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大学って第二外語を必修においているところが多いと思います。
でも、なぜ必修なんでしょうか?
興味ある人以外にとってはかなり無駄だと思うのですが・・・

第二外語の代わりに英語を取るという選択がハナから存在せず、
強制的に英語と同等の時間数を振られちゃったりするのは、ちょっと理解できません。
もちろん、大学によっていろいろでしょうけど。

いざ制度を変えるとなると大変なんでしょうけど、大学側としては
どういう事情で第二外語を必修にしてるんですかね?

A 回答 (7件)

>でも自発的にドイ語の論文読むかなぁ?学部ですよね。

どう考えても日本語の六法が先のような・・・。
appleさんはひょっとして理系じゃないですか?
 
 そそ、私は理系です。理系は科目は外国のほうが
進んでいて、その分テキストも外国のもののほうが
いいということもあって、2年の電子回路と
いう授業と、電磁気学という授業が英語のテキスト
でした。試験も・・・先生は日本語でしゃべって
まいたが。(笑)

 法学部だと卒論もなかったりしますものね、
外国の論文なんか読まなくていいん・・・でしょうか?

 法学の世界で言うと、法化大学院受けるときに
資格の欄に英語やフランス語、ドイツ語の試験に
合格していることを書くと、優遇されます。
 かつて司法試験の2次試験に、英語の試験を
入れようとしらた、東大、京大ばかり有利になる
と反対運動が起きたくらいですから、確かに
これまでは法学は外国とは疎遠だったかもしれません。

 今法律の実務の世界で何が起こって
いるかというと国内の国際化です。
かつては外国弁護士が日本国内で活動
するには大きな制約がありました。
 外タレで有名なケント・ギルバード
さんも本業の弁護士業は、日本人弁護士の
下についてやっていたんです。
 ところが今、アメリカ人やフランス人の
弁護士がボス弁(弁護士事務所のオーナー
で所長)で、複数の日本人弁護士を使って
いるところがあります。
 規制緩和されたんですね。
日本人でアメリカの州の弁護士資格を持って活躍
している人たちもいます。主に日本と
外国企業の民事訴訟問題を扱っている
ですが、外国の法律はもちろん、国際法も
直に読めないと話になりません。
国際法は、英文の解釈に疑義が生じた場合は
フランス語訳を考慮するなんていうのがあって、
翻訳見てたんじゃ、微妙な表現の違いがわかり
ません。

 そこで、法学の世界でも、実務の観点から
英語だけでなく、諸外国語知識が重要視
されてきているんです。
 帰国子女だった弁護士さんも増えてきて
います。法化大学院の入学や、弁護士事務所での採用
でもそういった諸学国語の知識が重要視される
ようになったからねんですね。

 だから大学でも外国語が、いままでより
さらに重要になって、第二外国語も
必修になってきてるんでしょう。

>えっ、大学院全員進学ですか。ということは今はまだ
その計画のなかば、

 薬学は確か、今年度入学した人から6年制です。

大学全入時代って聞いたことありませんか?
高校の先生も、大学の先生も、予想より早く
来年度から大学が全入、つまり志願者数と
募集要員が同じになるんで、基本的に
全員大学に入れることになるということで大慌て
です。
 今まで大学になんか入れなかったような
学力の人たちが確実に入学してくるわけですから。

 大学院進学率も全体で40%くらいにはなって
いるんじゃないでしょうか?ネットの書き込み
でも、「うちの大学では学部生の半数以上が
大学院に進む」なんて話を幾つか見た
ことがあります。

 徐々に進行中ということでしょうね。
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この回答へのお礼

うひゃぁ~、勉強になります。
学力低下時代の申し子、無気力ダメ学生の典型のとしては、
正座して聞かなアカンくらいの話じゃないですか。でも猫背ってなかなか治らなくて・・・
自分からすれば上の層の姿勢はすごいとしかいいようがないですね。
司法試験だけでも難関いうのにフラ語まで、ってすごい勉強量ですよこれ。
そういやSFCの友人は全部英語でやられる授業はついてけなくて
非効率的だとかぬかしとりました。(ダメその2)
たぶん、(いや間違いなくなのですが、私が言えた義理ではないので)学生は
もっともっともっと努力する必要があるんでしょうね。
ってなんだこれ。まとめか。何のだ。

