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よく分からないことがあるので教えてください。

アメリカがイラクに空爆を行った後、アメリカで起こった同時多発テロ事件。
これに対する仕返しがアフガニスタンへの攻撃。
そして今回のイラク戦争。

<質問1>
上記のテロ事件とその報復攻撃と今回のイラク戦争はどう関わっているのでしょうか?
アフガニスタンとは直接関係無いんでしょうか?

今回のイラク戦争の大きな目的は、大量破壊兵器だということですが、他にもフセイン政権の打倒、テロリストの掃討などが含まれていますよね。

<質問2>
このテロリストとはどういうテロリストですか?
単にテロリストとばかり書かれているのでさっぱり分かりません。
フセイン政権を支持する反米勢力なのか、
同時多発テロに関わったテロリストなのか、
その他に属するものなのか分かりません。

どうかお願いします。

A 回答 (2件)

 米同時多発テロを実行したオサマ・ビンラーディンらのテログループ「アルカーイダ」は湾岸戦争を契機に、異教徒たるアメリカがサウジアラビア-回教徒にとっての聖地メッカを抱える国です-に兵を駐留させたことに依る反発が契機とされています。

それ以前にも米駆逐艦に海上自爆テロをしかけたりしています。

 そもそもゲリラやテロルによる闘争には兵員の育成や休養、兵器の自作などに使う「聖域」が必要となってきます。また、彼らに兵器を渡すなどの支援者もあるでしょう。

 オサマらはこの聖域として主にアフガニスタンを使っていました。
 これはアフガニスタンが内戦状態にあって不安定で国際的な追及を誤魔化すには都合が良い上、もっとも優勢であった勢力のイスラム原理主義を奉じるタリバーンと思想的に共通の点があったことです(客人を追いだせないというアフガニスタン独自の文化も影響しているという説有り)。

 このため、米国は同時多発テロ後、犯人のひき渡しをタリバーンに要求しますが、断られたため根拠地を覆滅する為にアフガニスタン攻撃を行いました。

 で、これが一段落した後に平行的に支援者を潰し彼らを「兵粮攻め」にする戦略も採ることにしました。
 この際に浮上してきたのがアメリカが「ならず者」と呼んだリビア、イラン、そしてイラクです。
 特にイラクは
1)核兵器製造の前科(イスラエルが空爆して阻止)
2)化学兵器使用の前科(イランとの戦争やクルド人の反乱制圧に使用)
がありました。
 さらに湾岸戦争以降、核や生物・化学兵器といった大量破壊兵器の本体/製造設備の廃棄とそれを裏づける査察を国連が要求していました。しかし、その間イラクはそれを無視し続けていました。これは実質的には大量破壊兵器の所有と取られる行為です。
 (イラク戦争後にそれらはハッタリだったことが判明するわけですが、戦前は藪の中だったし、フセイン政権もないことを口先で言いつのるだけで外国人の査察を積極的に受け入れて証しをたてようという姿勢はなかった)

 イラクは湾岸戦争以来の反米国。ここで
1)イラクとアルカーイダ、原理主義と世俗主義の違いはあれ、同じイスラム教
2)イラクは独裁国家で何するか分からない上に大量破壊兵器を持っている可能性がある
3)米国はテロに対し脆弱であり、特に大量破壊兵器を国内で使われたら大被害を蒙る
4)イラクがアルカーイダに大量破壊兵器を譲渡し、米国内でテロに使われたらたらしゃれにならん
5)自国を防衛する為には大量破壊兵器をイラクから撤去しよう
 という思考の下、国連査察の履行(開戦直前にはフセイン一家の国外退去)を突き付け、拒否された為にイラク戦争を始めました。
 結局、4)のようなことはなかったらしいのですが、イラクがテロを画策したという情報もイラク戦前には存在していました。また、イラク戦後に双方に人的交流があったという証拠が発見されたとの説もあります。

