かぐや姫「神田川」の歌詞の女性の心理
南こうせつさんなどが活躍されていたフォーク・グループ「かぐや姫」の名曲「神田川」についての質問です。
歌詞の
「あなたの やさしさが こわかった」
という部分です。
私は、自分の恋愛経験から、この女性の心理が何となくわかるのですが、66歳の母は、
「いい歌だけれど、歌詞のここの部分の心理がわからない」
と言っています。
私は、母に教えてあげたいのですが、言葉でうまく説明できません。
どなたか、
「あなたの やさしさが こわかった」
という女性の心理を、わかりやすく説明していただけませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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回答(15件中1~10件)
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最後の回答から1年以上経っているので、もう誰も見ないかもしれないですが、この「あなたの・・・」については、わたしは前から別な受け止め方をしていましたので、投稿者は男の身でありますが、「わたし」の気持ちを書き込んでみます。
若い20歳前後の「わたし」は、同じ年ほどの「あなた」との関係に「永遠の愛」など信じているわけでもなく、ただただ、素直に「今の愛」を信じているだけなのです。
ですから、将来を堅く誓い合うほどの重い愛は、もっと素敵と思える新しい愛が将来にあるかもしれないと思う「わたし」にとって、まだ夢を探すことが許されるはずの自分を拘束するかもしれない、という重石と不安の愛でもあるわけです。
そういう「わたし」にとっては、「あなたのやさしさ」が、もし「わたし」が「あなた」へ抱いている愛の重さよりも余りにも重過ぎるなら、「わたし」にとっては、「怖い」のです。
そういう気持ちを奥底に秘めている、普通の女の子の「わたし」なのです。
さて、どうですか?
この歌の誕生秘話をテレビでやっていました。
作詞者 喜多条忠さんは当然男性ですが、同棲中の相手が寡黙で大人しい女性だったようです。
いつも優しくて、大人しい彼女が、一変して怒った時・・・それを思うと怖かったんだと思います。
それがこの歌詞になったと思います。
このやさしさとは 愛情のことだと思っていました。
そもそも風呂屋に行って「一緒にでようね」と約束したにも拘らず、寒い中「洗い髪が芯まで冷え」、使って濡れているはずの石鹸がすっかり乾いて「カタカタ鳴る」まで待たせて平気な男は本当にやさしいのだろうか。
本当に自分のことを大切に思い、愛してくれているのだろうか。
2番の歌詞「いつもちっとも似ていない似顔絵」が象徴しているように、自分が相手を思っている程相手は自分に関心がないのではないか。
日常の小さなことから女性の方は相手の愛情に漠然とした疑問を持ち、とても不安なのだと思います。
私もこの歌は同棲中の二人というシチュエーションだと思いますが、同棲というものが今ほど容認されておらずある種の暗さやうしろめたさがあり、女性の立場がまだまだ弱かった時代、貧しさや後ろ指をさされること、リスクを負うことなど何もこわくはない。
ただその生活の唯一の拠りどころである、あなたの愛情が少しづつ信じられなくなってきていることがこわいのだと解釈しておりました。
この回答へのお礼
ご回答、ありがとうございます。
歌詞の全体をよく聴くと、おっしゃるとおり、男性の愛情に不安を抱いている女性の心理が描写されていますね。
同棲というのが今ほど容認されていなかった当時の時代背景も考慮しなければなりませんね。
今の若者には「銭湯」「赤い手ぬぐい」など、滑稽に聴こえる歌かもしれませんが…。
ご回答を拝見し、この男女の恋愛の行方は…と考えてしまいました(苦笑)。
たいへん参考になりました。
もう一度、歌詞全体をよく読んでみたいと思いました。
幸福すぎて不安、とでも言うんじゃないでしょうか。
優しい「あなた」をいつか失うんじゃないかという漠然とした不安。2人は同棲関係?のようだし、何だか社会的には脆い感じの関係のような気がします。
銭湯から湯上りで出てきて夜中に道を歩いてる(たぶん)というシチュエーションも大きい気がします。
