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本当に素朴な疑問です。

1.小泉さんや中曽根さんちって、神道なのですか?

2.戦没者で靖国神社に祀られてる人って、家が神道だったのですか?
戦死したうちの祖父、法事は仏教でやってますが、ひょっとして靖国神社に祀られてるのですか?

3.そもそも神道の「祀る」ってどういうことですか?
戦没者を祀るとは、神社が「○○ノミコト」を祀ったり、天神様が菅原道真を祀ったりするように、《神様として》拝むということですか?

4.神道では人が死んだら神様になるのですか? それはどんな人でもですか?

総理の公式参拝の是非はさておき、そのへんの神道の前提がさっぱり分かりません。わかりやすく教えていただけませんか?

A 回答 (6件)

質問1


分かりません。
でも、仏教の家の人(家に仏壇がある家)でも正月には神社に参拝するよね。
神社は神道だぞ(笑)

同様に私の家は死んだら仏壇入れられそうだが私個人は神道が好き。
好ましく感じている。このような場合もある。

小泉さんや中曽根さんの内実は誰にもわからない。

質問2
奉られています。

質問3
祀る
1)供物・奏楽などをして神霊を慰め、祈願する。
2)神としてあがめ、一定の場所に鎮め奉る。奉祀する。
広辞苑より抜粋

神社は「御霊を静める」意味合いが強い。
菅原くんは京都の悪鬼として恐れられたから、神社(大宰府天満宮)を建ててその御霊を静めたのです。その後、天に召抱えられたとされ、学問の神として崇められているわけですな。

神社は仏教に置きなおすのは嫌だがでっかい仏壇という言い方もできる。

ちなみに「天神様」は菅原道真を奉らない(笑)
「天神様は菅原道真を天の神として召抱えた」です。
この場合、天にはもっと偉い神様がいるという考え方ですな。

質問4
人が死んだら御霊が残ります。
通常、御霊がどこに行き、どうなるのかわかりません。
精霊に近い存在と認知するとわかりやすいでしょう。
御霊は現世に対して何らかの影響を与えることができる。
幸福をもたらす場合もあれば、害を成したりします。御霊はそれそのものの善悪は不明である。これは御霊が人の内実としての存在である為、「人に幸福をもたらす存在(絶対善)」としての「神」とは違う為です。

御霊にはそれぞれ、その存在力が違う。存在力が非常に高い存在(現世において非常に能力が高かった人など)は現世に対する干渉力がつよく。多くの人に害を成したり、逆に幸福をもたらしたりする。
逆に存在力が弱くても干渉力はあるがそれは非常に弱い。

神社は御霊を静め、世に平静の状態を築くために存在する。
また、神社に参拝するのは「御霊への尊敬の意」「御霊とよしみを結びその力を借りる」といった意味合いがあります。

以上です。
分かりにくい部分があれば言って下さい。補足します。
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この回答へのお礼

知りませんでした。祖父も靖国に祀られていたのですか!

それって、「戦死者」であるがゆえのことであって、普通の人が戦死じゃなく死んでも、神社に祀られることはないんですよね? 神様になるには軍人でお国のために命を捧げたとか、一定の要件があるのですね。

「御霊を鎮める」のですか。
御霊って、喜んだり怒ったりする人間そのもののような存在なのですね。

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2001/08/05 18:02

ふむ、カトリックの人だったのか。


だとすると、「神」の概念が根本的に違う。
代表的な宗教の神の概念を纏めてみよう。

キリスト教での神(Godと呼ぶべきかな?)は絶対神です。
同様にイスラムの神(アラーと呼ぶべきかな?)も絶対神です。
絶対神は唯一無二にして大いなる存在であり、人間の上に立ち、人はこのようにあれと命令する存在です。
人にとって神は恩恵を授けてくれる存在、導いてくれる存在。
神にとって人はしもべ。
神は世界の創造主であり、世界すべてである。

