方が低い位置にあるからではないでしょうか?

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この回答へのお礼

寝た状態で測っても、やっぱり高いんですよね。

何ででしょう?

お礼日時:2001/07/24 22:10

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