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 日本の農産物(コメ)の自由化はもはや免れないのかもしれません。農産物以外では自由貿易を主張し、自由貿易の恩恵によって経済大国にのし上がった日本が、農産物に限って世界の自由化の流れを妨害するような保護貿易を主張するのはやはり、おかしいですか?
 それとも農産物は他の品とは違う特殊なものだから、保護すべきですか?
理由は様々ですが、みなさんは農産物は保護されるべきか、自由化するべきか、どのようにお考えですか??

A 回答 (9件)

米に限ります。


しばらく前に.米が不足して大量に輸入しました。
結果として.最も貧困者にしわ寄せが生じました。
アフリカから中東にかけての貧困層数10万人が餓死しました。以前同様なことをイギリスで行い強いポントで世界中の食品を買い集め.世界中からひんしゅくをかった時期があります。
日本の国内農家(関連企業)だけが保護されているのではありません。米を食料としている年間食費100円程度の外国人貧困者も保護していることを考えてください。自由化すれば.外国陣貧困者に与えられている食料(日本はβ米で.東南アジアの米産地では.最下層の人々の食料か家畜の餌になる)が日本に運び込まれるのです。

 日本に戦争直後に米国からの大量の食糧援助がありました。米国の目的は.日本の食文化を破壊して米国食をよく食べるような児童生徒を育成して.米国食品市場に組み込むことでした。
 米国食品販売業者は.大量に取れるときには日本にうりに着ます。しかし.生産高が減ると最初に販売量を押さえるのが日本向け貨物です。食品を押さえられると.どんな無理難題を突きつけられても従わなければなりません。
20年度生産余力のある国は.一部先進国に限られています。

>一般消費者では高くても美味しいものを選ぶ人が多いと思うので、
国内の主要消費は.コンビニのおにぎりです。低価格な米にかなりシフトしていますので.2-3割は即海外産米になるかと思います。
「高くても美味しいものを選ぶ」程度の所得のある人は.経営者層を除くと大企業の従業員ぐらいです。すると.人口の10(経営者5%, 従業員5%)%程度ですから.全体に占める割合は5%程度でごく一部の地区の農家を除くと大多数の農家は生き残れないでしょう。低価格食堂が都内サラリーマンの集まる場所であることを思い出してください。
 一部農家の成功例が宣伝されていますが.ニュース報道というものは.変わっているから報道する価値があるのです。変わっていないところは報道されません。10町農家で秋の新車購入で2-3ランク車のランクを下げた家がほとんどでした。大農になってもほとんど生き残れません。

すると.大多数の生産地は壊滅的打撃を受けることになるかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

大変わかりやすく、参考になりました。

学校給食がパンになったのも戦後のアメリカによる小麦キャンペーンの一環だったと聞いたことがあります。

確かに日本がコメを輸入すれば、第三世界で飢餓者が増えるでしょう。貧しいアフリカの国ではタイ米1キロで子どもが1ヶ月生きていけるそうです。
でも前に農政族の方がそのことを言っておられたのですが、農政族やJAがそのことを口にするのは何か不快ですね。おまえらほんとにそんなこと考えているのか、それは口実だろ、って。保護はしても改革すべき部分は改革すべきだと私は思います。