しかしappleさんの時代の大学生って本当に優秀だったんだなぁとしみじみ思います。
上位~最上位生はあんま昔も今も変わんないんだと思いますが、平均は相当下がってるんでしょうねー。

お礼日時:2005/03/25 01:13

私も二十年前はそう思っていました(^_^)



経験から推察すると「大学院進学」を想定しているのかなーと思いますね。
ミーハーな(これは「死語」か・・・)視点からすると、アカデミックな香りがするではないですか。
お若い質問者さんはご存じないかもしれませんが、往年の「欽ドン、良い子悪い子普通の子」の良い子(山口良一氏が扮していた)の小道具は「英仏辞典」だったと記憶しています。
英語以外の言語の専任講師がいる・・・、なんともアカデミックではないですか!
余談はさておき、今日の大学は旧制大学が元になっていると思います。その時代は、ごく一部のエリートしか大学に行けない時代。学力は十分ある、よって教養の勝負と言うことになります。そうしたエリート教育の名残かと。
ところが新制大学は、評論家に「駅弁大学」と批判されたほど大衆化してしまいましたから。
まー旧制大学をひな形とすると、第二外国語は当然って感じになるんでしょうな。

大学の時に第二のドイツだけでなく、第三・第四まで取っていた(枠外自由科目でしたが中国・ロシア)友人もいましたがね。
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この回答へのお礼

やっぱ大学院を前提にしてのことですか。
たしかに独語やること自体はアカデミックなんですけど
授業のほうは・・・まぁ、ねぇ、という感じで。

現状として院に行かない人も多いことですし、なんとかもうちょい
柔軟にしてほしいところです。

お礼日時:2005/03/26 12:28

理系です。


私のところは英語だけ必修です。
他の言語の講義も多数ありますが一般教養です。

大学側の事情はまったく分かりません・・・
学部でやる言語の講義なんて入門というか初歩の初歩レベルでしょうから、
必修にしたところで1言語だろうと2言語だろうと変わりはないような気がします。
事実どんな大学でも、言語の講義は身につくというレベルにはほど遠いと思います。
凡人にとっては1言語だろうと2言語だろうと結局単位の話になってしまうし、
レベルの高い人はほっといても必要に応じて自分でいろんな言語勉強してますし・・・
(実際に数名知っています)


第2言語を必修にすることで逆に単位をとりやすくしてるってことは
ないでしょうかねぇ?専門科目を取得するよりは厳しくない気はします。
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この回答へのお礼

第二外語が必修でないのは羨ましいです・・・

確かに結果的に単位が取りやすいってのはあるかもしれませね。
でもモチベーションがまったく上がらないのは・・・辛いッス。

お礼日時:2005/03/25 23:25

最近は必修のところが多いんですか・・・??


時代が変わったのかな・・・

 私のころには珍しかったんで、先生が
説明してくれました。

「いずれ全ての学部は、医学部のように
 6年制に移行するか、大学院までまとめた
 1つの専門教育過程になります。まずは
 薬学系が先行しているので、薬学科を
 独立させ、薬学部としました。
 文部省の規定で、大学院進学には英語以外に
 第二外国語の習得が必要です。そのため
 本学では、すでに全学生の大学院進学
 念頭にカリキュラムを組んでいますので、
 第二外国語が必修になっています。」

 というのが事務的な理由ですね。

 日本には、大学に行かなくても、論文だけ
 を大学の先生に審査してもらって、もらえる
 論文博士という独特の仕組みがありますが、
 この際にも、英語とそれ以外の外国語の
 簡単な文章を渡されて、訳して提出しなさいと
 言われます。

 
 あと、実際問題として、高等教育機関としての
大学にいれば、当然論文とかも読むので、
英語だけでは不十分・・・なはずなんですが(笑)
 
 だから、学科によって必修になっている第二外国語
が違っている・・・はずなんですが・・・うちは
そうでした。
 
 私はフランス語をとりたかったのですが、
うちの学科の必修がドイツ語だったんで、ちょっと
ぶー、ぶー言っていたら、父親が
「いいか、大学でドイツ語をやるのは、
 日本が再びドイツと組むだめの準備だ!」
といって、終戦後聞かされた日本再軍備化
計画の話をしてくれました・・・ウォーそんな
理由だったのか・・・(笑)
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この回答へのお礼

えっ、大学院全員進学ですか。ということは今はまだ
その計画のなかば、ということなんでしょうか。それとも実質的
にはもう頓挫してしまったとか?

