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家を建てる予定ですが、一応注文建築を考えています。そうなると、やはり鉄筋より木造軸組工法が目立ちます。費用の面でも鉄筋より安く、多くの方が木造軸組工法で建てられていますが、耐震面ではどうでしょうか?2×4なども含め、耐震面についてアドバイスいただきたく。よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

「耐震」という観点からの意見です。



木造の「筋違」,2x4の「壁」,鉄骨の「筋違と柱」,RCの「壁と柱」等,地震に対して抵抗する部材を「耐震要素」と言います。

住宅をはじめ,全ての建築物の設計に必要な事は,バランスです。平面的且つ立面的にバランスが取れているかが問題となります。例えば,木造1階で,筋違だけを書き込んだ図面を書きます。それを眺めて,筋違が平均的に配置してあるかどうかを見てみます。つまり,平面図の上下左右均等に筋違が配置されていれば,バランスの良い建物と言えます。2階建て以上の場合は,これに加えて上下関係のバランスを取る事が必要です。このバランスは,構造体に関係なく,間取りによって決定される事になります。即ち,耐震的に強い建物を設計する事は,バランスの良い間取りにする事と同義語です。

このバランスが良ければ,後は,法律で定められた程度以上の耐震要素数を確保してチェックすればOKです。この作業は,設計者等の専門家がやってくれる筈です。

バランスの良い建物は,有っては為らない事ですが,多少の設計ミスや施工ミスなどの不良部分が有ったとしても,地震で崩壊する事は無いはずです。逆に,バランスが悪いと,完璧に図面通りに,即ち法律上の規制をクリアしていても,崩壊の憂き目に会う可能性が高くなります。建物の建設には多少の不良部分が付き物である事を念頭に置いて,バランスの良い建物を建設される事を希望します。この「耐震要素」に関する考え方は,構造体の如何に関わらず必要で,重要な事だと思います。

因みに,バランスの問題に比べれば,耐震性能と構造体の種類(木造とか鉄骨造のような種類)は,殆ど関係ありません。法律の規定で建物に要求されている耐震性能は,構造体に関係なくほぼ同等ですので・・・。
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新潟県中越地震で震度六に襲われた所に住んでいます。


家を建てたのは八年前、阪神大震災のすぐ後だったので、耐震性には気を配りました。木造軸組工法です。
いわゆる高床ではありませんが、基礎はべた基礎にしました。
柱は,予算の都合で「通し柱」のみ四寸です。が、筋交いはクロスのものをたくさん入れました。
結果、周辺の多くは、軽くとも内装の亀裂が入っていた中で(もちろん半壊、全壊も少なくありません)
建物には全くと言っていいほど、被害がありませんでした。
木造軸組でもしっかり建てれば、全然問題無いと思います。
ただ、建物も大事ですが、地盤も被害の大きさをを左右するので、そちらにも気を配る必要があります。今回の地震でそれを学びました。
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木造在来工法でも2x4でも、壁配置を適切に行い、軸力計算で求められる壁量以上あれば耐震的には問題ありません。

先の新潟県中越地震の被災地へ調査に入りましたが、新しい木造住宅は悪くても軽微破壊程度ですんでいますが、古いものは中破、大破となっているようです。つまり、現行の建築基準法に準拠する木造住宅なら耐震的には大丈夫ということです。
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こんにちは。



我が家は「鉄筋コンクリート(RC)」外断熱の注文住宅です。
この工法を選んだのは、三階建てにしたかったからです。
木造の三階建では、耐震面で不安があり、また開口部が大きく取れない等の制限がありました。
断熱性の悪いRCのマイナス面をプラスに変えるため、少し割高になりましたが、外断熱工法を選びました。
でも、もし二階建てなら、しっかりした作りの木造軸組みの家を建てていたのでは、と思います。
(その方が予算面でもはるかにお得ですし)

二階建てのごく普通の建物にされるのでしたら、最近の木造軸組みなら問題はないかと思われます。
ただ、本当に色々な工法がありますし、耐震性だけではなく、住環境に直接関係する断熱性などについても様々な選択肢があります。

せっかく注文住宅を建てられるなら、とことんまで調べて、後悔の少ない方法を選択される方がいいと思います。
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まず「鉄筋」ではなく「鉄骨」の間違い?


それとも「鉄筋コンクリート」RCのこと?
鉄筋で造った家....それは倒壊するでしょう。

どんな工法でも適切な設計と施工であれば全く問題はなく、工法による優劣はないです。

強いて言うと津波に対しては重量のあるRCが優ります。
その程度ですね。

ちなみに鉄骨は火災に弱い側面があります。
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木造軸組工法でも全く問題は無いと思いますよ。



2×4も地震には強いらしいですね。

確かに大手メーカー等の鉄骨住宅は、阪神大震災でも全壊・半壊倒が全く無かったという意味で、安心は出来るのでしょうね。

現行の基準で建築されれば、どの工法だから駄目ということは無いと思います。気にされるようでしたら、基礎仕様や間取り、スジカイ(鉄骨で言うところのブレース)を耐震性を向上させる為に工夫されると宜しいかと思います。

あとは施工する業者がきっちりやってくれるかどうか、それが重要だと思いますので、選定は慎重に。
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耐震面ですが、木造軸組工法でも今の設計基準を満足していれば支障がないと思います。


心配でしたら、更に補強する方法や免震工法にするという選択もありますよ。

・・・ということで、耐震性は軸組工法でも問題なく対応できます。
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こんにちは、在来軸組木造工法のハウスメーカー勤務をしています。


端的な回答になりますが、今時の建築基準法に沿った建物であれば阪神大震災クラスでの家屋倒壊は心配ないと思います。

在来軸組木造工法に限って言えば重要となるのは構造材を繋ぐ金物とバランス良く配置された筋違が正しく計画・施工されているかどうかです。

一般的な住宅であれば、よほど開口部が大きいとか頭でっかちなプランでなければ大丈夫でしょう。
家は真四角に近い形ほど強いです。なかなかデザイン性と強度は両立しにくいです。
中間検査や第三者機関の構造検査が実施されれば施工不良の心配も減ります。

また、家を建てるにあたって上物の強度も大切ですが基礎の下、つまり地盤強度は耐震性能上もっとも重要です。必ず地盤調査を実施して提案に合った補強工事を実施して下さい。(杭打ちや柱状改良になってしまったらヘコむとは思いますが…)

それでは良い家をご建築ください。
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僭越ながらアドバイスを。


まず家を建てる前に住宅や建築のことをもっとよく勉強してからでも遅くはないと思いますので以下の著作を
お薦めします。

「甦る住文化」
著作者の増田一眞氏は日本を代表する建築構造家でとくに伝統的木造建築の第一人者であるとおもいます。
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