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完全協和音程等は倍音列の関係で誰もが快と感じるのは分りますが、
ではマイナー、メジャーやアボイドノート、「良いメロディー」等に対する感覚は先天的なものなのでしょうか?

「良いメロディー」とは曖昧な言い方ですが比較的単純な和音で出来たバッハなどの音楽を「不快」と思う人はまず居ないと思います。なぜでしょう?
(ドビュッシーあたりになると意見は別れ、バルトークあたりは・・・)

マイナーは『暗い感じのする和音』と習ったからそう感じるのでは無さそうですが・・・

あともう一つ、様々の地域の民俗音楽に見られるペンタトニックのなぞについて誰か教えて下さい。
なぜ「5つ」なのでしょう?

そしてなぜそこから進化し「12」で均等割りし「7つ」になったのでしょう?

質問が分散して申し訳ないですが、全て共通した謎があるように勝手に思っているのです。

ぜひ皆さんの意見を聞かせて下さい。

A 回答 (4件)

メロディーに関する感覚の多くは後天的で、


20歳ぐらいまでに完成されます。
言い換えれば、成人してから新しい音楽を聞いても
あまり馴染めないということになり、
60歳以上は演歌、50歳あたりはビートルズ
40歳はフォーク、30歳はj-popと
その人たちが二十歳の時に流行っていた音楽に
固定される形になっています。

次に、音階ですが、これは高調波を含めて解析すると
わかりやすいです。
書くと長くなるので、参考URLを眺めてください。

最後にペンタトニックですが、これは
一部の和音(大抵不協和音)を作り出す音を抜いた音階と考えると
わかりやすいです。
結果的に、どんなにでたらめに演奏しても、
それなりの音楽になりますが、
何を弾いても同じに聞こえやすいという欠点もあります。

参考URL:http://www.ishibashi.co.jp/academic/super_manual …
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この回答へのお礼

なんでそんなことを聞いたかというと音楽にも美術でいえば「黄金比」のようなものがあるのかと思ったのです。

年齢でいえばジャンルによって受け手の感覚が変わるのは確かですね。

参考URLありがとうございます、相当の覚悟をしてから読みますね(覚悟しても理解できるかどうか・・・)。

ペンタトニックですが沖縄や、日本の呂音階などはかなり不協なかんじがするのですよね...。


回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/07/27 01:27

マイナーな和音(短和音)も不協和音としていた時代もありますし、


完全5度,完全3度音程も今と異なる評価された時代がありますので、
私は和音でさえも後天的と考えます。

私はバッハは好きですが,ああいうのは単調で嫌いという
人も少なくないと思います(^^;
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この回答へのお礼

う~~んなるほど、(広義での)教育のなせるわざなのでしょうか。。

>マイナーな和音(短和音)不協和音としていた時代もありますし、

バロック以前ですね、それは何となく分ります、今でも平均律のマイナーコードはよく聴くと気持ち悪いです。
ただあれを暗いと思うのは先天的なのでしょうか?

>完全5度も今と異なる評価された時代がありますので、
それについては良く知りませんでした、ありがとうございます。

ちなみに完全3度音程というものは無く、3度音程は不完全協和音程とよばれ種類は色々あります、蛇足でしたすみません。

>私はバッハは好きですが,ああいうのは単調で嫌いという
おっしゃる意味分ります、わたしもモーツアルトは退屈なので...しかし
現代音楽のように背筋に氷を入れられたような落ち着かない感じはしないのですが、それも後天的なものなのですね。

お礼日時:2001/07/27 01:37

>ちなみに完全3度音程というものは無く、3度音程は不完全協和音程とよばれ種類は色々ありま


>す、蛇足でしたすみません。

う、恥ずかしい間違いでした(^^;
正しくは長3度でしたね。

>バロック以前ですね、それは何となく分ります、今でも平均律のマイナーコードはよく聴くと気持ち
>悪いです。

これは、平均律であることが問題と思いますが。

ちなみに、五度と三度の話は,五度を純正にとるピタゴラス律と
三度を純正にとるミーントーンに関する話で出てきます。
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この回答へのお礼

再度登場ありがとうございます。

>これは、平均律であることが問題と思いますが。
なるほど純粋な3度音程そのもののお話なのですね。

平均律以外の音階について今度調べてみることにします。
その辺にヒントがありそうですね。
ありがとうございました

お礼日時:2001/07/29 10:52

音大出身者です。


私事なのですが、私は5歳からピアノを習い始め、恥ずかしながら音大に入学するまで、クラシック音楽の良さが分かりませんでした。
コンサートなどで、古典~ロマン派の楽曲を聴いても、どれも同じで眠いだけ…つまらない。

でも後になって、自分の感性に合う音楽にそれまで出会っていなかったからだということが分かりました。
音大に入り、印象派や近現代音楽に触れるようになって、音楽の面白さに目覚めたのです。

(その後だんだん、古典~ロマン作品のよさも分かるようになり、今は幅広く聴いています。)

学生時代、私と同じように、近現代モノだけが好きな人もいましたが、少数派でした。
500人中5人ぐらいだったと思います。
また逆に、「ドビュッシーなんて気持ち悪い。頭痛くなる」という極端な人も、少数ですが、いました。

それから、友人から聞いた話です。
その友人は英才教育で有名な某音楽教室で作曲を教えていたのですが、4歳と5歳の兄弟の生徒さんを受け持った時、お兄ちゃんはコラールが好きで、弟さんはグレゴリオ聖歌に興味を示したそうです。
育った環境は同じだから、今まで聴いてきた音楽も同じようなものでしょう。

機能和声・調性音楽が好きか、不協和音・無調が好きか…
「好み」という点だけで言うと、自分の経験と友人の話から考えて、生まれつきのものではないでしょうか?
どちらを「心地良い」と感じるかは、また少し違う話になるかと思いますが。。。
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