たぶん女の人にとって、この時にいちばんかけがえのないものが「あなた」の存在だったのでしょう。「失うと怖いもの」は「あなたのやさしさ」しかないって言ってますし。
余談ですが、いまパソコンを打っている部屋から数分の場所に件の銭湯跡地があり、さらにそこから数分の場所に舞台となったとされるアパート跡地があります。
この回答へのお礼
ご回答ありがとうございます。
おっしゃるとおり、私も同棲生活のように捉えていました。
神田川は知っていますが、この歌に出てくる銭湯やアパートが実在するとは知りませんでした。
ビックリです。
作詞をされた方が、実体験を歌にしたのでしょうか…。
興味深いお話を教えてくださり、ありがとうございます。
回答にはなっておりませんが。最初に詩を作った時には、このフレーズはなかったそうです。作詞した喜多条忠は、「何も恐くなかった」で終わる終わり方に物足りなさを感じたようで、「あなたの やさしさが こわかった」を付け加えたのだと聞きました。なんか、分かったようで分からないようで、不思議な余韻を残すフレーズです。この歌詞の部分がなければ、名曲にはならなかったのではないかと思います。
この回答へのお礼
ご回答ありがとうございます。
この歌にそんなエピソードがあったとは、知りませんでした。
教えていただき、大変面白く、興味深いと感じました。
おっしゃるとおり、この最後のフレーズが、この曲を名曲にしているような気がします。
名曲が生まれる時の秘密というのは、面白いですね。
たいへん参考になりました。
ヒントは中村あゆみの翼の「折れたエンジェル」にあるかも知れません。
「もし俺がヒーローだったら、悲しみを近づけやしないのに。そんなあいつの呟きにさえ・・・」
恋人を守るために、いつの時代も男は優しく強くありたいと努力しているはずです。
でも、努力が及ばないことが多々あって、恋愛の行方は不安定。
女の子は、男の努力に期待しながらも一抹の不安はぬぐえない。
そいうい意味だと思っていました。
この回答へのお礼
ご回答ありがとうございます。
「翼の折れたエンジェル」
懐かしいです。
もう一度、あの歌を聴いてみたいと思いました。
たいへん参考になりました。
優しくされすぎる不安。
腫れ物や壊れ物を扱う様な態度(同棲というものに対しての後ろめたさ等から来る。)に対する不信感=本音で話し合える相手として見られていない。
拾われてきたネコに対する愛情の様なもので、所詮一時のものに過ぎないのではないかという不安。
以上の事を考えて、それらが現実だったらという事に対して怖がっているとずっと自分なりに解釈していました。
この回答へのお礼
ご回答ありがとうございます。
他の方とは少し違った解釈で、たいへん参考になりました。
これは、経験したことのある人でないと、実感としてわからないかもしれませんね。
「あなたの やさしさが こわかった」というのは今は幸せに浸っているけれどいつか壊れてしまうのではないかしら・・・と、不安な気持ちを唄っているのだと思います。
この唄の恋人たちは結婚という世間に認められている立場ではなかったのですから、いつまでも続くという裏づけのない2人だったはずです。
もっとも最近は結婚しているからといって死がふたりを分かつまで・・・一緒なんて考えている人も少ないでしょうから判らないのも無理はないかも?
この回答へのお礼
ご回答ありがとうございます。
恋愛をしている時というのは、幸せもありますが、常に不安や悩みがありますよね。
母はあまり恋愛をしないで、見合いで結婚するというのが普通だった世代なので、なぜ「やさしさ」が怖いのか、わからないようなのです。
夫が「やさしさ」をくれないということを、いつも嘆いている母なので、「やさしさ」が怖いという心理がわからないようです(笑)。
母には、「贅沢な悩み」に思えるのかもしれません。
母に説明してあげようと思います。
理解できるかどうか、わかりませんが(苦笑)。
「若かったあの頃 何もこわくなかった」
の後に続き
「『ただ』 あなたの やさしさが」
となりますから、「あなたのやさしさ」を『失うこと』が「こわかった」と私は解釈します。
この回答へのお礼
ご回答ありがとうございます。
やはり、この解釈をなさる方が多いですね。
詞は、前の部分とつながっていますからね。
たいへん参考になりました。
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