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仏前やお墓にあげるお線香の本数には、何本が好ましいというような決まりがあるのですか?

49日までは、(49日まで用の)祭壇に毎日お線香を1本だけ(起きている時間)絶やさず着けていましたが、春の彼岸ということでお寺さんが来てお経を上げてもらった時は、お坊さんがお線香を2本同時に着けていました。

お墓参りの時は、10数本~1束まとめてお線香を着けていような記憶があります。

そこで質問なのですが、49日までは1本で、それ以降は2本(又は2本以上)といった決まりがあるのですか?

また、仏前とお墓の前とでは、お線香をあげる本数に違いがあるのですか?

ご存知の方、詳しい方、少しでも知っている方、
教えてくださいますようお願いします。

A 回答 (6件)

詳しく書かさせていただきます。



私の家は浄土宗なので浄土宗のお話になりますが、
お線香は『仏・法・僧』の意味を込めてそれぞれ1本ずつ、計3本です。
仏は仏様、法はその宗派、僧は、仏様をあの世へと導いてくれた菩提寺の住職へ。という意味です。
ですからお坊さんが来たときには自分から自分へ。なんてことはしないので基本的に仏・法への1本ずつ計2本ということになります。

ですから49日までの飾り棚を見ていただければわかりますように、一人の仏様用です。それに宗派によってですが、ご本尊もそこには奉られていないはずです。
ですからこの場合、仏への1本。ということになります。さて、では49日を過ぎると、仏様はあの世へ到着し、本当に仏様となって、再びこの世に生を受けるための修行をなされます。
そうなると飾り棚ではなく仏壇を使用されますが、
そこからは、仏、法、僧の3本を焚いてください。また、僧を抜かして2本でも構いません。

コレはお焼香(抹香)でも同じです。
よく、通夜式(御通夜)なんかでは3回しますが、
翌日の葬儀式(告別式)では、ホールの方に、お焼香は一回で構いません。
といわれるケースが最近ありますが、通夜では、仏・法・僧の意味で、告別式では故人との別れとのことで
仏だけの1回ということになります。


また、お墓ですが、これまた49日までは一人1本ずつ。その後は特に決まりはありませんが、こういう基準を持つといいでしょう。
まず最低ラインである仏・法・僧の3本に、
そのお墓に入っていらっしゃる仏様の人数×1本ずつ
を一人一人が焚けば宜しいと思います。

ですからお墓に3人入っていらっしゃるのならば6本。5人なら8本ですね。

また、法事などでは一人3本ずつで構いません。が、法事をする対象の故人の人数が2人ならば+1本ずつ。としていけばいいでしょう。
法事のときに一人1本ずつは恥ずかしいですよ。

また、点けてしまってあまったお線香は施主か家族が全部線香受けに入れてあげてください。


ついでに言っておきますが、法事などのお墓参りには
事前に3ヶ月ほど前にお寺さんに出向き、1週間前に確認のため出向いたほうがいいです。その時、お寺ごとは2人で行くのが常識です。また、確認後はお墓へ行き、線香はいいので、お墓の掃除やお花を供えて、当日にやることがないようにしましょう。


ながながとすみません。
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この回答へのお礼

とても詳しく、いろいろと教えていただき、ありがとうございます。

> お線香は『仏・法・僧』の意味を込めてそれぞれ1本ずつ、計3本です。
> 仏は仏様、法はその宗派、僧は、仏様をあの世へと導いてくれた菩提寺の住職へ。

この3つくらいは覚えておこうと思います。
また、お墓参りの際、お寺さんに行く事等、とても参考になりました。

お礼日時:2005/03/25 17:43

3本と言う方が多いんですね。

実は私もお線香をあげる時は3本です。
1本は故人(ご先祖様も)の為に。2本目はその故人(〃)と対話する為に。そして3本目は自身の懺悔の為に。瀬戸内寂聴さんがおっしゃっていました。
なんだか自然と心に残ったので、それからはずっと3本差し上げています。
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この回答へのお礼

