プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

最初は提携を求めていたとはいえ、ここまでもつれてくればニッポン放送もフジも敵に近い存在のはず。フジが馬鹿にしたような価格でTOBをしているのであれば、ライブドアもそれよりも高い値段でTOBを仕掛ければよいと考えてしまいますが、TOBしたらまずいことがあるのでしょうか?TOBしてこれ以上関係が悪化することもないでしょう。

A 回答 (4件)

理由は簡単です。

ライブドア社にとってメリットもなく不利だからです。
本来は、最初からラ社は敵対的TOBをかければ、公正さという点ではフジ・サンケイグループも文句のつけようがなかったのですが、立会外という手段を使ったので、フジ側は「インチキだ」と言ったわけです(取引自体は違法性はない)。
しかし、TOBをかけ合えば、がっぷり四つの相撲で体力に勝るフジ側が有利です。また、お互いに買取り価格のつり上げ合戦になって、どちらも費用が膨らみ不利です。
だからこそラ社本体は市場で5%まで、関連会社は時間外に30%までギリギリ買い進んだんです。
ただ、おそらくラ社の読みとしては、35%以上の持ち株で筆頭株主になれば、役員派遣などそうそう拒否はしてはこないだろう。どこかで妥協点をつくれるかも、と甘い観測をしていたフシがあります。また、当然フジは対抗策としてTOBをつり上げてくるだろう。そうすればTOB買取り期日ギリギリまで交渉して、最悪、経営権がとれなくとも売り抜けるというオプションが持てる、と読んだのです。このラ社の選択は戦略に幅が持て、必勝のスキームだったはずでした。
しかし、このスキームの穴は、フジはそれほど冷静に損得を考える会社ではなく(今度の新株予約権をみれば一目瞭然)、プライドや意地で徹底拒否の姿勢になったことです。それは過去の村上ファンドとの攻防をみれば分析できることだったのですが。

それと、基本的なことですが、TOB自体は買取り価格を公表、固定するので、それをする会社にとって有利といえる制度ではありません。それは市場の公平性を維持し、仕手戦による異常な株価操作を予防する意味で設けられたものです。
現にフジはTOBによって常に受け身の戦略を強いられていますし、ラ社にとっては戦略に幅を持ち、今も攻める立場でいられるのです。それとここまでくると、上場廃止が現実味を帯びてきており、ラ社が敵対的TOBなどをしようものなら、フジと心中しかねません。

>フジが馬鹿にしたような価格でTOBをしている

これはどこから得た情報なのか不可解ですが、ニッポン放送株(4660.T)はせいぜい1株5000円までのもので、今の株価はTOBをにらんで上がってきたものです。今は不自然に高いといえます。この騒動が沈静化すれば下がるでしょう。

このニッポン放送買収劇をもっと詳しく理解する気があれば、以下のスレッドの私(MK1)の回答を読んでみてください。

02.08 #2、#3 ライブドアはなぜニッポン放送?
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1209334

02.11 #1 今回のライブドア  日本放送株取得で
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1212557

02.15 #4 ニッポン放送株
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1218958

02.16 #3、#4 ライブドアの行方は・・・
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1220190

02.18 #3、#4、#5 ニッポン放送株
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1224125

02.20 #6 国を挙げてリーマン証券の利益を激増するわけは?
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1226273

02.22 #12、#18 ライブドアって悪者?
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1228695

02.21 #6 ライブドアを応援したい
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1228960

02.23 #1 ニッポン放送の新株発行
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1234311

02.24 #4 ライブドア今後の展開
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1235372

02.24 #4 ニッポン放送とフジテレビの暴挙を阻止するのに出来ることは?
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1236390

02.25 #1、#2 ライブドア次の一手、新株予約権対抗策について
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1236935
    • good
    • 0

これは、あくまでも素人意見ですが、本件のキーパーソンは、やはり村上ファンドで、浮動株を集める有効的手段であるTOBを使う理由が無いからではないでしょうか?ライブドアとしては、村上氏と様々な交渉をしている筈です。

村上氏がニッポン放送の経営権そのものよりも、ニッポン放送の株価に関心がある訳ですから、必ず株式を売却してきます。しかし、ライブドア側としては、投入資金にもう限界が来ているわけですから、村上氏の術中にはまりたくない。つまり、高い価格でのTOBは、したくない。もし、フジがTOB価格を大幅に引き上げてくれば、ライブドア側もTOBに応じるオプションが出てきて、株の売却益が出て来ますが、自らTOBする事は、自殺行為だと思います。現在、マスコミでは、フジ対ライブドアの構図になっていますが、本件の中心人物は、繰り返しますが、あくまでも村上氏であると思います。また、村上氏としても、大量の株式を市場で一気に売却する選択肢は、株価暴落のリスクから出来ないと思います。つまり、村上氏は、フジかライブドアがTOB価格を引き上げる事を、水面下でフジとライブドアと交渉を継続しながら、じっと待っている。また、フジとしても、最終カードである増資オプションを切ったということは、村上氏とフジとの交渉がうまくいっていない事の証明ですから、現時点では、村上氏は、フジ側又はライブドア側にもついていない。結局、将来的には、この三者間が妥協する形で、解決すると思いますが、問題が長期化し、ニッポン放送株が株主数の減少から上場廃止になると、一番困るのは、村上氏ですから、上場廃止前には必ずこの問題は解決するだろうと思います。
    • good
    • 0

ぎりぎりまで動向を見るんじゃないでしょうか。



私の個人的な見解からすれば、フジとニッポン放送の方が違法性が高い事をし始めたという感です。
ライブドアを拒む理由も正直わからない(自分たちの方がどぎつい事やり始めたわけだし)。

ので、かなり危険な手法と見て、自滅の可能性もなくはない。一般投資家の評価も気になりますし。


当初は「無謀な事を」と思っていたのが、新株予約権の話で「もしかしたらやっちゃうのかも」と思った私はただの天邪鬼。
    • good
    • 0

彼は、お金集めをする事に長けていた。


ですが人間として一番大切な事を知らずに育っているように感じます。
ただ『金がある』と言う事に甘んじています。
だから、お金集め以外のことをしてはならない人間であるのに、
なまじお金があるがために学があるがために構築されてしまった人脈が広がっている。
類は友を呼ぶ…『必要なのは弱肉強食!気の置けない人は不要!』
もはや後戻りは出来ない。ここで言う『戻る』と言うのは
株だのではなく人生のやり直しが不可逆な状況まできてしまっていると言う事です。
にっちもさっちもいきません。
彼の行動を見て思うのは、『抑えつけられていた絶対的な権力への反発』
それだけな気がしてならない…往生際が悪いってそんな性格ですよね(彼がでなく)

話は変わりますが。昨日の雪、大変でしたね。
洗濯してたんですが、洗濯物…絞って干すと乾きが速いですよね?
『むくむくふかふかとかさばるモノ』って ほんと!
往生際がすごく悪いっていうか絞っても絞ってもまだ水が出てくるんです!

何気ないこの会話もじっくり読めば、強ち無関係ではない文章になります。

某有名漫才師ではないですが『小さな事からコツコツと…』
いきなり大きな事を見て思うのは『すごいなぁ~』だけで良いでしょう。
小さな物をじっくり見て積み重ねて大きくした時に中身ある人間になれるのではないかなと思います。
いきなり裏技を教える。いきなり便利になる。
だから馬鹿になる。それだけです。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!