対して、ヒンドゥー、仏教の神はなんらかの現象の抽象化された存在を神と呼びます。これらの神は人格を持ち、人に対して何らかの働きかけをします。神には神の摂理があり、人は神の摂理の中にある。この場合、神は人より上位の存在であり、道を示す存在です。この場合、「上位」とは能力が高い、道を知っていると言う意味。
人にとって神は畏怖の対象、道を示す存在、人を助けてくれる存在。
神にとって人は世界の円環の一部、道を知ろうとする存在。
神は世界の一部であり、運営者である。

日本の神道における神はもっと抽象的で原初的です。神とは何らかの力であり、そこにある何かです。精霊と言う言葉が最もわかりやすいかもしれません。人格と言うより、なにかの意志のある存在と認知するべきかもしれません。人間への干渉は基本的にありません。神が人に何かをすることはなく、命じることもありません。神は常にそこにあるのです。居ても決して干渉してこない。ただただそこにいる存在として捉えるとよい。
ただ、力であり意志たるそれは気まぐれに災害を起こしたり、気まぐれに幸福をもたらしたりするでしょう。気まぐれで不幸な目に遭わされたんじゃたまらないので、その意志たる何かを鎮めてやりましょう。
祭ってあげれば幸福をもたらしてくれるかもしれません。
そんなわけで社を建てる。祀る。
基本的に人間と神は対等であり、不干渉な存在である。
人にとって神は畏怖すべき対象(これは人が闇を恐がるような原初的な畏れと解釈すべきでしょう)である。
神にとって人は世界の一部。
神は世界の一部。
場合によっては世界を運営する立場にある。

私なりの解釈をしてみました。
これは違うぞ。と思ったら、びしばし返答下さい。

神道というのは原初的な宗教形態なのです。
シャーマニズムと呼んで良いでしょう。

信仰の原初的なものであるが故にどのような宗教にもとけ込むことが出来る。
だって、不干渉な存在なのです。
機嫌さえ取っておけば何やってもオッケー(ぉぃ

神道的にはキリスト教のGodだろうがアラーだろうが釈迦だろうが「意志を持った強大な何か」で一括りだ(我ながら乱暴だ)。

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キリスト教圏でも精霊の話が語られます。人々は精霊に親しみを持ってます。
ハロウィンでおなじみジャック・オー・ランタンはお化けというか精霊というか。精霊信仰の流れを汲んでますしね。クリスマスもそうじゃなかったかな?
ま、土着の信仰がでかい信仰の中にとけ込むのはよくあることですよ。

日本の場合、神道と仏教はちょうど1:1の割合で解け合って、且つそれぞれ独立した宗教として成り立っているという非常におもしろい現象だと思う。
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ああ、なんかつらつらとよく分からない方向へながされてるな。
神様の概念についての補足でした。
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この回答へのお礼

なるほどー。対比してみるとよく分かる気がします。
ひとくちに神と言ってもこうも違いがあるんですね。

日本は山の神様、風邪の神様、厠の神様、井戸の神様、となりのトトロ(?)…、本当にありとあらゆるものが神様になりますよね。こういう豊かなイメージは私も好きです。

ただ、明治以後の日本は、そういう土着の原初的な神概念(八百万の神々?)を、aruberihiさんの言われるような、より上位の神概念のもとに意図的に統合しようとしたような気がします。で、その上位の神概念というのが「神聖不可侵」の天皇だったのではないでしょうか?

森さんが「日本は天皇を中心とした神の国」と言ってましたが、ありとあらゆるもの、とりわけ人間でさえも神様になりうるという、神と人間の間の一線のなさが、国家神道の土壌となり、国家建設、戦争の遂行、対外進出という目的のために政策的に利用された気がします。

いろんなものに神が宿るという感覚はよく分かるけれど、生きてるにせよ死んでるにせよ実在の人間を神様として拝むときは、一度はその背後にあるものを疑った方がいいんじゃないかなと、私は思います。
(で、ついでに言えば8月15日に「戦争犠牲者に哀悼の誠を捧げ」るんだったら、抽象的に御霊に参拝するとかいうんじゃなくて、1人1人の人間の一生を思い、あくまで人間同士の同情や共感を捧げてほしいなと。)