時代は・・・確かにちょっと違うかも、という感じですね。
今の学生は"そういう講義"を取らない限り、第二外語
を積極的に使うことはまずないと思います。法学なら国際法や
比較法の授業ですね。普通にやってたら日本語の条文だけで手一杯になります。
(と思います。実際に3,4年にならないと分からんですけどね)
まぁ単に私が不真面目なだけかもしれませんけどね。みんな裏では研鑽してんのかも。
でも自発的にドイ語の論文読むかなぁ?学部ですよね。どう考えても日本語の六法が先のような・・・。
appleさんはひょっとして理系じゃないですか?

猫も杓子も英語英語なのはアメリカと組んで再軍備化する伏線に過ぎなかったのか・・・!

お礼日時:2005/03/24 21:43

No.1で書かせてもらったbascavilです。

質問者さんの書き込みをみて懐かしくなったので、もう一言書かせてもらいます。

私の場合、ドイツ語の先生とのめぐり合わせがそもそも悪くって、その先生の授業は、一人のドイツ人の女の子を主人公に、色々な場面(本屋、旅行、ランチなど)で寸劇のような会話をする場面をビデオで見せられ、その会話の重要部分をプリントに書いてさらっと文法説明するという授業でした。俳優はみんな素人で、設定も安っぽく、気力がわかない上に、その先生は、会話を聞いていれば文法などにとらわれなくても自ずから分かるようになるという信念をお持ちの若い先生でした。たぶん、ご自身は天才肌だったのでしょう。もちろん、いつまでたっても分からないわけです。私が本来やるべきだったのは、大学生なんですから、自学自習して、文法は自分で学び、その上で講義を聞くべきでしたが、なにせ1年生で浮かれている上に、法学部なもんで、インセンティヴがまるでわかないので、今でもなぜ単位が取れたのか不思議です。

英語学者の渡部昇一氏が学んだころの上智大学は、第二外国語は必須ではなかったそうです。外国人の先生が、「そもそも君らは英語すら満足にできないだろう」と言っていたそうな。

私はというと、結局大学院に進学してしまい、学部時代の怠慢を絵に書いたように後悔しました(笑)。ただ、原則論を言うと、やっぱり受験から解放された大学生は、英語以外の言語に浮気心をもつ知的好奇心があるべきなんですよね。私の友人は、意気盛んに第二外国語の他に、ラテン語を履修しました。途中で案の定しんどくなり、嫌になりましたが、ごまかしごまかし単位を取ったんです。ところがこれがあとで効きまして、彼がドイツに留学した時、留学先の大学では博士論文提出の条件がラテン語の単位を持っていることだったんです。ドイツで、ドイツ語でラテン語を学ぼうと思えば、さらに膨大な時間と労力が必要でしたが、日本で詐欺みたいにしてとったラテン語の単位がいきなり威力をもちまして、ラテン語から解放されて博士論文を提出できたそうです。

まあ、まとめると、第二外国語はよほど講義を工夫しないと身につかない。しかし、原則論を言えば、大学にくるほどの人間は、言語に興味をもち努力すべき。しかしながら・・・!
というところでしょうか。。。

どうせ使えないなら、ラテン語やギリシャ語を英語以外の必須にしたらどうでしょうね。その方が、大学らしくていいと思いますが。
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この回答へのお礼

なーるーほーどー。示唆に富む、というか興味深いお話でした。面白いなー。
やー、第二外語の講師はやっつけな人が多い感じしますよね。ウチも酷かったです。

>日本で詐欺みたいにしてとったラテン語の単位がいきなり威力をもち

ラテン語なんてそれこそ「やろう!」と思ったらフツーに年単位かかるんでしょうね。
たしかに人文系の本に触発されてcogito ergo sumあたりからラテン語やっちゃおうかしら
なんて色気が出る可能性がゼロとは言いませんが、それにしても第二外語と平行してやるなんて。

>どうせ使えないなら、ラテン語やギリシャ語を英語以外の必須にしたらどうでしょうね

どうせ使えないんですしねぇ。日本語訳してある本と一緒にセネカの本の一部分でも
照らし合わせていくような授業だったら、ちっとは興味が沸くことでしょうし。

>しかし、原則論を言えば、大学にくるほどの人間は、言語に興味をもち努力すべき。しかしながら・・・!

