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あるお話に出てきた表現です。

ある日、主人公の少年( I )が家に向かっていると、近所のFullerさん一家の家の玄関ドアーから、毒蛇が中に這って入っていくのをたまたま見かけます。急いでそのことをFullerさん(家の主、男性)に知らせに行きます。次の描写はそのときの二人の言葉のやりとりの部分です。

… I told him exactly what I had seen.
“What happens now?” I asked.
“Go down to the road, all of you,” Fuller said. “I’m off to fetch the snake-man.”
(以下省略)

こうしてFullerさんは車で出かけていきます。(Fullerさんの言葉にあるall of youというのはFullerさんの奥さんや子供、そして少年(I)のことです)

この “What happens now?” と “I’m off to ....” は共によく目にする表現です。が、考えてみると、共に未来方向のできごとや行動に関する表現だと思われるのに それぞれ “What will ( またはshould) happen now?”、“I’ll (またはI’m going to )be off to fetch the snake-man.” でないのはなぜなのでしょうか? 後者の表現では変なのでしょうか? 

ご教示ください。

A 回答 (4件)

鋭いご質問ですが、回答のほうは、快刀乱麻を断つという具合にはいきません。



現在というのは過去と未来をつなぐ一点で、厳密には1秒前のことでも過去、1秒先のことでも未来とも言えますが、現実には「現在」にはある程度の幅があります。ある場合はほんの数分というときもあるでしょうし、ある場合はかなり長い期間ということもあるでしょう。話の内容でその幅が決まってくると考えられます。つまり、過去形と現在形とどちらがいいか、現在形と未来形とどちらが適当か、どちらでも使える状況はよく出てきます。同時に、引用の原文はあの使い方が適切だというのも一つの事実だと思います。

まず、“What happens now?”ですが、何故未来形でなく、現在形が自然かといえば、「Now」が使われているように、未来には向かっていても、視点は現在にあるからです。ここは現在形を使うことで、緊迫感が出ると思うのです。「それではこれからどうするつもりですか」ではなく、「さあ、どうするんですか」という感じです。
次の“I’m off to fetch the snake-man”はもう少し微妙で、“I’m going to fetch the snake-man”であれば、間違いではないと思います。しかし、“be off”だと「現在いる場所から離れる」というニュアンスで現在形が自然なのだと思います。しかも、“I’m off”と現在形を使うことで、緊迫感がでます。日本語でいえば、「これから蛇使いを連れてくるつもりだから」ではなく、「さあみんな、ここを離れて。すぐ蛇使いを連れてくるから」という感じでしょうか。

この回答への補足

今回の質問の時制に関する点は、私の

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1190670

の質問の "come" と何か関係はあるのでしょうか?

補足日時:2005/02/05 21:30
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この回答へのお礼

「過去形と現在形とどちらがいいか、現在形と未来形とどちらが適当か、どちらでも使える状況はよく出てきます」

という点と

「現在形を使うことで、緊迫感が出る」

というご指摘が、なるほどなあ、と思いました。


ありがとうございました

お礼日時:2005/02/05 21:08

“What brought you here?”と尋ねられたときは、冗談にしろ、「B747」とか「United Airlines」とか答える余地が生まれます。

あいまいな返事ができるというのは、尋ねる方に遠慮があるということともいえます。つまり、丁寧な表現といえるわけです。
“What brings you here?”だと、あいまいな答えが許されず、遠慮のない間柄で使える表現と考えられます。

この手の問題で一般論は難しいし、危険でもありますが、過去と未来に比べ、現在というのはかなり限られた範囲のことを示している、ということが考えるヒントになるかもしれません。
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この回答へのお礼

本当にご丁寧に解説していただきましてありがとうございます。

意外なときに現在時制が登場して面食らうことがあります。改めて質問の項目を起こして質問をし直してみたいと思います。

改めて感謝いたします。

お礼日時:2005/02/07 20:03

1月28日の「The decision ... comes」のご質問を読みました。


リンクもあったので、CBSのニュースも確認すると、面白いことが分かりました。原文は“The decision to---war budget requestion comes comes after”とここだけ書き間違っています。ご丁寧に2回も「comes」としていますから、書き手の意識はやはり現在だったのでしょう。