いろんな角度からの回答を読ませていただいて、何となく掴み所のなかった神道のことが分かって来た気がします。

たいへんありがとうございました。

お礼日時:2001/08/06 22:12

1.分かりませんけど、首相の小泉さんの事を言ってるんでしたら、宗教とは関係なく、政治的判断として参拝するんだと思います。

右翼や戦没者の家族の支持が欲しいんじゃないでしょうか?
あと、周囲のアジアの国に気兼ねして、いままでの首相は参拝できなかったけど、自分は出来るんだって事をアピールしたいとか・・・。
4.死ぬと氏神になって、家族や親族を見守るんだそうです。仏教では十万億土へ行っちゃいます。

あまり関係無いですけど、もともと神道は結婚式とは関係ありませんでした。神前結婚が行われるようになったのは明治以後です。
仏教はもともと葬儀とは関係ありませんでした。仏教で葬儀が行われるようになったのは室町時代頃からです。一遍宗の聖がお金を稼ぐために考えたようです。
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この回答へのお礼

支持団体との関係ですかー。それはあるでしょうねー。
それに、日本の外交姿勢として、いつまでも外国のご機嫌を伺ってるんじゃなくちゃんとしたポリシーを持ってやって欲しいというのは私も本当に思ってます。

なるほど、宗教といろんな儀式の関係ってわりと便宜的なんですねー。伝統的に日本人は「私は仏教」「私は神道」という風にひとつの宗教が生活の全てを律するんではなく、場面場面に応じて使い分けてたのかもしれませんね。

大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2001/08/05 22:25

補足的な回答ですが


実家の方の墓地で法事を行っていても靖国神社に戦死者戦没者が祀られています。
墓地へ行くと戦死者のお墓をよく見かけます。
絶対というわけではありませんが「陸軍○○軍曹之~」と階級も彫られたり
星が付けられたりしていますのですぐわかります。
よく見ると「~之墓」ではなく「~之碑」と彫られている墓が多いです。
(もちろん、絶対的な決り事ではないでしょうし墓とされたものもあります)
これは霊の本体は靖国神社に祀られているという考えからそう彫られたんだと思います。

日本人は多くの方が仏教と神道を共存させて拝むことに違和感を感じていないかと
思います。
(年末年始は寺へ除夜の鐘を聞きに行ったあと神社で初詣をする位ですから)
実家の墓(碑)と靖国神社が両立するのも仏教・神道両方で先祖や亡くなられた方を拝む事もできるからなのでしょうね。

>小泉さんや中曽根さんちって、神道なのですか?
首相が神道だから神社へ「公式」参拝したら、それこそ違憲でしょうね。
靖国問題の焦点は「一宗教に公式参拝する」という事よりも「戦死者戦没者」の中に戦犯、殊にA級戦犯も含まれていることが諸外国から怒りを買っているのだと
思います。
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この回答へのお礼

>首相が神道だから神社へ「公式」参拝したら、それこそ違憲でしょうね。
んーその通りですよね。
だから、多分小泉さんも、除夜の鐘を聞きに行ったあと神社で初詣をする風土を受けて、これが日本人の伝統文化であり首相たるものそれを尊重して当たり前だ、という前提で参拝するのでしょうかねー。

これを政教分離に反するんじゃないの?と思うのは、やっぱり「何となく神道」「何となく神仏混淆」とは相容れない、少数派ってことになっちゃうわけですか…。

で、そういう政教分離論とは別個に、A級戦犯合祀への批判もあるわけですね。

だんだん問題が整理できてきた気がします。どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/08/05 21:57

1,神道でなくとも、日本人はクリスマス(キリスト教)を祝い、行く年来る年の為に除夜の鐘を突き(仏教)、新年を祝って神社に初詣(神道)に行くのです。

死んだらお墓に入るときは大体仏教です。でも死んだ知人がキリスト教だったら、南無阿弥陀仏と唱えるのは失礼です。仏教徒でも十字を切ります。首相も友人・知人は多いでしょうし、結婚式(神道形式でやるところもありますね)や葬式に出るときは相手に合わせて式の礼を尊重するのです。*千鳥が淵戦没者墓地構想もありますが、死んだ人を墓に入れて悼むこと自体が宗教ですので問題のすり替えに他なりません。

