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 メンタルヘルスのカテゴリーに質問しようか迷いましたが、より専門的なお話が聞けるかと思い、こちらで質問させていただきます。
 ある個人の生き方・考え方・行動の現れ方について、「それは遺伝で、性格だ」とか、それに反して「親の育て方や環境によってそうなったのだ」と言ったりします。日常的に、親は子どもが手に負えないことをすると「私の教育が悪いんじゃない、もともと生まれついての性格だ」と自己弁護したくなります。逆に今メンタル系の本を読むとアダルトチルドレンは機能不全家族によって引き起こされるとか、エディプスコンプレックスのように、親との関係がその人の考え方が大きく影響する、というように書かれています。
 私はこれはどちらか一方だけとは思いません。もちろん、明らかに生まれつきの身体的な特徴は遺伝だと思いますし、多くの生活習慣は親のしつけによるものだと思っています。
 その人の遺伝子など先天的なものと、環境による後天的なものが複雑に組み合わさり、子どもは育っていくと思っています。
 そこで質問なのですが、遺伝子からはどの程度「性格」のようなものがわかるのでしょうか。身体的な特徴やその後の成長の可能性までわかるのでしょうか。現在研究されている遺伝子情報は、どういった内容のものが含まれているのでしょうか(特定の病気のかかりやすさとかたまに新聞で目にします)。
 なにぶんまったくの門外漢で素人でして、質問自体が的外れかもしれませんが、よろしければご回答ください。

A 回答 (2件)

双生児法というものをご存知ですか。



要は、同じ遺伝子で、違った生活環境で育った双子の能力や性格を比較するという学問分野ですが…。

まぁ手法にはいろいろな問題があることは明らかですけども、いわゆる「能力の高さ」というのはかなり遺伝のようです。「性格」もチャートのような分布をすると意外に似いているとか。(ただしこれは私たちが普段言ういわゆる性格、考え方とは微妙に異なるものですが。)
身体的特徴もかなりの部分なようです。

というと、まるでほとんどが遺伝なのかと勘違いされても困りますが、ようは、遺伝+環境というバランスにおいてこれら全てが成り立つということには何ら変わりません。例えば、「能力の高さ」と一口に言っても、どういう能力をどういうふうに伸ばすのかというのは環境に左右されざるを得ませんからね。知能と知識・技能は一致しませんから。

性格で言いますと、能動・受動や興奮・冷静といったといった、ポジティブ・ネガティブ判断性はかなり決まっていると聞いたことがあります。(真偽は定かならず)
ただ、判断基準である「過去の体験」が違うのにどうやって判断したのかぜんぜん、納得いきませんが。(自分で書いといてすいません…)

双生児法で調べてみますと、トンデモ本から、学問レベルの高いものまでいろいろ引っかかってきますよ。

まぁいずれも判断するにはもっと研究が進まないといけないでしょうね。
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性格と言う大きな枠で囲ってしまうと、困ってしまいますが、積極性や攻撃性などはアドレナリンやドーパミンが関与しているし、幸せや満足感を感じるセロトニンなど、脳内物質の多さや感受性の高さは、ある程度、先天的に「多い」「少ない」があると思いますが、その後の環境(食べ物・生活パターンなど)でも変わってしまうし、そもそも脳は不思議な物で使っている部分はごくわずかです。

使われていない部分でカバーできるとしたら、やはり後天的な物の作用が大きいと思います。
例えば、こんなことがあります。
右利きの人の言語中枢は左脳にあるのですが、その左脳がダメになっても、ある程度言語能力が回復したのです。つまり、右の脳が左の分を補ったというわけです。先天的に多い少ないがあったとしても、それは補えるものだと思います。というわけで、性格は後天的な物で形成されていると思います。

肉体面ですが、髪の毛の色、体毛の多さ、爪の形、顔の作りなどは遺伝情報で作られます。身長や体格等はその後の運動や栄養の取り方で(特に体重は)違ってくると思います。

寿命の長さも遺伝子情報に乗っているそうですよ。
もし、解明されれば不老不死の時代が来るかも知れませんね(笑)
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この回答へのお礼

さっそくの回答ありがとうございます。
なるほど、脳を器質的にとらえると確かに遺伝的要素があるはずですよね。それでも日々死滅生成する細胞だと思えば、言語中枢の移動の話にみられるような変化もあるのも当然だと。
寿命の長さ本当に遺伝情報に載ってるんですか!?ちょっとびっくりなんですが。

お礼日時:2004/11/30 22:59

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