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ぜひ、皆さんのご意見をお聞きしたいです。
万葉集の歌の中で(長歌、短歌問わず)音読してリズムや音が美しいな、と思われる歌をそれぞれご推薦下さい。

A 回答 (5件)

ほかにもたくさんあると思いますが、東歌の中から一つ推薦します。



多摩川のさらす手作りさらさらに
  なにそこの児のここだかなしき

「手作り」は「たづくり」、「児」は「こ」と読むのだと思います。

俵万智さんが、「短歌をよむ」という新書(岩波新書だったか、ジュニア新書だったか)の中で、「S音の響き」という項で、この歌について解説されています。
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私がリズムがいいと思った万葉集は下記の歌です。



春の野に 霞たなびき 咲く花の
   かくなるまでは 逢はぬ君かも
           作者不詳 巻10 1902

単語の最初の文字は、は、か、さ、か、あ、「あ」の音になっていますので、
頭韻というのでしょうか、リズムがいいですね。

わが情(こころ)焼くもわれなり 愛(は)しきやし
    君に恋ふるも わが心から
       作者不詳 巻13 3271

「君」を除いて、この歌も「あ」の音になっていますね。君が「あ」の音ですともう少しリズムがいいでしょうね。

道の辺の 尾花が下の 思い草
     今さらさらに 何をか思はむ
              巻10 2270

行の最後の音が「お」の音になっているのと、
「今さらさらに」とリズムがいいですね。
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この回答へのお礼

本当にリズムがよくて感動してます。素敵です。今まで気づかなかった。ありがとうございます

お礼日時:2005/02/18 13:37

#2です。


わざわざありがとうございます。

そんな会が身近にあってうらやましいです。
万葉集は、その後の和歌とは「句切れ」が違うと聞いたことがあります。
五七調と七五調の違いでしたでしょうか?

万葉仮名は一時勉強したことがあり、同じ音なのになぜ違う文字を充てるのか-と、私は文字にも興味を惹かれた覚えがあります。
それに、万葉集って一部読み方が分からない歌とか、解説者によって読み方が違う歌があったりして、興味は尽きませんよね。

書き込みをしていて、かつて、もっと好きだった歌があったのに、どうしても思い出せません。
思い出したら、懲りずにまた寄らせていただきます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます♪
思い出したら是非教えて下さいませ。

お礼日時:2005/02/04 13:46

文学的にとか、音韻がどうのとか、こういう理由でってことでなく、「自分の主観で」いいでしょうか?


「こういう理由で」って理由もつけられませんがいいでしょうか?

いいと考えて、一般人ですが(日本の古典文学も齧りましたが専門は「万葉集」ではないので)「自信あり」にしたのですが…。

私は次の3首が好きです。

<額田女王>
冬こもり 春さり来れば 鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ 咲かざりし 花も咲けれど 山を茂(し)み 入りても取らず 草深み 取りても見ず 秋山の 木の葉を見ては 黄葉(もみ)つをば 取りてそ偲(しの)ふ 青きをば 置きてそ嘆く そこし怜(たの)し 秋山我は

<大伴坂上郎女>
来むと言ふも 来ぬ時あるを 来じと言ふを 来むとは待たじ 来じと言ふものを

<穂積皇子>
家にありし櫃(ひつ)に錠(くぎ)さし蔵(をさ)めてし恋の奴(やつこ)のつかみかかりて
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
こちらの説明不足で色々ご心配かけてすみません。
数人の友人と万葉集の簡単な勉強会を、と言われておりまして、、、その際に折角だから音読をして楽しもうと思っておりました。文字だけだと、歌の魅力は半減してしまい、ただのお勉強になってしまうので。
額田女王の歌は私も、その春と秋の劇的な構成が大好きです。

お礼日時:2005/02/04 10:50

 あしひきの山のしづくに妹待つと


  われ立ち濡れぬ山のしづくに
 
 これは大津皇子が石川郎女に送った歌です。

 じつはこの歌を引用した「新撰 万葉集抄」を出版した小野 寛教授の授業を受けていました。
 この歌の句の切り方が素敵です。
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