2.大戦時日本人は殆ど仏教ですが、戦死した人は祀られています。これはキリスト教などでも同じです。自衛隊の殉職者(航空機事故で死んだ人など)も靖国神社に祀られています。遺族の奥さんがキリスト教で「祀らないでほしい」と訴えられたことがありますが、裁判では負けています。靖国神社は、故人の位牌があるわけでもなく、祀る側の判断で祀っているだけです。

3.戦没者は軍神として祀られています。日本各地には色々な神社があり祀られているものも様々です。でっかい石を祀ってあったり、事故で死んだ人や偉い人を祀ってあったり、中国の妖怪を祀ってあったりといろいろです。
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この回答へのお礼

じつは私はカトリックなのですが、周りは「何となく神仏混淆」なので、あんまり波風たてるのもなんだし、それぞれの思想信条だから尊重してあげていいと思って、年中行事にはお付き合いしています。

でも、もしダンナが仮に戦争とか自衛隊で死んだとして、菩提寺でお弔いしてもらうのは別にいいですけど、靖国神社となるとちょっとそれだけは…、って感じです。
靖国って「何となく神仏混淆」っていう人には、別に日本人の習慣だから構わないかもしれませんけど、ちょっと違う人にとっては正直違和感あります。

なるほどー。戦没者は軍神となるんですね。いわば日本全体の氏神というか守護神として、神格化されるわけですか。 ちょっとその辺の、先祖供養なのか神なのかというのがよく分からなかったのです。

大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2001/08/05 20:58

たしか日本人は全員神道だったと思います。



みなさんが住んでいる地域にはかならず神社(=氏神)があります。そしてその神社のエリアに住んでいる人は全員氏子になります。
そうやって考えると日本人は全員神道なんです。

そして戦時中は国が「国家神道」をかかげていたのです。「大日本帝国では国家神道が正式な宗教である。」とうたっていたと思いました。

あと、日本人の多くがお寺の檀家になってますが、仏教徒ではないと思います。
本当の仏教徒なら七五三、初詣、神前結婚式等はやってはダメですよ。(^^;
明治維新から二次大戦の戦死者240万人を合祀しているので、あなたのおじいさんも含まれるのでは?

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【靖国神社】
東京都千代田区九段にある神社。国事に殉じた者の霊をまつるために1869年(明治2)招魂社として設立。79年現在名に改称。明治維新から第二次大戦に至る戦死者二百四十万余柱を合祀(ごうし)。

【氏神 うじがみ】
(1)古代の氏族が共同でまつった祖先神、あるいはその氏と特に縁故のある守護神。また、それをまつった神社。藤原氏の祖先神としての天児屋根命(あまのこやねのみこと)、守護神としての鹿島神宮・香取神宮、忌部氏の太玉命(ふとたまのみこと)、源氏の八幡宮など。
(2)室町時代以降、同一の地域内に居住する人々が共同でまつる神。産土神(うぶすながみ)。
(3)屋敷神のこと。

【氏子 うじこ】
(1)共同の祖先神をまつる人々。氏の子。氏人。
(2)共通の氏神(2)をまつる人々。氏神が守護する地域に住む人々。
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この回答へのお礼

これも知りませんでした。日本人みんなが神道だったなんて!! もとをたどればみんなどこかの神社の氏子なわけですね。

なんか私の知らないうちに氏子になったり、じーちゃんが神社に祀られたりしてる!!!! 

初詣とかお祭りとかは、ほとんど地域の伝統的慣習と言えなくはないんでしょうけど、でも、じーちゃんが靖国神社にというのは、そういう素朴で身近な共同体意識みたいなものを超えて、ちょっと政策的なものは感じますよね。

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2001/08/05 18:35

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