プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

次の文章は映画「ラストサムライ」と 渡辺謙についての話で、ある英語研修会で配布された教材の一部です。(http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1230693の英文の続きですが、正確には両者の間に1段落と少しを略しています。)

第2段落の第1文は何らかのミスらしく、意味が通らないように思います。どなたか前後の文脈から判断して正しい文を想像してみていただけませんでしょうか?

(前を省略)
Ken [Watanabe] needed to strengthen himself to enact samurai battle scenes, which required two months of filming in New Zealand. He had to train specifically for his sword fights. “It’s a difficult thing because Katsumoto carries two swords. It’s a very different style from Japanese one and the footwork was so difficult. I had to trust the stuntman and we had to exercise over and over to complete the scene.”

He recalled the training that he learned just not hurt himself but not to hurt anyone else. Ken said, “When I had a sword fight with Tom [Cruise] in the rain on the slippery ground, there was a real danger. But Tom said he would do it on his own. The scene was not taining in the original script, but it was changed three days before shooting to make it more dramatic. It was so hard to act on the slippery ground and I was thinking I had to go back to Japan if I hit Tom accidentally.
(後を省略)

A 回答 (7件)

(1)thatがthe trainingの内容を補完する同格の接続詞であると考えて特に不都合なことは内容に思います。


むしろ関係代名詞とたときの、
learned the trainingというフレーズは意味がわからないです。learned from the trainingなら意味がわかりますが、learnの目的語は習得すべき事柄が来るのでto不定詞以下が目的語であると考えるのが自然でしょう。

(2)butは確かに逆接の意味を持つには持つのですが、この接続詞を使う意味はbut以下の強調にあると考えます。
He is poor but happy.文法的にはpoorとhappyは同格ですが、これは逆接でしょうか?まあ対照的なイメージの言葉ではありますが逆接とまではいえませんね。この文章中での意味的な重さを考えるとpoor<<happyとなります。butという記号が表すのはbut以下の意味が強くなると言うことです。説明のために強いてふたつの文に分けると、
He is happy, nevertheless he is poor.
(この部分は私の勝手な強調ですが、そう間違ったものではないと思います。)

ここまで書いてようやくfwkk8769さんが引っかかっていることがぼんやりわかってきました。逆接という意味にこだわりすぎていませんか?butの訳語として「しかし」を入れてその日本語に引っ張られすぎているのですね。
1)I am A and B.
2)I am A but B.
のふたつの文の違いはなんでしょう?
1)は、「私=A、私=B」の両者は正しい。意味的にはA=B
2)は、「私=A、私=B」の両者は正しい。意味的にはA<B
使い分けはA、Bの内容が、内容的に反対や対照的なときはbutを使い、本当に言いたいことをBに持ってくることだけなんです。意味はどちらも「私=A、私=B。」なのです。
繰り返しになりますが、butは否定語ではないのです。「しかし」という訳語をつけることは間違いではないですが、butの前後で否定のニュアンスが入ることはないのです。
I don't doubt but that you will succeed.
「私は彼の成功を全く疑っていない。」
このような例文も可能ですが、どこにも「しかし」というニュアンスは入りません。butはbut以下のセンテンスを強調するために使われ、通常使うときもその意味が消えることはないと思います。

したがって、
just not to hurt himself but not to hurt anyone elseで
just not to hurt himselfとnot to hurt anyone elseは二律背反(どちらかが正しくない)である必要はないのです。内容として対照的であればいいのです。

>「自分自身を傷つけないために」と「他人を傷つけないために」の2つの目的が不可分、かつ逆接の関係で平列的な関係を保ったままになってしまう・・・
難しい言葉が多すぎてこの文がよくわからないのです。
不可分というのは・・・でも文はふたつに分けられます。
逆接の関係・・・意味的に対照的であれば矛盾はないです。
並列の関係・・・文の構成上は並列ですが、意味的にはbut以下の強調です。

(3)ですから、わかりにくければnot to hurtをto avoid hurtingやto prevent from hurtingにしてもいいと思います。正解はひとつということはないでしょうから。ただ私がいったことは、元の文はtoが落ちているだけで、ことさら意味の通じない文ではないのではないですか?ということです。
英語の語順や英文の組み立てに忠実に意味をとった後で、日本語の言い回しを代えるのは全く問題ないのでは?

No.4のbutに関する説明を、but=「しかし」という先入観を捨ててお読みくださることを切に願います。おそらくその先入観が強いために、justの前にnotが必要なようにお感じになるのだと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

改めてのご丁寧な回答に感謝いたします。

最後の段落の最後の一文でおっしゃっている「先入観」が私にはやはり強いようです。それは一つには、「not A but B」との違いを感じてしまうから、という気がします。

もう少し考えて見ます。

お礼日時:2005/02/23 21:59

海外のフォーラムを見ていたら、同じような内容のものが有りました。

誰も紹介していないので、私から。

原文:
He recalled the training that he learned just not hurt himself but not to hurt anyone else.
これは not とhurtの間に "to" がないので明らかに間違い。

修正文:
He recalled the training that he learned just not to hurt himself but not to hurt anyone else

修正文に追記して以下のコメントが有りました。
I also think that to make sense, it needs the addition of the word "not" to modify "just" and some changes in punctuation:

He recalled the training --that he learned not just not to hurt himself, but not to hurt anyone else.

