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環境ホルモン分解菌の代謝産物について解析をしています。培養液をヘキサンを用いて液々抽出(二層分配)の形で抽出・濃縮してGCMSにかけているのですが、ヘキサンだけでなく、別の有機溶媒でも抽出を行おうと計画しています(=ヘキサンで見えなかった代謝産物が見えてくることを期待して)。ただ、一口に有機溶媒と言っても色々あり、数多くの中から実験結果に差が出ることが期待できそうなものを数種類選ぼうと思っています。そこで、このような意図で液々抽出の結果に差を出したい場合に参考となる尺度というものは存在するのでしょうか。例えば、各々の有機溶媒がどれだけ疎水性が強いか、を示すような化学的尺度はあるのでしょうか。その他参考になりそうな「尺度」をご存知でしたらお教えください。

A 回答 (3件)

一般的には誘電率や水-オクタノール分配係数を用いるようですね。

それにしてもヘキサンではかなり疎水的ですね。酢エチやクロロホルムとかの方がより多くの代謝産物が抽出されてくると思いますよ。あと、トルエンなんかいかがですかね。極性は低いですけど、ベンゼン環があるので芳香族化合物が抽出されてくるかも。
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この回答へのお礼

早速のレスを有難うございます。トルエンは今回はじめて聞きました。大変興味深いです。「誘電率」と「オクタノール係数」についてちょっと詳しく勉強してみようと思います。有難うございました。

お礼日時:2001/07/31 17:59

以下の成書は参考になりますでしょうか(内容未確認!)?


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抽出/化学工業社/2000.10 
溶媒抽出化学/田中元治,赤岩英夫/裳華房/2000.2 
試料抽出/森本源蔵/丸善プラネット(製作…/1997.3 
抽出技術集覧/化学工学会関東支部・…/化学工業社(発売)/1995.7 
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最初と最後は化学工学系のもののようですが・・・?

溶媒の基礎的物性であれば、ご存知でしょうが、化学便覧等が参考になります。

ご参考まで。
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この回答へのお礼

MiJunさん、レスを有難うございます。上記参考文献、早速探してみます。結構新しい参考図書を挙げていただきまして、有難うございます。

お礼日時:2001/08/01 09:36

オクタノール-水分配係数というのは、極性を表す物性値としてよく使われます。

また、極性の大小については、Macek,Prochazkaの系列というのがあり、極性の高い溶媒から順番に下記のようになります。

水、アセトニトリル、メタノール、エタノール、アセトン、THF、酢酸エチル、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ジクロロメタン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン、四塩化炭素、二硫化炭素、ヘキサン、ケロシン

抽出物と極性の近い溶媒ほど、抽出物-溶媒間の親和性が高くなりますので、ヘキサンでは極性の高いものは抽出することが出来ません。相互溶解が起こらない程度に、抽出もとの溶媒と極性の近いものを選べば、極性の高いものが抽出されてきます。
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この回答へのお礼

レスを有難うございます。各種溶媒の序列を不等号で示した参考資料を以前に見た記憶があるですが、Take_chanさんが示してくださったのと同じような感じでした。大分核心に迫ってきたので図書館へ行ってもう少し調べてみます。

お礼日時:2001/08/01 09:43

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