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たとえば人間が進化するとして、交雑可能な段階ではまだ別の種とはいえないですよね。
しかし、交雑不能だとすると、突然変異によって生まれた個体は、子供を作れないわけで、新しい人類が増えません。
変異が雌雄一体ずつ同時に起きなければ進化は無理なのでしょうか?
教えてください。

A 回答 (2件)

>たとえば人間が進化するとして、交雑可能な段階ではまだ別の種とはいえないですよね。


「種」の定義は今でもはっきりとしておらず,いくつか存在します.
ここではfoetidaさんが考えているような,交配可能かどうかで種を分けることします.

>しかし、交雑不能だとすると、突然変異によって生まれた個体は、子供を作れないわけで、新しい人類が増えません。
>変異が雌雄一体ずつ同時に起きなければ進化は無理なのでしょうか?
ここで「突然変異」という言葉がどのレベルでの突然変異化によって,大きく異なってくると思います.

1.表現型レベル
もちろん,このレベルで突然変異が起これば,おそらく突然変異前の個体とは交配不可能となるでしょう.
ですから,この場合はもちろん雌雄一体ずつ同時に突然変異が起きなければならないでしょう.(性が存在する場合に限ってですが)
しかし,病気などの場合を除き,次世代で交配不可能な個体が突然変異によって生まれてくることは非常に確率が低いと考えられます.
つまり,このような形で「種」が形成されることはほとんどありません.

2.DNAレベル
DNAにおいて1塩基置換(数十億の遺伝暗号のうちの一つが変わること)は,非常によく起こっています.
また,このレベルでの突然変異は少しくらい起こっても,交配不可能になることはほとんどありません.
「種」分化はこのレベルの突然変異の蓄積によって起こると考えられます.
これにもいくつか説がありますが,例えば・・・
同じ種の集団が,地理的に離れたところで生育していると考えてみてください.
二つの集団でそれぞれDNAレベルの突然変異が蓄積します.
DNA配列は非常に大きな物なので,同じ突然変異が両集団で起こることは無いと考えます.
すると,両集団のDNAは徐々に異なっていきます.
そのまま長い時間がたつと,両集団のDNAの違いが,交配不可能な程度に達します.
これで,「交配不可能」な「種」分化が起こります.

おおざっぱに言ってこのようなことが,突然変異と種分化との関係になります.

ちなみに「交雑」と言う言葉は,異なる「種」間での交配のことを指しますので,foetidaさんの文章内では「交配」という言葉が適当かと思います.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ちょっとわかったような……。
質問で交雑と書いたのは人間を想定していましたので、交雑可能なレベルではモンゴロイドやコーカソイドなどの亜種止まりで、異なる種といえないだろうとそういう趣旨でした。
種の定義っていろいろあるんですね。
難しいなあ。
参考になりました。

お礼日時:2004/11/29 06:40

例えばオスの個体のDNAに突然変異が起こった場合、交雑するメスが普通種だったとしても、1/2の確立で突然変異のDNAは次世代に受け継がれていきます。

それは次世代の性がオスでメスであろうと同じことです。

例え近親交雑が次世代で行われなくても、長い年月で見れば自然淘汰のプロセスをこなしていくうちに同じDNAを持ったもの同士が交雑する可能性も出てきます。

こう考えていけばある瞬間に雌雄一体ずつの変異が起きる必要はありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
それだと染色体数が異なる個体が発生できないような気がするのですが、どうなんでしょうか?

お礼日時:2004/11/24 22:02

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