まさにfwkk8769さんが考えた文と同じですね。
確かに一つの文にnotが3つも有りますが、ネイテブが彼らの感覚で勧めるのですから、良いのでは。

PS.このように他フォーラムの内容を紹介するのは著作権等の問題に触れるのでしょうか?
ご存じの方、教えて下さい。触れるので有れば、次回から慎みます。

この回答への補足

#7さんがご覧になったのはきっと、私が相談した知人が日本時間で2月22日(火曜日)に投稿してくれたサイトだと思います。

その結果は、知人に相談した私の考えた修正文:

He recalled the training that he learned just not to hurt himself but not to hurt anyone else.

に対して、#7さんがご紹介いただいたコメントと回答がきたわけです。結局その回答者の答えは:

He recalled the training --that he learned not just not to hurt himself, but not to hurt anyone else.

でした。これは正確には私の修正文と全く同じではありませんでした。違いは the trainingのあとに「―」(ダッシュ)が付されていることです。この部分がTonyBさんと私の主張が食い違っている部分(#4のご回答に対する私の「補足」の(1))に関わるところだと思います。私の推測ですが、結論から言えば私の主張であるlearn the trainingというコロケーションに対して回答者はダイレクトにはOKを出さなかったということであると思います。この点はTonyBさんの語感の的確さに感心するばかりです。

補足日時:2005/02/23 17:34
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ご回答で紹介のあったフォーラムでの回答と私の修正文の違いは「補足」で触れた部分以外にもう1つありました。それはbut not to hurt anyone elseの前にカンマがあったことです。ただこれは、大きなことではないような気がしますが。

お礼日時:2005/02/23 21:53

実は私もわかりにくい文章だとは思っているのです。


わかりにくくしている原因がnot to hurtで、その点ではfry3000さんのようにto avoid hurtingで置き換えると

元の文は
He recalled the training that he learned just avoid hurting himself but to avoid hurting anyone else.
となるとまず文法的にjustとavoidの間にtoが必要なことに気付きます。
それで文の構造を見ると
(just) to・・・ but to~.とA but Bという形をしているので、このままでよいと思うのです。fwkk8769さんの答えではjustの前のnotが余分だと思います。日本語の言い回しに引っ張られすぎているのではないかと思います。(とはいえ、考えれば考えるほど言葉遊びのようにどれが正しいのかわかりにくくなってきますが)
意味を考えると「(単に)・・・ということではなく、~ということである。」
ほとんど意味が変わらないので、not only A but also Bの形で書き換えれば、
He recalled the training that he learned not only to avoid hurting himself but also to avoid hurting anyone else.
となるので、
notが多すぎるのを嫌うならavoidやprevent fromを使って、not only A but also Bの形にするのが良いと思います。

この回答への補足

#4の「お礼」の欄の「疑問点」の最後の続きです。

(3)TonyBさんの導き出した和訳「渡辺は、単に自分だけでなく他人をも傷つけないようにすることを身につけたこのトレーニングのことを思い出した。」となるためには、むしろ第5段落でご説明のあった「not only(あるいはその変形でnot just)A but (also) B」のパターンを使うべきではないかと考えました。

補足日時:2005/02/23 00:24
    • good
    • 0

>単にnotのあとにtoを補っただけで、最後にお示しのような意味になるのでしょうか?



どこを疑問に思ってらっしゃるのかよくわからないのですが、
butは等位接続詞で、基本的に前後には同じ形の繰り返しを持ってくることが多いです。

意味は、A but Bで、Aであるが同時にBである。になります。
He is poor but happy.

He is not poor but happy.
つまりnot A but Bは、
not Aであるが同時にBである。=Aではないが同時にBである。=AでなくBだ。

He is not only rich but also happy.
つまりnot only A but also Bは、
not only Aであるが同時にBでもある。=only AでなくBでもある。=AだけでなくBでもある。

