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高血圧の治療中です。測定すると130/90や135/95といったように上はまあまあなのですが、下があまり下がらないのです。特に朝はいつもそうです。高血圧というとだいたい上の血圧を考えてしまうことが多いと思いますが、下が高いということはどういうことでまずいのでしょうか。薬は今までタナトリルとケルロングを5mgずつ飲んでいましたが、医師との相性が今ひとつだったのでクリニックを変えたところ、カルシウム拮抗薬のノルバスク5mgに変わりました

A 回答 (5件)

確かに下はもう少し下がるのが理想ではあります。

ところで、それよりも血圧や降圧剤にだけに意識があるような気がしますが、高血圧治療の目的は、高血圧に伴う心血管合併症の発症を抑制することです。つまり、循環器系全体の診断が前提になりますが、今まで以下のことについて医師から何か言われましたか。
1)血管はどうですか。健康診断などの血液検査で高血圧だけでなく、高脂血、高コレステロール、糖尿病の傾向を指摘されましたか。高血圧は血管とくに動脈に負荷がかかりますから、動脈硬化の兆候がありますか。また、コレステロールや血中脂肪で血管内部が痛みます(アテローム変性が進む)。そうしたことを指摘されていますか。
2)諸器官は既往歴はどうですか。心臓疾患、脳卒中、肝機能、腎機能に問題はないですか。

「高血圧は万病のもと」ではありますが、その原因、あるいは高血圧になった過程の問題が解決されなければ、血圧だけコントロールしても、むしろ原因となった疾患が潜行してしまう危険もあります。また、喫煙や飲酒などの負荷要因を野放しにして、降圧剤だけで対応していると、当然その「矛盾」がいずれ顕在化します。血圧さえ下げれば大丈夫というのは間違いです。高血圧の改善には、生活の質(QOL)を高める努力が不可欠です。その点ではどうですか。

降圧剤の効果が問題になるときは、まず心臓を疑います。心房細動(狭心症、心臓の近辺が痛くなって息苦しくなる、急に気持ち悪くなる)の経験はありますか。心電図検査では何か指摘されましたか。弁膜症の兆候、心肥大、心筋梗塞など冠動脈に異常やその兆候はないですか。そして脳梗塞、腎疾患、糖尿病などの疑い、これらのいずれかを経験・指摘されていれば、血圧管理は当座のリスクを低減する対症療法であって、根本解決はその先にあります。

また、投与薬剤についてですが、その効果とともに上記の既往歴や疑いがあれば、降圧の効果だけで判断するのは間違いのもとになります。
ただ、降圧剤の知識を持つことは有用なので、少し記しますと、
ベジル酸アムロピジン(ノルバスクは商品名)はジヒドロピリジン系カルシウム拮抗剤で、血管拡張作用とともに効果的な降圧剤として世界中で一般に使用されています。
また、塩酸イミダプリル(タナトリルも商品名)はACE阻害剤といい、アンジオテンシン(RAAS)の亢進が心・血管系に有害のため、その生成を抑える転換酵素阻害薬です。
塩酸ベタキソロール(ケルロング=商品名)はβ―ブロッカーといい、心臓の興奮を抑える効果があります。降圧効果とともに狭心症のリスクを下げることも投与の理由になります。

上記の全ての質問について答えが分からないと、投薬についての評価もできませんが、その「相性が今ひとつだった」担当医は、高血圧とともに心臓に何らかの疑いを持っていたと考えられます。
また、降圧剤に限らずですが、からだとの相性がありますから、息苦しい、喘息などの呼吸器系、吐き気、下痢などの消化器系、のぼせ、めまい、冷や汗などの循環器系、発疹、かゆみなどの皮膚科系の異常を感じたら、担当医と相談することをおすすめします。

また、降圧剤の選択は基本的にはどの医師でも同じですが、一般に循環器でも外科は、術中術後管理上の血圧管理(梗塞の再発や出血リスク)を目的意識的に行います。一方、循環器内科は患者さんのQOLを考え、長いスパンでの投薬の効果とそのほかの影響を考えて処方する傾向はあると思います。自ずとその選択は違ってきます。しかし、いずれも患者さんが投薬による上記の異常や違和感を訴えれば、違う選択肢を探りますから、遠慮なく言うことが大事です。

病院を替えたり、ドクターショッピングすることは悪いことではありません。人間ですから気の合った信頼できる医師に診てほしいのは当然です。ただ、最終的には治療は医師との共同作業ですから、医師との信頼関係を作り上げる努力をお願いします。
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この回答へのお礼

