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少し質問の仕方がアバウトすぎたので訂正した上で
質問します。
国庫支出金という考え方が日本で取り入れられたのはいつ頃からなのでしょうか?
教えてください。

A 回答 (1件)

 厳密に国庫補助金としての支出がいつ、どの支出


であったかを明瞭に区分した財政学者・財政史学者
は、こちらの知る限りではいないように思います。

 一般的には、いったんは中央集権的にまとめあげ
た明治政府に於いて、政府顧問モッセらの提言を
きっかけとし、1888年の市町村制、1890年に府県制
が導入され、明治憲法下での地方自治が始まり、
それと共に国の直轄事業であった事務を地方への
「委任事務」として組み込んでいき、その財政的な
補助として国庫補助金が誕生したと言われています。

 イギリスやアメリカなど、近代的地方自治が先ん
じて成立していた国では、社会的経費の増大と税源
の乖離から地方政府が賄えない資金を中央政府が
補填するという財政の流れが19世紀に誕生します。

 日本の場合は、明治国家は中央集権国家として
一旦は成立し、後から必要に応じて地方自治体を
「創設」した、という事情があるため、ある意味
では明治国家下の地方自治制度の誕生と共に、
国庫支出金があったという指摘になるわけです。
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