さて、この記事の書き出しは「予算要求を発表する予定」となっています。つまり、予算要求がどうなっているかも、それをいつ発表するかも、まだ確定していません。
この背景があって、問題の文の直前の段落は、“Until now”で始まっています。「今まで」は「公表するとは思われていなかった」と書き手の視点は現在にあることが分かります。
さらに書き手は記者です。常にニュースを追いかけています。今まさに何が起こっているのかを知らせたいという意識が常にあると考えます。そして、いつかいつかと追いかけていた「発表を決定」のニュースはやはり現在形で書くと思います。
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この回答へのお礼

「丁寧で正確」な、説得力のあるご説明に感謝いたします。よくわかりました。本当にありがとうございました。

ついでに、といっては申し訳ありませんがhttp://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1032127でNO.5さんが What brought you here? に対して、

What brings you to Japan?
この方がよりインフォーマルなんですね。
What brought you here?
と聞くと、Boeing 747と答える人もいますね。

と回答しています。

この点も、Riverviewさんなら、今回のNo.2のご回答にある「「過去形と現在形とどちらがいいか、…どちらでも使える状況はよく出てきます」、「現在形を使うことで、緊迫感が出る」という場合の一例とみてよいのでしょうか?

お礼日時:2005/02/06 08:59

Gです. fwkk8769さん、こんにちは! 私なりに書かせてくださいね。



“What happens now?” と “I’m off to ....” を訳すのではなく、何をいようとしているか日本語で表すとご質問の回答が出てくると思います。

何が起こるの? (どうしたらいいの?) ~へ行くぜ(~に行ってくる)、となりますね。

文法書にはたぶん、非常に近い未来を現在形で示す事がある、とか、現在形の現在または非常に近い未来に必ず起こる事を示すために使うことがある、と言うような説明をしていると思います。

では私なりの説明です。

現在形/未来形などという文法用語を作ってしまったために起こる学習者への弊害の一部、と私は考えています。

文型と同じように1,2,3、としてしまえばよかったのです。 <g> 1は現在ないし現在に非常近い未来を表す動詞の形、としておけば、この混乱はまず起こらないのです。

批判的意見はここまでです。

さて、fwkk8769さん、上に書いた私の日本語訳を見てください。 ~する予定です、とか、~するつもりです的な未来をはっきり示すような表現ではないですね。

日本語でも「現在形」ですね。

I will do itは未来形と理解していますね。 本当にそうでしょうか。 ではI have to do it. はどうでしょう。 willに「意志」の用法がある、と言いますね。 これって、本当は現在の事をしめてしているのではないですか? その持っている意志は現在あるものであるはずですね。 I have to do it.のdo itは未来の事ですね。 丁度will do it.と同じように。 have toもwillも現在感じている事ですね。 I will do it.と言って、今はやる気充分だけど未来に本当に起こるのかというと、I have to do it.と同じように本当に起こるかどうかは分かりませんね。

この「言葉としての理解」を十分していないと、未来の事だから未来形を使わなくてはならないと感じてしまうわけです。 そして、更に、英語を人間の使うものと考えずに「例外」がありすぎるにもかかわらず作り上げた「法則」に惑わされて、日本語も人間の感情を示す言葉として毎日現在形を使って未来の事を言っていると言う「生きた文法」を無視しながら英語を習うと言う矛盾した「学習」をしている、と言うことになります。

ですから、What will happen now?という表現も同じような情況で使われるわけです。 つまり、何起こるの?という「現在形」の持つフィーリングをより「これから」何が起こるのかを強調する為にwillが使われると理解するとこの辺の混乱を減らせるのではないかと思います。 willという「現在形」を使うからこそnowと言う現在の事を示す単語が使われても全く違和感がないわけです。

もうひとつ混乱させる形を書いてみますね。 I will do it や I have to do itが現在のフィーリングの事を示している、と言うことはお分かりですね(同意してほしいと言う事ではなく私の書いた文章を理解していただいた、と言う意味です)。 では、I should do it.はどうでしょうか。

学校でshouldはshallの過去形と教わりますね。 じゃ、なぜ、過去形である単語を未来に起こるかもしれないことを示す為に使うのでしょうか。 shouldはshouldと言う助動詞の原形としてしまえばいいのです。

と言う事で、日本語の用法を考えるとなぜ未来形を使わない・使わなくても良いのかが分かると思いましたので書かせてもらいました。

「文法用語」の疑問を投げかけてしまいかえって混乱させてしまったかもしれませんが私の考えに一理あるかもしれないといつか思っていただければ嬉しいです。

これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/05 21:34

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