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鳥肌はなぜ出てくるのでしょうか。
・・・いや、怖かったから出てくるとか、感動したからとか、そういう答えが頂きたいのではなく、体にどんな変化が生じたから鳥肌となるのでしょうか。
あの時、皮膚では一体何が起こっているのですか?

A 回答 (3件)

鳥肌は毛穴を閉じるためではなく、体毛を立てて毛と毛の間に空気(死気)をため込むために起こる生理現象です。


といっても体毛が短くまばらに退化してしまった人間では、その効果はほとんどありませんが、毛の長いサルなどでは起毛している方が寝ているときより保温効果が高くなるんですよ。
体毛はふつう皮膚から斜めに生えていますが、その上側

つまりこっち側→/

に、立毛筋という筋肉があります。
これが収縮すると毛が立ち、毛孔を中心に皮膚が引っぱられて盛り上がる。
これが鳥肌の正体です。

なお、立毛筋は交感神経に支配されています。
脳が寒さを感知すると交感神経に命令が伝わって、立毛筋を収縮させます。
しかし交感神経は興奮や緊張をつかさどる神経網でもあるので、極度に脳がたかぶった状態になると、寒くなくても鳥肌が立つのです。
イヌやネコの背中の毛が、怒ったり恐怖を感じたときに逆立つのも同じメカニズムによるものです。
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この回答へのお礼

なるほど!よくわかりました。
よくできてるんですね、人間の体って。
でも、体毛が退化したのに保温効果をもたらす生理現象だけが残っているっていうのも、愛くるしいですね。なんとなく。
でも、ひとつだけ。”死気”っていうのがよくわかりませんでした。これは世間の常識なのでしょうか。指揮?、四季?と、もしかしたら変換ミスなのかといろいろ考えたんですが、わかりませんでした。
全体的には、凡人の私にもわかるように工夫された内容で理解しやすかったです。ありがとうございました。

お礼日時:2001/08/10 15:43

解剖学関係の書籍をご覧になると、構造が図示されていて分かりやすいのですが、気持ち悪いというなら、言葉だけで…。



腕や脚には産毛やスネ毛が生えていますよね。鳥肌が立ったときにはその毛の根本が盛り上がっています。これは何故か…。
毛が生えている部分には必ずその毛根辺りに立毛筋という筋肉の束がくっついていて、真皮の層を走り、その立毛筋のもう一方の端は表皮の角化層の下にある胚芽層という組織の下面にくっついています。
鳥肌が立つときには、交感神経の作用によりこの立毛筋が収縮し、表皮部分がぐっと内部に引っ張られるために毛根部が盛り上がったように皮膚に凹凸ができます。このとき毛の根本も幾分起きあがったようになっていることが分かります。

なんか中途半端に難しい説明になりましたが、お分かりいただけたでしょうか?
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この回答へのお礼

な~るほど!、と申し上げたいところですが、予備知識のない私には少し難しかったような気がします。でも、よく読ませていただくと、なんとなくイメージとしてつかめてきました。私の素朴な疑問に対して、丁寧にお答えいただいて、ありがとうございました。

お礼日時:2001/08/10 15:21

こんにちは。



人間も少なからず、皮膚呼吸しているので、寒いときは、体温奪われちゃうんで、毛穴を閉じるためにあのような状態になる。

さて、寒くないときは・・・。
脳からの情報伝達物質が以上に排出された場合の誤動作という説を聞いたことがありますが・・・。
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この回答へのお礼

なるほど!よくご存知ですね。
毛穴を閉じるからか、すごいですね、人間の体って。
でも寒くないときは、誤動作なんですか。進化しきってないんですかね。人間って。

お礼日時:2001/08/10 15:13

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