プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

錦織選手のフォアハンドがあまり安定しているように見えないです(特に相手のハードヒットしたボールが錦織選手のフォアハンドにきた時に)
無理してスピンかけようとして威力の弱く浅いボールになってるように見えます
そう感じる方ほかにいますか?

A 回答 (1件)

以前、錦織選手のバックハンドは世界最高のレベルにあり、バックハンド同士の打ち合いなら錦織選手が勝てていました。


バックハンドのダウンザラインがありましたから、相手とすれば安易な打ち合いができなかったのです。

その分、弱点はフォアハンドと言われていました。
確かに、フォアハンド側に大きく振られたときに切り返しの厳しいショットや時間を稼ぐ深いクロスショットが打てませんでした。
これは完全にパワーの問題です。

そこで、体幹なども含めたパワー強化を行った結果、フォアハンドの弱点は解消されバックハンド以上のエースを取れるようになりました。

ところが、今度はバックハンドの不調です。
以前のような「絶対的なバックハンド」ではなくなっているのです。

相手のショットに押され、コントロールできずにミス、決めに行ったダウンザラインもミス、という状況になっています。

これはストリングスのテンションの問題が関係しているように思います。
どんどん反発力の高いラケットに変わってきていますから、球離れが早いのです。

そこでスピンをかけるのであれば、ボールを呼び込んで速いスイングでボールを潰すことによってスピンをかける方法と、ストリングスのテンションをゆるめてラケット面のトランポリン効果を高めてスピンをかける方法があります。

ボールをつぶすスピンのかけ方はパワーがないとできません。
錦織選手はパワーがあるタイプではありませんので、ストリングスを以前より落として張ってスピンをかけようとしています。

キチンと自分の形で打ったときは、ナダル選手のようにライン際で急激に落ちるエッグボールも打てていますし、中ロブ気味のショットも大きく跳ねて相手のハードショットを封じることができています。

問題なのは、緩いテンションだとショットのコントロール性が悪くなるのです。
相手のショットの回転に応じたトランポリン効果になるわけですから、厳密に言えば飛び出しの方向にバラツキが生じるのです。

手許でのほんのちょっとの差でも相手コートに落ちるときではそれなりの差になってしまいます。

そこで、シッカリとしたフォームで打つことが要求されるのです。

ところが、相手からのハードヒットにラケットを合わせに行ったり、食い込まれてしまったりという状態だと完全にショットのバラツキが出てミスも多くなり、相手のチャンスボールも多くなってしまうのです。

サービス、バックハンド、フォアハンドの不安定さは、ストリングスのテンションを落としたことによる影響だと思います。

錦織選手は、以前は試合中に頻繁にラケットを交換していましたし、張替のテンションも非常に細かかったのですが、このところほとんどそのような場面はありません。

これは、緩いテンションの回転や跳びの状態を確認することと、自分のテニスに最適なテンションを探っている段階なのではないかと思います。

実践でないと試せませんから。

これがビシッと合ってくれば更にレベルは上がると思います。
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