お礼日時:2004/12/06 01:30

賛否両論あって、色々考えさせられました。


ひとつ質問者様に確認したいんですが、現在、完全自由貿易国は存在しないと言う事はOKですよね。農業大国フランスや自給率120%を誇るアメリカでさえ、自国の農産物輸入には制限を設けています。やはり他国に食料を握られるのは嫌なんでしょう。自由貿易といいながらもそこにはお国事情が反映されます。先進国の中で最も農産物を自由化しているのは日本です。
対アメリカとの貿易摩擦でも半導体は国内製品の2割はアメリカ製を使用する、自動車は対米自動車自主輸出規制協定を設けたりしました。逆にアメリカからは金融自由化、牛肉・オレンジの自由化なども受け入れましたし時にはスーパー301条を突きつけられたこともあり貿易に関しての不公平感は私だけではないはず。コメの自由化には逆らえないかもしれませんが、だったら違う所で国益を見出して欲しいと思いますね。
>たくさんの国とコメの取引きを行えってリスクを分散させれば一国に主導権を握られる心配も少しはなくなるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
仮に国産米60% アメリカ米25% オーストラリア米15%でアメリカが輸出を止めれば以前のタイ米緊急輸入の時と同じレベルです。市場を25%押さえると日本は結構ギャフンと言います。外交上のカードを一枚渡した気がしますけど。(重要なのは国の数ではなくシェアが問題です)
心配なのは安全保障でしょうね。日本の牛肉の飼料にアメリカ産とうもろこしが使用されていますがとうもろこしが不作の時は自国を優先して日本には入らなかった事があり、牛肉の値段が上がりました。不作の時はどう対応するんでしょうか?
為替レートは急激な変化はなさそうですし、農薬やポストハーベストなどは解決できそうです。

コメの自由化で農家に打撃はあるか?ですが間違いなく打撃を受けると思います。他の方の回答にもありますが、コメ生産農家は小規模経営が圧倒的に多く、従事者の約半数が65歳以上という年齢を占める、他に類を見ない構造を持っています。農業白書にも出ていますが土地を買い取る集約経営ではどれだけ集約しても買収費用はペイできないとなっています。
小規模経営で利益が出せず、かといって大規模経営でも利益が出ない。就労者はお年寄り。おまけに今の日本人はコメ離れが進んでいる。この状態で経営者感覚がないとか民営化すれば良いと言うのも無理があると思います。ましてお年寄りがこう多くては産業転換も難しいように思います。では黒字経営をしている農家はないのか?実はあります。黒字経営者の特徴は大規模農業をしています。農地を購入するのではなく、借地によるものです。平成5年にできた農業経営基盤強化促進法や後継者がいない農家のおかげで土地の流動化が進んでいます。法人組織を作り、借地により集約農業を行い機械効率、作業効率を上げています。また従事者も若い人が多いのも特徴です。着実にこう言う組織が増えてきています。時間が稼げれば農家の受ける打撃も少なくてすむのではないかとも思うのですが。しかし外国産米の安さには負けるかも・・・。今は家計の紐は締まってますからねぇ。農家からの税収は減り、国家財政は更に悪くなる。地方に失業者の受け皿はなく都会に人は集まるのかなぁ。

ちなみにコシヒカリは昭和31年、福井県の農林試験場で開発され、新潟では37年から生産が始まり、全国シェア1位には昭和57年になります。実に20年かかってます。あきたこまちはコシヒカリに冷害に強い品種をかけて開発され、約20年前から生産が始まり現在に至っています。農産物の新品種が市場に受け入れられるにはかなりの時間が必要となる場合が多く時代とのマッチングも重要であると思います。科学技術の進歩でアメリカやオーストラリアにも対抗できるとおっしゃる方もありましたが工場の建設費、設備費、光熱費が必要で経費は経営を圧迫します。栽培技術の確立、新品種であれば上記、市場に浸透するまでの時間もかかります。私には夢物語にしか思えません。

以上の理由からコメ自由化は反対です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

完全自由貿易国っていうのは怖いですね。麻薬や核兵器の輸出入も自由ってことになりますからね(笑)
日本はコメの関税だけが異常に高くて、他の国から見れば農作物保護国家のように見えるんですね。EUなんか全体の関税率が高いのに。

お礼日時:2004/12/13 00:28

>保護はしても改革すべき部分は改革すべきだと


そうですね。農業は零細で経営規模が極端に小さいのです。結果として.産業のショックアブソーバーとして使われています。
トヨタで黒字を保っていますが.「いつでも解雇できる従業員」を農村からかき集めて.売れ行きが止まったとたん解雇するという.ことをしています。解雇された人間が農家に戻ってくれるから.可能な労務管理です。
半導体を輸出するために.はっかを自由化したのは有名ですね。
工業製品を売るために農産物を輸入する・工業製品の製造販売している企業の利益を確保するためだけに.農業の自由化を行っているのです。ならば.工業製品を輸出しないて.農産物を輸入しないという考え方ができないのか.工業製品を輸出したもうけた人々から増税して.農家に利益還元ができないものか.改革すべきことはたくさんありますね。
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一般消費者の一人として日本の農産物の保護には反対です。


