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(1)養殖の勉強ができる大学を探しています。
どこかご存知の方は教えてください。

(2)今世界で一番養殖の技術がある国はどこですか?

よろしくおねがいします!

A 回答 (4件)

水産養殖研究は産業と直結した学問です。

つまり極端な話をすれば、その魚を食べる消費者がいなければ、必要がないのです。ウナギは日本人が大好きな魚種の一つなのに、天然での漁獲量が非常に少なくなっています。そうなると、もっとウナギを増やしたい、更には完全養殖で安定的に大量生産したい!という考えになるのは当然ですね。
そこでタコ類はどうかというと、今までは国内の漁獲量は減少傾向にあるものの、アフリカなどからの安い輸入物により、市場での需給バランスが取れていたと思われます。それなら高いコストをかけてまで養殖する必要はありませんよね。更にタコはなわばりを持つなど、生態的に難しい問題もあるかと思います(タコの生態について知識がなく申し訳ありません)。
ですが、現在、海外ではタコ資源が激減し休漁に追い込まれています。日本の資源も回復しておらず、その結果マダコの市場価格も上がっています。ですから今後、国内での増養殖への動きが活発になり、研究が進む可能性はあると思います(あくまで個人的な考えですが)。日本人はタコも大好きですからね、いいところに目を付けられたと私は思います。養殖ではないですが、実際にタコのための産卵礁を設置して、自然にタコが増える環境を作ろうとする活動(増殖事業)は北海道(ミズダコ、ヤナギダコ)や広島県(マダコ)で行われています。
水産学部や水産学科以外にも漁業が盛んな地域にある大学なら、生物生産学科、資源学科などがあり、養殖の研究をしている研究室もあります(広島大や三重大など)。
北大は最近ウナギが話題になっていますが、古くからホタテ、コンブ、サケの増養殖研究を行ってます。それはこの3種が北海道の水産業の主要漁業種であるからです。
まず、タコの場合は、その生態研究をしている研究室などを調べたらよいと思います。養殖をするにはまず生態を知らなければ何もできませんから。大学で生態学を身につけ、その後水産試験場などの研究機関で養殖研究をする方もたくさんいます。ですから、まずはある程度やりたい生物を絞りそこから大学を決めると良いかと思います。
長文になり失礼いたしました。
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この回答へのお礼

長文ありがとうございます!!
僕の知らないことがたくさんでてきてとてもうれしいです。もっと勉強していい水産学者になって日本の人のためになれるようにがんばっていきたいです。

お礼日時:2005/03/21 08:37

確かに養殖と一言で言っても分野は幅広いですね。

養殖の3大分野は餌・病気・遺伝です。勉強するというのであれば水産関係に大学に行けば必修科目としていやでも勉強することになります。しかし、研究をするという意味では話は異なります。技術を身につけるというのであれば、養殖施設を持っている大学でないと厳しいですね。養殖施設という意味合いでは近大水産学部にかなうところはありません。弱点は船を持っていないので海洋関係の勉強はほぼ机上のみになります(海洋哺乳類や船舶関係は無理)。また、幅広く水産関係の勉強がしたければ海洋大(旧東京水産)、北大がベストです。学部の規模が違いますし、水産で専攻できない分野はないでしょね。弱点は養殖施設が大規模ではないので水産試験場などと共同研究になり、研究に無理をいえないところです。
私は北大に所属しておりましてうなぎにも一部かかわったことがあります。うなぎ養殖の難点は親魚が成熟しないのでホルモン剤で無理やり成熟させて卵や精子をとります。北大ではこのホルモン研究が主ですね。最近では始原生殖細胞(将来生殖細胞になる細胞)の研究も行っていますね。つまり、養殖技術というよりは発生学・生化学・遺伝学が主になります。養殖技術つまり餌(うなぎの第二の問題点、稚魚の餌)などを研究しているのは三重の養殖研(国の研究所)ですね。
海の養殖がしたければ、大学選びの注意点は施設と教授です。この二つがそろわないと研究すらできませんからね。淡水魚養殖施設を持っている大学は多いが海水魚養殖施設を持っている大学はかなり少ない(ほとんどが県の試験場を一部間借り)。大学のホームページでしっかりと調べ、機会があれば見学をしてみるのも手ですよ。
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この回答へのお礼

なるほど!!!
北大目指してるのでがんばりたいです。
水産の勉強も大切なのですが、受験勉強がんばらないとヤバイです。w
この教えてもらったことは初めて知ったので、
AOとかの材料にもなるかと。
とっても勉強になりました!!

お礼日時:2005/03/21 08:32

すみません。

ド忘れと言うには大学に対して失礼ですが、北大がすっかり抜けていました。北大の水産学部は有名な研究者を数多く輩出していますし、日本の水産研究の総本山のような大学かもしれませんね。

各大学のホームページを見て、教官や研究室ごとの研究テーマを良く読んではいかがでしょう。どの分野の教官がいるかによって授業内容も大学ごとにまちまちです。可能なら、オープンキャンパスなどに参加して実際に授業を体験したり、研究室を見学すると良いと思いますよ。近畿大学では投網を投げる練習をする授業もあると聞いたことがあります。各大学の特徴を調べてみて、自分にあう大学が見つかるといいですね。

例えば貴方がマダコの養殖技術に興味があるなら、マダコの種苗生産や養殖技術の開発に取り組んでいる水産試験場や栽培センターがある県の大学を選ぶ、という方法もひとつの選択肢だと思います。

残念ながら、タコの養殖についてはよく知りません。まだほとんど行われていないようです。養殖というのは商売ですから、漁獲するよりも生産する方が安くできるものとか、希少価値の高いもの、ニーズの大きいもの、などが養殖対象になります。現状、タコは天然漁獲量が十分なのかもしれませんね。
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この回答へのお礼

よくわかりました!!
ありがとうございます。
これからよく調べて大学選びに専念したいです。

お礼日時:2005/03/21 08:28

(1)ひとくちに養殖といってもノリ養殖とハマチ養殖では全然違いますし、水質、プランクトン、魚病、バイテク関連、などなど分野は幅広いですから「養殖の勉強ができる大学」というだけでは絞り込めないと思いますよ。

メジャーどころとしては、東京水産大とか、下関の水産大学校とか、近畿大学水産学部とか。ほかにも水産学部のある大学は数多くありますから、まずは自分の興味を対象を具体的に絞ってみてはどうでしょう?

(2)養殖の技術といっても、色々です。国によって養殖対象種も違いますから、違う魚種を養殖しているのにお互いの技術レベルを比較することは出来ません。例えば、日本のコメ農家とアメリカの養豚場の技術はどっちが上か?と言われても比べられないですよね。

完全養殖、閉鎖循環養殖、陸上養殖、高密度養殖などの技術では日本が若干リードしています。一方、安価に大量生産する技術が進んでいるのは中国や台湾などアジア諸国。サケ類の養殖はノルウェーやチリで盛んですし、アワビなどの貝類はオーストラリア、マグロの養殖(蓄養)はスペインやトルコなどで盛んです。

この回答への補足

ありがとうございます!!
主に魚の養殖をしたいのですが、僕は学部長がウナギの完全養殖に世界で初めて成功した北大を志望しています。
このような養殖で名前が知られている北大は、養殖の勉強をする点で向いているでしょうか?
一番したいのは、タコの養殖なんですが広島あたりでしているということを聞きましたが、なかなか資料が集まらないので困っています。タコの養殖はまだ少ないのでしょうか?
すいません、まだまだ勉強不足で。

補足日時:2005/03/19 22:55
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