プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

お世話になっております。
私は海外に数年暮らしている身です。
先日、現地の人に日本語について説明をしていました。
そこで、男女又は年齢によって言い回しが異なる事を説明しました。
男「わたくし、ぼく、おれ 等」
女「わたくし、あたし、うち 等」
すると、何故男女で用法が異なるのかと質問されました。それに答えられなくて困ってしまいました。
上手に説明出来る方がいらっしゃいましたらアドバイス下さい。

A 回答 (2件)

もし、その国で、3人称単数の代名詞が性別によって異なるなら、それが何故かを聞き返してみては?


英語なら、HeとSheを使い分けるのはなぜ?というふうに。

それと同じで、「なぜ」と聞かれても難しいですね。

また、他の言語でも、性別や立場による言葉の使い分けは、多かれ少なかれあることが多いと思います。日本語の場合は、立場を、代名詞に(も)反映させるようになっているということでしょうか。
例えば、英語でも、丁寧な表現って言うのはありますよね。
その丁寧さを、どのように表すかというのは、それぞれの言語で異なっていてもいいでしょう。

また、日本の文化では、「立場」というのが重要な意味を占めるということも挙げられるでしょう。(儒教的?)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答有難うございます。
この小反論的な回答の仕方が良いですね。お互いの言語を一緒に研究するきっかけになりそうで気に入りました。
因みに私は仕事は英語、日常会話はスペイン語の生活を送っています。ご存知の通りスペイン語は代名詞どころか、ドイツ語の様に女性名詞と男性名詞があります。
面白いです。現地の人と一緒に研究してみます。趣味として。。。笑
私は生産技術エンジニアなので。笑
本当に有難う御座いました。

お礼日時:2004/12/03 11:02

 いかなる言語でも、社会的位相差によって同一言語内に差異が生まれます。

地方的特色(方言)もあれば、身分的特色(キングス・イングリッシュ)もあり、そのなかのひとつとして性差によるものもあるわけです。つまり、日本語にかぎらず、言語の位相差というのは多かれ少なかれすべての言語にあることなのです。まずこの「常識」を説明してあげてください。イギリス英語とアメリカ英語(規模の雄大な方言だ)の違いがそうですし、トイレをあらわす英語の表現には身分差が濃厚にあらわれるようです。
 そのうえで、日本語の特に一人称における性差の問題を説明するべきです。これは言語の問題というよりは、日本の女性史にかかわることではないでしょうか。男女の生活や文化があまりにも違いすぎたために位相差が起こったものだと思います。たとえばイギリス英語には身分差があるが、アメリカ英語にはそれがない。牢固たる身分社会であるイギリスの実情が、言語に影響を与えたと考えるべきでしょう。(ちなみに日本語の一人称の性差は、外来語である漢語漢文がもっぱら高度な海外知識として男の人によって占有されてきた歴史にひとつは起源があります。ぼく(僕)が典型的にそうですが、こうした漢語の一人称を女の人が使う機会はほとんどありませんでした。)
 上古の日本語の一人称はア(ワ)で男女共有でした。それがしだいに分化してゆく過程において、男女の生活・文化の差が影響を与えたのではないでしょうか。
 日本語にしろ英語にしろ、人間の使っているものですから、多少の程度の差はあれ、本質はかなり似た部分があります。ただ、そういう本質的な部分は、言語を専門としない人には見えにくい。こまかな違いばかりが目に立つ。その点をまず指摘してあげることがたいせつだと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答を有難う御座います。
勿論、私も海外生活が長いので各言語の訛りから出身地が判る程です。
歴史的観点からの分析が非常に興味をそそられます。個人的にそちらの方も研究してみます。有難うございました。

お礼日時:2004/12/03 10:59

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!