海外から(安全であることを前提として)安い米が大量に仕入れられればメリットがデメリットよりも上回ります。

アメリカ国内では米12kgが$15で買えます。(例:タイ米)
もし日本国内で同じ程度の値段で米を買えるとしたならば、家計に余裕が出来てお母さん方は喜ぶでしょうし、米を取り扱う外食産業も値下げが出来るため、外で働くお父さん方も喜ぶことになります。

発展途上国の農家も収入が増えて、今までよりも良い生活が出来ます。

日本の消費者は浮いたお金が出来るため、好きなものを買ったりする足しに出来ます。
例えば保護が廃止され、各家庭の食費が安くなれば沢山の家庭のお金が電気製品に向かう事が考えられます。そうするとメーカーの収入が上がり、さらに優秀な製品や新製品を作るための資金が出来ます。日本の優秀な製品は飛ぶように外国に売れますから日本は儲かります。そうすると今度は外国が日本の商品を締め出そうとするかもしれません。そうなると今度は日本側が外国に自由貿易を求めるという構図が出来るかもしれません。

デメリットといえば、おっしゃられたように日本が規制を撤廃することで第三世界での食料供給が間に合わなくなるかもしれません。ただこれは一時的といえると思います。

スリランカは国の収入を繊維製品の輸出に頼っていました。しかし来年の1月からは殆どの仕事が中国に移ってしまうため、工場を閉鎖しなければいけない破目に陥ってます。そこで農業が注目されてます。中国が農業から工業にシフトするなら、彼等の食は我々が提供する、と言った所です。収入が見こめるからでしょうね。

つまり、需要が増えれば収入を見越して農業にシフトする国があるということです。一時的にコメが足りなくなっても、すぐに追いつきます。

日本で生産能力が低い農家はあっという間に廃業に追い込まれると思います。このような淘汰される低生産者の救済、そして彼等をどのようにして高生産者に変身させるか?というのは議員さん、行政の腕の見せ所です。

以上の理由でコメの関税撤廃には賛成しています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>つまり、需要が増えれば収入を見越して農業にシフトする国があるということです。一時的にコメが足りなくなっても、すぐに追いつきます。
 この問題は色々な回答が次々に出てきますね。納得させられる回答の多さに、私自身、勉強不足を実感させられます。

 ちなみに農業の多面的機能についてはどうお考えですか?
{水田や畑は、食料を生産するだけでなく、水資源を守り、大雨が降ったときに水量を調節するダム機能を果たし、都市を洪水から守っていて、水田は空気をきれいにし、日本の伝統文化や景観を守っています。その機能を貨幣評価すると約6.8兆円になり、これらの「農業の多面的機能」は海外から輸入できません。農業は食料を生産するだけでなく、日本の国土環境保全にも役立っている}
 農作物が自由化されて、政府が何もしなければ、農業は全滅(言い過ぎかな??)、他の回答者さんがおっしゃっているように、色々な方法でうまく生き残れる農家がいるかもしれないですが、実際のところ潰れる農家も多いと私は考えています。中間山地なんかは生き残りは厳しいんではないでしょうか。そこで、この多面的機能も農作物の自由化反対の方の話しで、よく出てきます。
もしお時間あればまた意見を聞かせてください。

お礼日時:2004/12/08 02:48

参考までに


「日本のように狭く山ばかりの土地で、アメリカやオーストラリアに対抗出来ますか??」
科学技術の進歩を考慮にいれると十分可能です。東海大なんかで農作物に特殊な光をあてて成長促進なんかの実験をしていますね。将来、工場で米の生産も可能になりますね。ただ土地が広ければいいというものでも無いようですね。トマトやイチゴなんかは水栽培工場ありますね。そういう意味で民営化なのです。
「完全自由化とは関税を全くかけないということですか?」
その通りです。ただ、政策的には期限を切って段階的にということもあって良いと思います。
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この回答へのお礼

