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リンパ行性転移について質問です。

リンパ管に癌細胞が入ると免疫の機能によって攻撃されると思いますがなぜ癌細胞は攻撃されずに他の部位に転移できるのでしょうか?

A 回答 (4件)

添付図はリンパ行性転移の図です。



がんは、腫瘍が形成された早い段階で、一部の癌細胞が円形化により剥離しリンパ管に浸潤し流れ、とどまるリンパ節で増殖するのがリンパ行性転移です。同じように血管に浸潤しとどまる部位で増殖するのが血行性転移です。

癌は、正常細胞に癌遺伝子ができた細胞が癌細胞となり、免疫(白血球の監視の目)を逃れて分裂したものです。

癌細胞を攻撃する白血球は活性化したNK細胞(ナチュラルキラーT細胞)と活性化したキラーT細胞ですが、それらの白血球の目をすでに逃れている癌細胞が剥離していますので、それらリンパ球が多く居るリンパ節に入っても敵の細胞とは認識されないということです。
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転移は血流に乗るわけです



それに

リンパの機能は攻撃が主ではないのです
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がん細胞は、免疫を回避する仕組みを巧みに用い、免疫監視機構から


逃れているからです、、。

大きく分けて、2つの免疫回避システムにより、免疫細胞の攻撃から
逃れていると言われています、、。

一つ目は、がん細胞の遺伝子異常が免疫を抑制する物質を分泌したり
免疫抑制に関係する細胞を誘導したりして、種々免疫から逃れようと
しています、、。

2つ目は、腫瘍細胞に浸潤したT細胞(免疫細胞)は、がん細胞と免
疫細胞表面に出現した受容体分子(がん細胞と免疫細胞が結び付いて
しまう、。)により、同T細胞の増殖や機序が過剰に抑止され、免疫
システムががん細胞を排除出来なくなっています。
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癌細胞を最もスピーディに攻撃破壊するのは活性型キラーT細胞ですが、キラーT細胞が活性型キラーT細胞となるには白血球の連係プレーが無ければなりません。


先ずは、抗原提示細胞である樹状細胞という白血球が癌細胞の断片を食べねばなりません。食べた樹状細胞がリンパ節に移動し、分解した癌細胞の成分をヘルパーT細胞とキラーT細胞に教え、活性化キラーT細胞が生じます。(抗原提示と言い、図の通りです)
 これが起きれば同じ成分を持つ癌細胞への攻撃が始まり、腫瘍も縮小や消失しますし、遊離している癌細胞、転移癌も排除されます。それが起きていない限り、増殖も転移も生じるということです。
 ●抗原提示細胞である樹状細胞を活性化させ、キラーT細胞の活性化を狙う療法が様々な癌の免疫療法です。
 (抗癌剤を併用していれば白血球は弱まっていますので、この作用も起きません)
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