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家庭で使う電力のチラシを見てましたら、VA(ボルトアンペア)という単位が出てきました。
W(ワット)とは違うんですよね?

この単位はどの様な時に使用されるのでしょうか?

A 回答 (4件)

基本的にワット=電圧×電流ですね。


詳しいのがありましたので貼り付けます。

≪Watt(W)

 工率や反射率,仕事率や電力などを表わす単位。力学でも電磁気学でも用いる。電力では 1 V の電位差がある2地点間を 1 A の電流が流れるときに 1 W。



VA ボルトアンペア

 消費電力の表示例。機器に投入される電気エネルギーを示す。 W は実際に使われたエネルギー(有効電力)を示す。電球のような単純な機器なら VA と W は同じだが,モーターなどコイルを使う機器では,そのロスのために VA と W は一致しない。インバーターエアコンなど家庭製品の一部は,起動時やフル回転時に大きな VA を必要とするが,運転が安定すると低下する。カタログには,この状態の W が表記される場合が多い。
 電気料金は W で計算するが,効率が異なると,電気会社が使用者に送らねばならない電圧電流が変わってくる。東京電力は効率(力率)を平均85%とし,それより効率のよい工場などでは料金を割引,逆は割増料金を求めている。≫

参考URL:http://www2.nsknet.or.jp/~azuma/ta/ta0038.htm
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よく電圧×電流=電力と言います。

でもこれは直流の場合です。
交流では電力=電圧×電流×力率で表します。
例えば電圧100V、電流10A、力率0.8なら電力は800Wと言う事になります。

このとき電力会社は見かけ上100V×10A=1000VAの電気を
送り出しているのですがお客さんは800W分しかお金を払ってくれないのです。

VAは電力会社から見れば非常に重要で、これに
「皮相電力:見かけ上の電力と言う意味」と言う名前を付けています。

家庭のブレーカも使用電流で落ちますから、荒っぽく言えば本当は電力でなく
皮相電力で監視していることになります。

家庭で使う機器には力率の悪いものは余りありませんから皮相電力の和で使用電力を
推定しても大差がないと言うことになります。
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「皮相電力」ですね。


直流だと、#2さん回答のように、「電圧*電流」が「電力」と一致しますが、交流では「電圧*電流(=皮相電力)」と「(有効)電力(=単位時間当たりのエネルギー、実際に熱や動力になる)」が一致するとは限りません。(交流電圧と電流の位相差や、高調波のために皮相電力は有効電力以上となります。電圧と電流がおなじ波形で、恩同じ位相のときに、皮相電力=有効電力 となります。)
ひとつ注意しないといけないのは、皮相電力と有効電力の差は器具でのロス(発熱)そのものではないと言う点。
(家庭にきている単相交流の場合、無効電力(=√(皮相電力^2-有効電力^2)は器具と発電機の間を行ったり来たりしている(器具で消費されていない)電力に相当します。無効電力大きいと皮相電力が大きくなり、流れる電流が増えて電線でのロスが増えて結果として全体のロスが増える というのはありますが)

実際の電気器具の寸法を考えると、電流は電線の太さに、電圧は例えばモータや変圧器に使われているコイルの巻き数や鉄心の太さに関係しています。このため、(詳細は省略しますが)、電圧*電流(皮相電力)が器具の大きさに直結します。(もうひとつ、周波数も関係するのですが、家庭にきているのは50Hzか60Hzと決まっているので。)
そこで、器具の大きさ(やそこにつなげる電線の太さ)を表わすのには (有効)電力のWよりも皮相電力のVAを使用します。
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参考URLのページにも、電気に関する知識が、わかりやすく説明されています。


 VA(ボルト・アンペア)とは、W(ワット)同様
電力の単位ではありますが、直流、あるいは交流でも
電熱器などはVA=Wなどに対し、モーターなどは、無効電力(ムダな電力)が生じる為、Wの値がVAより若干下回ります。
 この単位は、たとえば電柱に取り付けられているトランスに「50」などと数字が書かれているのをごらんになられたことがあると思いますが、これはそのトランスの容量を表し、50なら50KVAの容量であるということになります。
 私は以前、契約アンペア制についての質問をしたことがありますが、私の地元、関西電力では、契約容量はA(アンペア)ではなく、家屋の面積などから、1家庭で使用する最大電力容量をKVAで算出する方法をとっているそうです。そのため、東京電力などと異なり、家庭の分電盤には、契約アンペアのブレーカーはありません。
 オークションサイトなどでよく見かける、古いラジオ(昭和30年代以前に製造販売されたもの)には、消費電力がWでなくVA表示になっている場合が多いよですが、これは昔、定額制の電気料金制度というものが存在し、「何VAまでのラジオ」といった契約があったため、このような表示になったものと思われます。

参考URL:http://www.amagata.com/qa_denki.htm
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