He recalled the training that he learned just not to hurt himself but not to hurt anyone else.
は、that節はthe trainingの内容を説明しているだけなので、that節の中だけで考えて、
He learned just not to hurt himself but not to hurt anyone else.
「彼は身につけた。・・・を」が文の意味で
・・・に相当するのが
just not to hurt himself but not to hurt anyone elseです。
この部分は
just not to hurt himselfであって同時にnot to hurt anyone elseであるということ。
just「自分自身を傷つけないこと」であって同時に「他人を傷つけないこと」
justの強調を入れて、「単に自分を傷つけないことと同時に他人を傷つけないこと」で、全体としては
「渡辺は、単に自分だけでなく他人をも傷つけないようにすることを身につけたこのトレーニングのことを思い出した。」となると考えます。

fry3000さんの例は、
learned not just to avoid hurting himself but also anyone elseで
learned not just to avoidの部分がよくわからないです。
justの位置はnotの前でないといけないように思います。そうすると「単に「自分自身だけでなく周りの人も」傷つけないことを身につけただけの」トレーニング、という意味になってしまうのでは?
butの前後の語句を対応させたいのならば、
not just to avoid hurting himself but also to avoid hurting anyone elseにするかnot only himself but also anyone elseにしないといけません。
He recalled the training that he learned to avoid hurting not only himself but also anyone else.
とした方がすっきりすると思います。
でも元の文章を変えすぎかな?という気はします。
fwkk8769さんの疑問点がよくわからないので、例に使わせていただきました。fry3000さん気を悪くされたら、ごめんなさい。

おそらくfwkk8769さんご自身は何らかの解答をお持ちなのでは?それと比較しておかしいところや疑問点があればお教えください。

この回答への補足

先日からあれこれと考えていますが、どうもいいアイデアが思い浮かびません。ですが、一応次のものを考えてみました。

He recalled the training that he learned not just not to hurt himself but not to hurt anyone else.

ただ、notが多用されていて不恰好かな(?)と思います。ご批判ください。

補足日時:2005/02/22 23:05
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答をありがとうございました。私の「解答」は「補足」に書いてみました。以下に「疑問点」を書いてみます。

(1)まず、長い第6段落が申し訳ありませんがよく理解できません。「that節はthe trainingの内容を説明している」、さらにお示しいただいた和訳の「…単に自分だけでなく他人をも傷つけないようにすることを身につけたこのトレーニング」の部分から推し量るとこのthatを同格用法の接続詞と見ておられるようにお見受けします。しかし、そもそもtrainingがこの同格の接続詞を後に従えるとは考えにくいと思います。 むしろ、このthatは関係代名詞の目的格用法で、もともとは ”He learned the training not to do …” (「彼は…しないように修行[訓練]した」)という文のthe trainingの部分を先行詞として前に引っ張り出して名詞化して、He recalled…の…に入れて文にしたものではありませんでしょうか?

(2)次に第3段落ですが、「意味は、A but Bで、Aであるが同時にBである。になります。」とされていますが、butはandと異なって、AとBの間が不可分で(すなわちandの要素をもちつつ)、かつ意味的にAとBとの間に「逆接」の関係を並列的に持つことを示すものと私は考えます。とすると、to不定詞を私の考えに従って目的の副詞用法と考えはしますがTonyBさんの解釈に寄り添って説明すると、

just not to hurt himself but not to hurt anyone elseの部分は
「just not to hurt himselfであるために、がしかしnot to hurt anyone elseであるために」。
just「自分自身を傷つけないために」である、がしかし「他人を傷つけないために」。
justの強調を入れて、「単に自分を傷つけないためにである、がしかし他人を傷つけないために」で、全体としては「渡辺は、単に自分を傷つけないようにするためであるが、しかし他人を傷つけないために行った修行[訓練]のことを思い出した。」となります。結局このままでは、「自分自身を傷つけないために」と「他人を傷つけないために」の2つの目的が不可分、かつ逆接の関係で平列的な関係を保ったままになってしまうと私は考えます。

入り切りませんでしたので、次の方がご回答をいただいたときに「お礼」か「補足」に書き足します。

お礼日時:2005/02/23 00:22

He recalled the training that he learned just not only to hurt himself but not to hurt anyone else.



ではないでしょうか。オリジナル文に足したのは
only toです。

意味は「彼(渡辺謙さん)は自分が怪我をしないようにだけでなく他の人(斬られ役の人のことだと思います)に怪我を負わせることの無いよう特訓した訓練を思い起こした。」
    • good
    • 0

He recalled the training that he learned just not hurt himself but not to hurt anyone else.は、


learned just notのあとにtoが抜けているだけでは?
それだけで
He recalled the training that he learned just not to hurt himself but not to hurt anyone else.
と意味のとおる文になりますが、他に重大な疑問があるのでしょうか?
意味は
「渡辺は、単に自分だけでなく他人をも傷つけないようにすることを身につけたこのトレーニングのことを思い出した。」
ですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ただ、not only...but (also)...の変形と考えるんだと思うんですが、単にnotのあとにtoを補っただけで、最後にお示しのような意味になるのでしょうか?

お礼日時:2005/02/22 10:34

He recalled that in training he learned not just to avoid hurting

himself but also anyone else.
    • good
    • 0
この回答へのお礼

これがすっきりとしていていいかもしれませんね。ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/22 10:28

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!