> 1本は故人(ご先祖様も)の為に。2本目はその故人(〃)と対話する為に。そして3本目は自身の懺悔の為に。

私も、心に残りそうです。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/25 17:46

真言宗では線香の数の決まりは無いといえばありませんし、有るといえばあります。


というのが、線香自体が支那宋代に日本に伝えられたもので、インドのものではないからです。正式には粉末状の「抹香」を使用するのですが、簡便なため禅宗・浄土宗を中心に一般に広まりましたが、密教では正式な法会儀式では線香は用いません(もちろん日常では使用しますし、使用してはいけないというわけではありません)。
 ですから線香はインドで作られてないため、その作法についての次第も存在しないので、インドの作法を重んじれば本数に決まりは「ない」といえます。ただし、それでは目安が付きにくいということで、真言宗では抹香を薫じる作法(3回)に準じて3本と指導しています。だから「ある」ともいえます(他宗でもそれは同様でしょう)。


 そこで香に関して重要な点は本数よりも「香り」です。妙香によって悪心煩悩を鎮め、またインドでは「中有(ちゅうう)」つまり「来世の生を受けるまでの死者」は香りを食べるとされます。ですから中有である49日間は香を絶やさないという考えも生まれたのでしょう。ですから香りの良いお香をお供えしてください。


※脱字がありました。前の投稿は削除していただいて結構です。
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この回答へのお礼

お線香がインドのものではない事
香りに関しての事
初めて知り、勉強になりました。

原稿の更新などご丁寧に、ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/25 17:36

真言宗では線香の数の決まりは無いといえばありませんし、有るといえばあります。


というのが、線香自体が支那宋代に日本に伝えられたもので、インドのものではないからです。正式には粉末状の「抹香」を使用するのですが、簡便なため禅宗・浄土宗を中心に一般に広まりましたが、密教では正式な法会儀式では線香は用いません(もちろん日常では使用しますし、使用してはいけないというわけではありません)。
 ですから線香はインドで作られてないため、その作法についての次第も存在ので、インドの作法を重んじれば本数に決まりは「ない」といえます。ただし、それでは目安が付きにくいということで、真言宗では抹香を薫じる作法(3回)に準じて3本と指導しています。だから「ある」ともいえます(他宗でもそれは同様でしょう)。


 そこで香に関して重要な点は本数よりも「香り」です。妙香によって悪心煩悩を鎮め、またインドでは「中有(ちゅうう)」つまり「来世の生を受けるまでの死者」は香りを食べるとされます。ですから中有である49日間は香を絶やさないという考えも生まれたのでしょう。ですから香りの良いお香をお供えしてください。
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特に決まりは聞いていません。


49日までは仏さんのご飯なので絶やさないようにと言うことで。

お墓参りの時は束で火を付けて、家族で分配 それぞれがそれぞれの墓に1-2本置いてゆきます。余ればさらに分配して置きます。
(一族の墓もあれば個人の墓もあるので 父方は6基ぐらい母方は8基ぐらいあります))

仏壇では(真言ですが)1-2本を2つに折って火を付け寝かせて置きます。
立てて差すと倒れて火災になったり燃え残りが出るからと言うことでした。

その宗派の(又はお坊さんの)やり方があると思うので、聞いてみてください。
聞くことは失礼になりません。 
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この回答へのお礼

> その宗派の(又はお坊さんの)やり方があると思うので、聞いてみてください。
> 聞くことは失礼になりません

お寺さん(浄土宗)のやり方で2本だったんですね。
聞くことは失礼にならないのでしたら、こんどお寺さんが来てくれた時に聞いてみます。

お墓参りの時の話も参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/23 13:26

こんにちは。



お仏壇にあげるお線香は「3本」と真言宗のお坊様に教えていただいたことがあります。
それぞれ「前世=過去」「現世=現在」「来世=未来」をあらわすそうです。
そして3本の間隔を(横に)離してあげるそうです。

ごめんなさい、このくらいしかわかりません。

お墓まいりの時は、1束をお参りした家族で分けます。
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この回答へのお礼

> それぞれ「前世=過去」「現世=現在」「来世=未来」をあらわすそうです。

それで、お仏壇には3つの小さな湯呑あるんですかね~。
ちなみにうちは浄土宗です。

ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/23 13:15

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