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映画、といえばフィルム媒体が当然でしたが、現在はデジタルデータ媒体になっている、とききました。
ということは、編集作業や、上映館への受け渡しも、短時間にできるようになったわけです。
ということは、やろうと思えば、同じ作品でありながら、関東(東日本)と関西(西日本)で異なる内容のシーンやカットにしたり、もっといえば、上映都道府県ごと、あるいは上映館ごとにシーンやカットの入れ替えなども可能になるわけです。

「え? それって映画館ごとに違う映画を上映するってことでしょ? 今でもやってるし、フィルム時代だって出来たことじゃん。何言ってんの?」
とおもわれますよね。

えーと、そういうことではなくてですね、
たとえば、劇団四季のライオンキングの中の有名なシーンで、主人公の子ライオンが倒れているところを、イノブタとその仲間が助けるシーンがあります。このシーン、物語の中で「田舎」を表現するために、地方上演の場合はセリフが必ずご当地の御国言葉(方言)に差し替えられます。

それと同じように、
「同じ映画でありながら、地方によって、あるいは上映館によって一部のシーンの映像や音声が差し替えられる。バージョン違いのものが存在する作品」
という映画はあるのでしょうか?

まあ、技術的にはそんなに難しいことではないのでしょうが、その映画をソフト展開(DVD化、ブルーレイ化)したり、TV放映するばあいには困ったことになるでしょうから、そういうことを考えると難しいのかもしれませんが・・・

作品を世界展開する場合は、上映する国の事情によって濡れ場や喫煙飲酒シーンの表現が変えられたり(変えるどころか丸ごとカットされたり)、あるいは国や言語によっては通用しないセリフ(駄洒落とか流行もの、慣習を取り入れたセリフなど)が国ごとに変更されたりする「リージョン違い」というのはありますけれどね。

詳しい方、教えてください。

A 回答 (2件)

>「同じ映画でありながら、地方によって、あるいは上映館によって一部のシーンの映像や音声が差し替えられる。

バージョン違いのものが存在する作品」
という映画はあるのでしょうか?

国内に限って言えば「ない」です。しかし「世界中で上映する作品」ならあります。

まず当たり前ですが、各国の吹き替えはその国の言語で行われるので、ハリウッド映画がフランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語などになります。各国語を方言と考えるなら、国際的には行われているわけです。

また、CGアニメに限定されますが「その国の状況」に合わせた変化はあります。宗教的にタブーがある場合などは問題のないものに差し代わりますし、作品の中の「お店の看板や商品の名前」などの文字が各国語になるものもあります。

また有名なローカル化(各国の実情に合わせたもの)でいえば「インサイドヘッド」で日本版だけ主人公が嫌いなものが「ピーマン」に変更されているのがあります(他の国はブロッコリーが子供の嫌いなものとしてよく連想される)
また、ポケモンをアメリカで上映したとき、おにぎりがドーナツに変わっていたのも有名な話です。

質問者様のご質問の内容としては、こういうレベルのことを言うのでしょうが、国のレベルの違いはあっても、その国の中で方言などに合わせて変える、ということはまずありません。

その理由
・外国映画の場合
 元々外国映画を買い付け、日本語訳(または上映する国の訳)にする場合には「原語の会話を日本語のニュアンスと役者の口の動きに合わせたセリフに直し、その直した直訳と意味(なぜそうする必要があるのか)などをそえて、原作の版権をもつ監督などのチェックを受け、OKがでないと吹き替え版のアフレコができない」という事情があります。
 
 この作業は膨大な労力を要するので、方言版などを作るのは採算が合いません。だからできない、というのが一つ
 また、日本以外の国の場合「方言などを使うと差別的なニュアンスが出る」場合があります。国の文化的な問題でバージョンを増やすことができない場合もあるのです(もちろん、その前に採算が合わないのでやらないです)

・邦画の場合
 邦画なら、方言バージョンなどを作ることはできるでしょうが、これも「誰がアテレコするのか?」という問題が出ます。実写で方言バージョンを作るなら、同じシーンを何度も言葉使いを変えて取る必要があり、とても予算に合いません。
 また同じ役者がいろんな方言でなんどもシーンを取るのは不可能に近いので、アテレコすることになるでしょうが、そうなると「オリジナルの役者の演技をどう考えるのか?」という問題が出てきてしまいます。

 アニメなどなら、まだやりやすいかもしれませんが、方言バージョンを作るための声優の負担は大きいですし、方言b-ジョンは別の声優にすると、今度は「この映画の声優に俳優の○○さんを起用しました」というようなことがやりにくくなります。
 まあ、小さな配役(たとえば、お店屋さんの掛け声が方言になる程度)ならできるでしょうが、手間をかけてやっても「それが映画の魅力と動員にどれほど影響力があるか」という点を考えれば、コストに見合わない、といえるでしょう。

なので「映画を作る側の事情、版権や役者のオリジナリティなどの問題から、やってできるとはいえるが、やることによって生じる手間とコストが、映画の訴求力に見合わないので、やらない」のです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

手間に見合わないんですね。

お礼日時:2019/08/23 12:11

CGアニメの場合、看板などの文字が差し替えられる場合があります、吹き替え版は看板の文字が日本語、で字幕版だと英語のままというような場合ですね。

デジタルデータなので特定レイヤーのデータを差し替えるなどで対応しているようです。

各国の民族や宗教的的タブーのシーンなどは差し替えられたりぼかしが入ったりしますが、これはフィルム時代からやっていました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>CGアニメの場合、看板などの文字が差し替えられる場合があります

おお、そんなことにも対応できるんですね。

>CGアニメの場合、看板などの文字が差し替えられる場合があります

過去の外国映画では日本での上映、TV放映のときに、エッチなシーンでそういう加工がされていましたね。

お礼日時:2019/08/23 12:12

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