 で、フセイン政権が倒された後、イラク国内はフセイン後の政治的主導権をにぎろうと、宗教や部族の違いから内戦状態に入ります(当然旧体制の支持者は体制の復活を求めて内戦に参加しているわけです)。
 アルカーイダはここで、イラクの混乱を長引かせることで、イラクを「聖域」として使おうとしています(往時のアフガニスタンのように)。彼らにとって混乱が都合が良いのは
1)追っ手の追跡をかわせる
2)不安定な情勢の原因を総てアメリカに押し付けることで反米意識を高揚し兵士やシンパの獲得を容易にする。
などの利点があるためです。
 逆に米国はイラクの政情を安定させればこうした輩を摘発しやすくなります。そのために抵抗勢力を掃蕩しようと軍事作戦を展開しているわけです。

現況では、アメリカがイラクで追っているテロリストとは
1)イラク国内に潜入したアルカーイダ系のテロリスト。
2)テロなどをつかってイラクに於ける政治的発言力をふやそうとするイラク人
3)旧フセイン体制の信奉者
となります。

#この手の話になると必ず解答者によってバイアスがかかっています。#1の回答には色濃くそれが出ているようです。勿論私のそれにもとうぜん有るわけですが。
 正解は貴方が考えて下さい。

参考URL:http://mltr.e-city.tv/faq.html#00990
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
過去における事情についてもなんとなくですが分かりました。
♯確かにそのことについてはサイトをいろいろ回ったので実感しています。
自分のあやふやな認識を整理する糧となったので、ある程度すっきりしそうです。

お礼日時:2004/11/23 17:17

こんばんわ、jixyoji-ですσ(^^)。



<質問1>

表向きはビンラディン絡みのテロの掃討作戦の一環と中東の安定化ではあるものの裏の事情は違いますね。その事情はいくつか挙げると下記のようになります。

1.エネルギー消費大国でNo.1のアメリカは特に石油への依存体質がありその供給国であるイラクの石油利権を一手に掌握し,不安定な中東情勢からの原油高の高騰における経済の損失の軽減,さらにはイラクを掌握する事で傀儡政権の地盤を築きOPEC(石油輸出国機構)への発言権を持つことで,エネルギー資源のさらなるアメリカへの安定供給化を図る為ですね。

「OPEC(石油輸出国機構)」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E6%B2%B9% …

2.現ブッシュ政権はロッキード・マーチン,ボーイングなどの軍需産業の多大な資金援助を受けている政権なので裏を返せばその資金援助の見返りに多額の利益を生み出す構図を考える必要があります。それは単純に"戦争すること"で解決します。戦争すればするほど軍需産業の需要がでて多額の利益を得る事が出来ます。いわば【軍産複合体】です。現ブッシュの父も同じく湾岸戦争をおっぱじめその当時中枢にいたメンバーが今のJ.W.ブッシュの政権にもいます。パウエル国務長官はブッシュ父の時代は統合参謀本部議長でしたね。

「ジョージ・ウォーカー・ブッシュ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7% …

3.軍産複合体に付随し現ブッシュ政権の副大統領にある【ディック・チェイニー】は建設会社の元ハリバートン社のCEO(経営最高責任者)の経歴があり,競争入札なく随意契約でイラクの復興支援で巨額の利益を上げています。現ブッシュ政権へ巨額の資金援助しているベクテル社などもその表れですね。

「ディック・チェイニー」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81% …

「戦争の不当利益とハリバートン」
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/hallibur …

「米軍がイラク復興事業からハリバートン以外の企業を排除する汚い手口」
http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0308/09a.html

<質問2>

イラクへの戦争は一様大量破壊兵器を保持するサダム・フセイン政権の崩壊でtrackさんの言うテロリストをイラクが支持しているからなどの理由ではないですね。ただアフガニスタンに関してはあくまで9.11のテロの報復が主たる目的でしたが,それを口実に元々イラクと戦争していたアメリカがアフガニスタンの件といわばごっちゃにして,サダム・フセインの大量破壊兵器と結びつけ中東の石油利権を牛耳る目的が,今やベトナム化の一途,となっていますね。

しかも内戦状態のイラクでアルカイダ系テロリスト【ザルカウィ】まででてくる始末で益々ベトナムの二の舞としかか思えません。

「アブー=ムスアブ・アッ=ザルカーウィー」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96% …

参考までに。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
いろいろな事情が少しですが分かりました。
自分もいろいろなサイトを回ったんですが、様々な考え方があってやはり難しいですね。

お礼日時:2004/11/23 17:10

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