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卒業再試が明日に迫っており、またできるだけ自分で処理しようと思ったのですが、どうしても不安な問題があるのでそれを質問させていただきます。


●法律と条例について地方自治の本旨に注意して説明せよ。

という問いです。

この問題で地方自治の本旨の内容は分かりました。
ただ、ここで説明すべきことが、上乗せ条例・横だし条例と法律の範囲内と言えるかということと、憲法が法律事項としているものを条例で制定できるかの二つの論点があるように思います。それを両方書けと言うことでしょうか?それともどちらかでしょうか?
あるいは ほかに何か別の書くべきことがあるのでしょうか?

手助けいただきたく存じます。

本当に、よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

問いから推測するに、大きなテーマは次のようなものだと思います。


戦前の伝統的な考え方では、地方自治体なる中間団体は危険視されるべきものであって、人権保障の担い手である国の議会が法律によって統制しなくてはならない、とされていました(法律の留保、法律による行政の考え方とパラレルでしょう)
それが戦後「地方自治の本旨」を盛り込んだ憲法の登場により、国会への信頼も揺らいだこともあって、条例が民主的立法であり実質的に法律に準じるものだという好意的な見方が確立してきました。

関連する論点は、29条2項「法律」(財産権の制限)、84条「法律」(課税)、31条「法律」(罰則)に条例が含まれるか、94条「法律の範囲内」(上乗せ、横だし条例)の解釈があります。どの論点も上のような問題意識が根底にあるのでその観点から論じることができますが、具体的な論点として多く記述するに越したことはないと思います。したがって、時間と分量を見て両方書けるなら書いた方がいいと思います。

まだ学生でそこまで専門が深いといえないので参考文献で確認して下さい。
参考:憲法判例百選I p210 解説

この回答への補足

お返事有難うございます。なるほど、両方書いたほうがいいのですね。ちなみに贅沢を言えば、LECのC-BOOKや伊藤真の試験対策講座での該当箇所で教えてもらえればもっと助かります。

補足日時:2005/03/11 23:20
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この回答へのお礼

すばやい返答、有難うございました!また質問する機会があれば、よろしくお願いします。

お礼日時:2005/03/13 05:11

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