詳しい回答有難うございます。とっても勉強になりました。          

>1) 血管はどうですか。健康診断などの血液検査で高血圧だけでなく、高脂血、高コレステロール、糖尿病の傾向を指摘されましたか。高血圧は血管とくに動脈に負荷がかかりますから、動脈硬化の兆候がありますか。また、コレステロールや血中脂肪で血管内部が痛みます(アテローム変性が進む)。そうしたことを指摘されていますか。
>2) 諸器官は既往歴はどうですか。心臓疾患、脳卒中、肝機能、腎機能に問題はないですか。

先月の職場の健診で尿タンパクが(+)でした。しかしこれは新しいクリニックの医師によると、タナトリルの副作用かもしれない(本には載っていました)ということで、近々再検査です。コレステロール、中性脂肪、肝機能系統の数値は全く問題ありません。心電図も問題なしです。4月に脳のMRI検査では異状は見られないということです。でもできることならば血管の様子を見る検査があれば受けたいと思っています。またやや肥満気味であることは、血圧に大きく関係していると自覚して、減量の努力はしております。
 前の医師から出されていたβブロッカーは、抗うつ薬(SNRIのトレドミンを少量飲んでいます)の副作用かストレスかのどちらかが原因で頻脈があったせいだと思われます。

お礼日時:2004/12/04 18:04

年齢や他にわずらってらっしゃる疾患にもよりますので一概には言えないのですが、130/90もしくは135/95ということで、ひどく高いわけではないと思います。


むしろそれがストレスになってしまうほうが心配ですね。
簡単に言ってしまえば、血圧は上は心臓から出てくる血液の勢い。下は血管の通りにくさや体内の水分の量を反映しています。
ご自身でも触れられているダイエットの他にも食事(塩分控えめが望ましいですね)や喫煙、飲酒などできることからはじめてはいかがですか?

お医者様を変えるのもいいのですが、薬を突然やめられたり、変えたりするのは、あまり感心しませんね。薬によってはその作用が出るまでに1週間以上を要するものもあります。今飲んでいるお薬を新しいお医者様に伝え、ご意見を伺ったほうがいいかと思いますよ。もしすでにそうされてるのでしたら失礼しました。

ともかくあまり気に病まずに確実にお薬を飲むようになさってくださいね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。体内水分量を測定すると、とても少ない結果がでるのですが、関係があるのでしょうか。

お礼日時:2004/12/06 06:39

年齢、体重が分からないので、処方の投与量については判断できませんが、もし大柄の方で、少々肥満気味とのことですから、降圧の効果がもう一つというのはおそらく長期の投与を前提に最小限の薬量に抑えているからでしょう。

また余り下げすぎると、睡眠中に低血圧になって頭痛や倦怠感などがでたりしますので、現状がベストのように思えます。後は主治医の見立てを信じることでしょう。
私が診ても、多分「ほとんど問題はないので、降圧剤だけ続けて下さい」ということになるでしょう。少なくとも私よりも健康です。
また、家庭血圧を採っているなら、朝起きがけにいつも下が90以上あって気になるようでしたら、血管の検査をするのもよいかもしれません。血管年齢が実年齢よりも相当高ければ、降圧剤を少し増量するか、血管を保護する機能のある他の種類に変える選択肢もあり得られます。むしろ適度な運動が必要かもしれません。思い切って菜食主義にするというのも、一つです。
高血圧をいつ頃発見されたのか、にもよりますが、高血圧症とは一生のつきあいですから、気長に体質改善に取り組むのがいいと思います。
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この回答へのお礼

重ね重ねご丁寧な回答有難うございます。とにかく生活習慣の改善に取り組むようにしています。

お礼日時:2004/12/05 07:48

私も通院中です。


上は血液を送る時の圧力で、下が血液を戻す時の圧力でどちらも血管(特に脳の)や心臓を圧迫すると聞きました。
私の場合、最初血圧の命令を出す機能に効くというアダラートCR40を飲みましたが、下が下がらず、血管を広げるブロプレス4を服用したら下も下がりました。
人によって違いますし、信頼できる医師と治療していくのがベストですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2004/12/03 20:29

年齢等データが無いのでなんともいえませんが、


タバコ吸ってたらすっぱりやめる!
太ってたらダイエット!
運動不足なら散歩でもする!

あああ、俺のことだ!
同病相哀れむですね、
がんばりましょう。
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この回答へのお礼

ダイエット、一番思っていることです。回答有難うございます。

お礼日時:2004/12/03 20:15

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