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子供服の店舗販売を考えていますが、問屋から卸してもらう際の相場(売値の何割)がわかりません。もちろん商品によって違うだろうし、買付けの量によっても違うとは思いますが、個人の店舗が買い付ける服の参考相場がどれ位なのか、どなたか教えて頂けないでしょうか?
問屋街などにも行きましたが、まだ会社(店)を興してないので内情を教えてもらう事ができませんでした。どなたか教えてください。

A 回答 (1件)

>問屋から卸してもらう際の相場(売値の何割)がわかりません。

問屋街などにも行きましたが、まだ会社(店)を興してないので内情を教えてもらう事ができませんでした。どなたか教えてください。

卸値(下代)の相場や内情など、商売相手の問屋で聞いても答えるはずもないですよ。本当にずぶの素人なんでしょうか。
まず、どんな店づくりをしたいか、開業資金は、店舗の規模は、立地は、想定する顧客層は、中心商品は、それらが明確でないと、ただ、子供服の下代はといってもプロであればあるほど見当が付かず答えられません。
ということで、勝手に進めましょう。
まず、何を誰に売りたいか、決めます。
ブランド子供服をシロガネーゼに売りたい、というなら、問屋ではなくメーカー直で営業マンと交渉することから始まります。立地も限定されますし、開業時に最低1億円近くは必要です。
そうではなく、20歳代後半からの若い母親相手に、流行を気にして少しよいものを揃えたいなら、まず店のテイストを決める「看板」の商品を決定します。それは掛け率も悪く利益にはなりませんが、店の客層を決め、注目され、店頭に飾る商品です。これは「店の命」ですから、輸入ブランドが無理なら国内メーカーの中から感性のよいものをよく探して、生産地まで出向いて直接交渉で「もっとも早く、もっともよいもの」を入手するように努力します。
これらの商品とテイストを揃えた商品群がプロパーになります。品質に注意して、色、柄などバリエーションを持たせます。ある程度利益を意識した値付けをして、値引き等も考慮しておきます。
これを問屋に任せたら簡単ですが、当然、店も個性のない洋品店になります。それでいいのなら、一番手間がかかりません。
次にボリューム商品を揃えます。これはメーカー直仕入れと現金問屋など、複数の仕入れ経路を確保します。この商品が売上げの数字をつくりますから、品質だけではなく仕入れの掛け率に神経を使わなければならないものです。最終的に棚在庫を処分価格にするところまで考えて仕入れ値・上代を決め、最初は問屋で幅広く探すことです。見本仕入れは、情報収集の第一歩です。
小物、靴、袋物、アクセサリーなどコーディネート商品は自分のセンスで揃えます。これは問屋や小売店を足繁く回って見本として買い回り、メーカーを調べて直で仕入れるか、問屋経由か決め、こまめに仕入れに出向くことです。小物は売上げに貢献します。商売が上手かどうかはこうした関連商品の仕入れ能力で分かります。このコツは、子供向け商品ではなく、ティーンズ向け小物店や109、HANDS、LOFT等をリサーチして流行を先取りし、似た安いものを問屋街で探します。
店はまず商品、品揃えが第一です。そのために問屋の意見を聞くのも必要ですが、相手は売り手ですからまともに言うことを鵜呑みにしていてはいくら仕入れ資金があっても足りません。自分の目を養い、感性をとぎすまして、いつも情報を先取りする姿勢が必要です。
自分の意思で仕入れ商品を目利きすることです。
特価商品の品揃えは新規客を呼び寄せ、客層の幅を広げ、「客を店につなぐ」効果があります。高い商品も必要ですが、集客力のある買い得の値頃品も必要なのです。但し、これに頼りすぎると失敗します。年中廉売するようになると店経営も末期症状で、改装以外に立ち直れなくなります。苦しくてもプロパーを売り切る根性が必要です。
こうした安いものは問屋街で見切品や目玉品を探しておきます。メーカーにあれば教えるように頼んでおくことも重要です。

このように店づくりを考え、仕入れ商品を数段階に区分けして、それぞれ仕入先を検討、試行錯誤して絞り込んでいきます。簡単には行きません。体力と努力です。
仕入れ単価は大事ですが、上記のように安いから仕入れるのではなく、高くても必要なものを買い入れます。その見極めが大事なのです。安いから買うのは消費者の感覚です。また問屋といっても、大豆や農産物ではないので、ただ一律に掛け率で売り買いするものではありません。安く仕入れても高く売れそうなものは高く値付けします。要は仕入れ担当者の目利きです。

最後に、東京なら横山町問屋街、大阪なら日本橋問屋街ですが、横山町の場合は子供服の専門なら「山久山田」にはデザインがいいものが置いてあります。あとは総合卸の「鶴岡」や、大型店の「エトワール海渡」、乳幼児ものは「アカチャン本舗」、小物は「丹波屋」などが差し当たりいいでしょう。値頃品は横山町大通りの各店を歩き回って探すことです。また、素人お断りですから、入店の際に業者を証明する必要があります。共通の「奉仕会カード」や店舗毎の「店カード」がありますから、出店が決まったら登記書類などのコピーを見せて加入するようにすれば、次からはスムーズに仕入れできます。東京は下代も大体表示価格通りで、値引きはわずかです。また、カードはまとめて割引があります。それらを有効に使うことも憶えなくてはなりません。
「商売は汗をかいた分だけ儲かる」というのは、高級ブランドから駄菓子屋まで共通する真理です。常に情報を集め、まめに仕入れ、客の要望を反映させる、笑顔の応対、これが基本です。

参考URL:http://www.tonya.or.jp/ http://www.e-tonya.or.jp/
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございました。細かくお答えくださり、大変勉強になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/03/18 00:47

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