再び回答ありがとうございます。

>科学技術の進歩を考慮にいれると十分可能です。東海大なんかで農作物に特殊な光をあてて成長促進なんかの実験をしていますね。将来、工場で米の生産も可能になりますね。ただ土地が広ければいいというものでも無いようですね。トマトやイチゴなんかは水栽培工場ありますね。そういう意味で民営化なのです。
 そうなると今のように零細農家ばかりではコストがかかりすぎてやっていけませんね。零細農家、兼業農家の方々には畑を手放してもらわないと。ある程度の規模を確保しないといけませんね。
 
 

お礼日時:2004/12/08 02:31

参考に


すでに指摘されていますが、「保護」というのは「努力」の上にあるべきもので「過保護」とは違いますね。あまりに過保護にしすぎて、壊滅状態になることを「保護」とは言わないのですね。国鉄も民営化でよくなりましたね。郵便局も民営化でよくなるでしょう。当然、農業は自由化・民営化をしないとよくなりませんね。土地の活用は、元気な農家も私企業も自由にやらせれば、農作物の輸出でさえも可能になりますね。脳のなくなる農業保護などもはや必要の無い時代ですね。脳の活性化のためにも農作物の完全自由化と民営化しないといけませんね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>当然、農業は自由化・民営化をしないとよくなりませんね。土地の活用は、元気な農家も私企業も自由にやらせれば、農作物の輸出でさえも可能になりますね。
 日本のように狭く山ばかりの土地で、アメリカやオーストラリアに対抗出来ますか??

>脳の活性化のためにも農作物の完全自由化と民営化しないといけませんね。
 完全自由化とは関税を全くかけないということですか?

お礼日時:2004/12/06 01:14

他の品物の自由化を他の国に要求するのなら、特別扱いはできないと思います。


保護するのに限界がある以上、何か対策をしつつ自由化の方向へ行くしかないのかな、と思います。

素人考えですが、米だけで言えば、ブランド化が進んで、一般消費者では高くても美味しいものを選ぶ人が多いと思うので、それほど心配はないような気がするのですが。

以前、ある農作物の農家に支援策として自治体が資金援助をしたけど、それっぽちでは一時凌ぎにしかならない、という不満の声があったという番組を見ました。
そのときは農家の考え自体にも問題があると思いました。
小作人ではない、経営者だという意識がないのかと。
その番組では、一方で成功した例を紹介していました。
でも力のない農家がなくなっても仕方ないとは思いませんが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

おっしゃる通り農家にもプロ意識が必要になってくるでしょうね。

お礼日時:2004/12/06 01:10

政府は、輸入を止める事で農家を安心させ、土地整備(構造改善事業)を行い土建業者に仕事を与え、紐付きの補助事業を行って農家の負担(借入金)を増やす政策を数十年来続けて来ました。



そして、市場制度に乗った流通方式で、他人に生産物の価格を決められ、野菜など少し過剰になると、段ボール箱の価格に満たない価格で落札されて取引され、不足するとすぐに商社が輸入し、空飛ぶ野菜で利益を得るのが実情です。

はっきり言います。日本の農家は保護されて居ません。
補助金という名前のお金を使わせるために、借金を背負わせて、儲けるのは関連業者だけです。

自由化するならしたほうが良いですよ。
日本の農家は、過去から何度も勉強しています。
生産コストを下げる努力もしていますが、コストに見合わない価格になれば、やめるか売らないでしょうから、生産者はすぐに困るような事にならないでしょう。

まあ、反対しているのはJAくらいです。
自由化すれば、政治家や官僚は新たな補助金を作る名目にできるでしょうしね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

自由化すれば日本の農業はどうなると考えますか?壊滅でしょうか?現状維持出来ますか?
もしお時間あればまた回答ください。

お礼日時:2004/12/05 19:08

エゴを押し通してまで保護するべきですね。


食料の自給率が低い日本で主食の米まで主導権を握られ
るとそれこそ他国の言いなりです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

たくさんの国とコメの取引きを行えってリスクを分散させれば一国に主導権を握られる心配も少しはなくなるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

お礼日時:2004/12/05 19:03

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