しかしながら、具体的な興味が不安定な大半の入学生に対して"必修"にする必要はあるのか、
ってとこでしょうか。

長くなってすいません。すぐ長くなっちゃうんですよ。これは私が暇人だからでしょうか。

お礼日時:2005/03/24 16:53

大学とは高等教育を施すところだからだと思います。



理系のことはわかりませんが、「高等教育」において文系では第二外国語は必要だと思います。
文系の学部の場合、外国との比較が重要です。
例えば、スペインと日本の比較とか。
そうすると、英語では手に入らない資料が出てきます。
世の中英語だけではどうにもならない事があります。

例えば、法律系だと、日本の民法は、ドイツ法、フランス法が参考となってますから、その原文に当たろうとすると、ドイツ語、フランス語が出来なければいけません。
大学の民法系の教員レベルだと、大体ドイツ語かフランス語が出来ます。両方できるのがよいようですが。大学に入ってすぐ勉強始めないとまにわないでしょう。

また、いくら英語が世界共通言語となろうとしていても、通じない人たちはゴマンといます。
自分の知り合いで、第二言語でロシア語をやって、ロシアにいった人、中国語やって中国行った人などがいます。十分役立ってると思います。

>興味ある人以外にとってはかなり無駄だと思うのですが
低いレベルでいえば必要ないでしょうが、高いレベルでいえば必要だと思います。
その必要性がわからない人がいるから必修と言う形にするのではないでしょうか。
必要ないと思った時点でやらなくなりますからね。
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この回答へのお礼

高いレベルってのはやっぱ東大・京大ですか。スゴイなぁ。
その辺だと史学や法学に限らず、経済でも第二外語みっちりやるんですね。
たしかに資料を読みこめるくらいになるまでみっちりやれば、必修にする価値はありますよね。

てっきり第二外語の授業って、どこも文法かじったり短い会話形式で演習
してみたりで、とても身につくものじゃないと思ってました。そんなことなら
どうせ自習しなきゃ身につかないんだし、別に必修じゃなくても構わないのに・・・
と思った次第で。

それにしても一体どんな授業だったんですか?宿題が基本的にめちゃ多いとか?

お礼日時:2005/03/24 15:22

第二外国語をやる理由はいくらでもあるんですが、実際、よほどの動機がないと身につかないでしょうね。



やる理由は・・・
1.別の言語を学ぶことによって、より英語が理解できる。
2.教養。ドイツ語・フランス語の古典的名著が多い。
3.大学院で研究する際に、英語以外の言語が読めると便利。なにせ大学は研究機関だから、研究者の論理で必須にするのは仕方ない。
4.知的好奇心から望む学生も確かにいる。すべての学問の基礎は言語の学習。

あたりでしょうか。私は第二外国語はドイツ語でしたが、まったく身につきませんでした。当時はまったく動機が私の側になかったので、面倒くさくて面倒くさくて・・・。第一、英語を本当に読めるようになるだけでもとてつもない努力が要りますしねえ。人文社会科学系の大学院で研究でもやろうと思えば、必死で学ぶんですが、学部時代の気分では無理でしたね。

大学側の事情としては、習慣でしょうね。
わざわざ「止める」という選択は大学の側に動機がないんでしょうね。
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この回答へのお礼

私もドイ語を選択したんですが面倒くさくて面倒くさくて・・・
なんでこの時間を英語に回せないのやらと思ってました。
人文系の院にいくなら話は全く別でしょうけど、現状の学部レベルで
行われてる第二外語の授業はかなりテキトーなもんですよね。
使えるようにするには自分でベンキョーする必要があるわけですが、
それだったら別に全員に必修として課す必要はないわけですし。

>大学側の事情としては、習慣

そうなんですか。そうなんでしょうけど。

お礼日時:2005/03/24 14:34

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