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素朴な疑問ですが、なぜGreekなんですか?ChineseやKoreanではダメですか?

A 回答 (7件)

中世までのヨーロッパでは言葉は未だ国語になりきれていなかった自国の言葉かラテン語(教会関係者や知識人)を指していました。

ラテン語から生まれたイタリア語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ルーマニア語、さらに大きな言語グループであるゲルマン語系(英語、ドイツ語)とアラビア語などは、理解は出来なくても驚くような珍しい言語ではなかったのです。

ヨーロッパ人が文化の源泉としてよく知っているはずの
ギリシャのことはルネッサンス以前はよく知られたおらず、アラビア語の資料を直接或いはラテン語翻訳を通じて知っている程度だったようです。

It's all Greek to me
はそのような時代に英語以外の表現として使われたものを英語に翻訳されたものではないかと思います。

スペイン語ではギリシャ人(語)griego(グリエーゴ)が訛ってグリンゴといわれ、メキシコではアメリカ人を指し、アルゼンチンではイタリア人(つまり移民)を指します。
It's all Greek to meが「訳の分からない言葉を話す人たち」という意味も持っていたことが分かります。
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No4です。

蛇足かも知れませんが補足します。

ギリシャのイメージが現代とシェークスピアの時代ではだいぶ違うので要注意だと思います。ヨーロッパ文明は
ギリシャ・ローマを母体とすることは否定できませんが、ヨーロッパの暗黒時代にほとんど忘れられていたのがスペインを支配したアラブ人によって(彼らの書籍を通じて)気づかされたというのが歴史です。

シェークスピアの『じゃじゃ馬慣らし』の種本は明らかにアラブ文学です。同じ話がスペイン語にも翻案され
『じゃじゃ馬と結婚した若者の物語』という有名な劇が
あり種本は『ルカノール伯爵』の第35話ですが、ルカノール伯爵に収められた話はアラビアのものです。

このような時代背景から又同じ表現が他の国にもあることから、It's all Greek to meはシェークスピアとギリシャの関係から生まれた表現ではなく、当時のヨーロッパで言われていたことを英語にしたものと理解しています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2005/03/05 23:33

日本には「唐人の寝言」という諺があります。

漢人でも、明人でも、まして、米人でも、英人でもありません。遣隋使から始まった中国との交流は、唐の時代になって遣唐使の派遣を通じ、極めて盛んになったので、多分そのことと関係あるのではないかと思っています。当時の中国は何処から見ても先進国で、日本もその文明・文化を取り入れようと努力したわけです。それでも中国人の言っていることは分からない、そんな気持ちが込められているのだと思います。
"It's all Greek to me."は出所がはっきりしています。前の方もご指摘の通り、シェークスピアの「ジュリアス・シーザー」です。下記のURLを参照下さい。
アジアで中国が中心であったように、欧州ではその文明の発祥の地・ギリシアは特別な存在だったと考えられます。そういう憧れに似た気持ちはあっても、やはりギリシア語は分からない。そんな気持ちをうまく表現したのがシェークスピアで、この言葉が定着したのだと思います。

参考URL:http://tinyurl.com/42w85
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この回答へのお礼

ありがとうございます。唐人の寝言、という表現は初耳でした。

お礼日時:2005/03/05 23:25

他の方もおっしゃってるようにシェークスピアから出た言葉のようですが


英語とギリシャ語は同じヨーロッパの言語ですし、アジアに比べれば
例え中世でさえも遙かに身近な国・存在だからというのがまず挙げられるのではないでしょうか?
今と比べればかなり時間は掛かったでしょうが、行こうと思えば行けるレベルというか。
それにかなり大元まで遡れば同じインド・ヨーロッパ語族のはずですし。
とはいえ、格の数なども英語より多くて文法は難しいですし
また、使っている文字も似た文字も多いといえどもかなり特殊な感もありますし
そういった意味でも国の存在くらいは知っていても言語まではちんぷんかんぷんで分からない人が多い。
それで現在までこの表現が残っているのかなぁ、という印象を個人的には持っています。
当時の人にとっては中国や韓国の存在にさえ気付いてない人もいたかも?、とさえ思えちゃいますw

ここからは余談というか少し話が脱線しますが、実はロシア語にも似た感覚の表現があります。
ドイツに関するものなのですが、ドイツという国名の場合には英語のGermanyとかなり似た感じで
"Германия"("ぎぇるまーにや"って感じの発音です)と言います。
しかし、「ドイツ語(or人)の」という丁度、英語のGermanにあたる表現の時には
"Немецко"("にみぇーつか"って感じの発音です)及びその語尾変化形を使います。
ロシア語は冠詞がない代わりに性・数・格によって固有名詞でさえも語尾変化させるくらい厳格なので
「ドイツ語で」って時には"По-Немецки"(ぱ にみぇーつき)になったりします。
で、この"にみぇーつか"って言葉はもともと「よく分からない」という意味を持っています。
ドイツって言う国の存在くらいは何となくでも知っているけど
ロシア語の33文字のキリル文字とはかなり違う感じの文字に映るドイツ語は
彼らにとっては「よく分からない言語」に思えたのでしょうね。

話が長くなりましたが、そういう「近からず、でも遠からず」的な所にも要因があるのかもしれませんねぇ。
※ロシア語の文字が文字化けしてたらゴメンナサイ!m(__)m
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この回答へのお礼

>近からず、でも遠からず」的な所

そうかもしれません。ありがとうございます。

お礼日時:2005/03/05 23:30

ギリシャ語の文法が非常に難しいからではないでしょうか。



ラテン語の先生が
"It's Latin to me." と言えば、「ちんぷんかんぷんだ 」という意味になる。それほどラテン語の文法は難しいんだよ とおっしゃってました。私はそれを聞いて、ラテン語の授業は選択しない事にしました。

つまり習おうとしても、ラテン語やギリシャ語は非常に難しい事から、引き合いに出されるのでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。なるほどねぇ。ラテンという場合もあるんですか。

お礼日時:2005/03/05 23:17

辞書によると、シェークスピア(英国の劇作家・詩人)作「ジュリアスシーザー」から出たものらしい。

だからGreekなのかな。
しかしこれって「理解できない」という意味の慣用句だよねえ。そんなのにケチつけてどないすんねん^^。まあ、そういいたいなら言えばいいと思います。たとえば中国語が分からないときにChineseに変えて言うといいかもです(パロディぽく聞こえるので)。ただ相手に通じるかは不明です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。たしかに、相手が、ある程度知的ではなかったら、言い換えても気がつかないかもしれないし、意味が通じない可能性が。

お礼日時:2005/03/05 23:14

これは、シェークスピアの作品にも出てくる、昔からある表現だそうです。



そのころの感覚だと、中国や韓国だと知らなすぎて、イメージが湧かなかったのかもしれません。

普通の人にはわからないということを誰もが知っているという意味で、ギリシャ語がちょうど良いところだったのでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。シェークスピアが出典なんですね。

お礼日時:2005/03/05 23:10

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