No.3ベストアンサー
- 回答日時:
面白くもなんともない回答ですが
ヴィトケンシュタインについては
沈黙しなければなりませんが
さだまさしには異議あり
恵みの雨があるじゃないですか、
需要が供給を呼ぶと言うのでしょうか、必要が進歩を促すんですね。
結論 この二つの命題は等価ではない。笑ってください
No.5
- 回答日時:
まず、整理しておかなければならないのは、「語りえぬものに関しては、沈黙しなければならない」という言葉は、ウィトゲンシュタインの前期に属するという点です。
前期の特徴は、簡単に言いますと論理学的側面の重視です。確かに彼は前期においても、形式論理学の限界にうすうす感ずいていたかもしれません。しかし、それを全面的に認めてしまうと、当時の彼自身の哲学の根幹を崩しかねない。そこで自らの研究領域を、語りえる次元までである=形式論理学の問題領域と、限定したわけです。ここまで整理しておいて、やっと質問の回答に入ることができます。あなたの質問に同義反復という点ではさだまさしの言葉と「語りえない~」は同じではないかという指摘がありましたが、まさにそのとおりといえるでしょう。なぜなら、形式論理学の特徴は人の主観に影響されない真理というものを、命題の内容ではなくその形式に求めたのですから、2つの命題は同義反復という点では同じといえるでしょう。
次に哲学的な違いの説明にうつります。ウィトゲンシュタインはこの言葉を残してから、しばらく哲学から身を遠ざけて、哲学とは無縁の学校の教師になるのですが、何年か後に再び哲学の場に舞い戻ります。そのときの彼の主題を簡単に述べると、語れないものをいかに語るか、ということになります。つまり、前期においては語りえぬものの概念を説明するのに、その概念自体の性質を用いて説明しようと試みたので、トートロジーになるしかなかった。だが、後期の彼は語りえぬもの概念の説明をそれ以外に求めることになる。カントでいうところの分析判断から総合判断への移行といえるでしょう。もちろん語りえないものを語ることの困難性は、我々にとって永遠のテーマといえるでしょう。すこし、難しい表現になりましたが、要は前期は分かることしか分からないということになります。だって、語り得ぬものに関しては沈黙しなければならないなんて、誰に言われるまでもなく皆知っていることでしょう。では、なぜ多くの人がこの言葉に引かれるか、それは我々が後期の彼を知っているからです。つまり、よく分からないものを分かろうとする彼の苦闘を知っているからです。あるいは、それを知らなくても、我々のなかに後期ウィトゲンシュタインと共鳴する性質が備わっているからです。実はこの言葉にひきつけられる人は、語りえないものと、沈黙を同義とは捉えていません。俳句や詩のことを思い浮かべてください。たいした意味もなく、目の前の情景を描写したに過ぎない言葉にどうして我々はあれほど、深く心をゆすぶられるのでしょうか。俳句においては、論理学上で無意味とされるところに無限の可能性があるのです。結局、我々はあの「語り得ぬ~」という言葉の中に、論理学的意味以上の詩的言語的意味を読み取っていたといえるでしょう。そうでなければ、これ以上分かりやすい命題はありません。当たり前のことを当たり前に語っているに過ぎないのですから。
長くなりましたが、ご理解いただければ幸いです。
No.1
- 回答日時:
論理哲学論考ってよくわからんかったのですが、
「語り得ぬもの」は(私には)わからないのに対して「雨の降る日」はなんかわかるような気がします。
「語り得ぬもの」って何でしたっけ?
リーマン幾何学は空間内部にいる私たちがモノの運動を見ることで空間の外側から見たときの空間の様子がわかるといっているのに・・・ウィトゲンシュタインさん!そんなことでいいの!?
参考URLにあるように、対象はその空間そのものなのか空間の中にあるものなのかはっきりしていただいて、その上で議論すればよいのではないかと提案したいのですが・・・
参考URL:http://www.geocities.jp/mickindex/ramsey/ramsey_ …
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