BPAの分析結果において、90分間測定してみたのですが、2分と6分に目立ったピークが出た後は、フラットのままでした。
検出器は島津のLC-6Aを使っていて、試料としてメタノール100mlにBPA標準試薬を100mg溶かし、それを蒸留水:アセト二トリル=7:3の割合で混合したもので希釈したものを使っています。測定条件は以下のとおりです。
カラム:ULTRON VX-ODS(逆相用)
検出波長:217nm
流速:1.0ml/min
移動相:蒸留水:アセト二トリル=1:1の混合液
私としましては、6分のピークがBPAのものではないかと思うのですが。ん~どうでしょう?教えて下さい、お願いします。
No.1
- 回答日時:
BPAを別途に購入して「標準添加法」風に測って見たらいかがで?
ところで「BPA」って「ビスフェノールA」のことですよね?
この回答への補足
はい、そのとおりです。BPAはビスフェノールAの事です。すいません、意味不明な略語を載せてしまって。 ちなみに、私は試料に含まれているすべての物質を単独で測定して、それによって得られたクロマトのピークと比較してみようと思うのですが。つまり、メタノールのみ、アセト二トリルのみ、蒸留水のみの溶液を測定し、それぞれのピークのリテンションタイムを比較するという事です。これではダメですか?
補足日時:2001/09/05 10:20No.2ベストアンサー
- 回答日時:
「メタノールのみ、アセト二トリルのみ、蒸留水のみの溶液を測定し・・・」と在りますが、
「BPAのメタノール溶液、BPAのアセトニトリル溶液、BPAの蒸留水溶液を測定し・・・」と言う意味ではなく、
「メタノールのみ、アセト二トリルのみ、蒸留水のみを(BPA抜きで)測定し、ピークの有無を確認する」と言う意味ですよね。
BPAの各種溶液を測定してもピークがBPA由来なのか溶媒由来なのか分かりづらいので、ここは溶媒を単独で測定しておいた方が良いでしょう。
この検出波長(217nm)において蒸留水は全く紫外可視吸収が有りませんが、メタノールとアセトニトリルは僅かに紫外可視吸収が有るかも知れません。ただし「目立ったピークが出た後はフラットのままでした」との事なので、この検出波長(217nm)においてアセト二トリルの紫外可視吸収は殆ど無さそうです(移動相に紫外可視吸収が有るとベースラインはフラットになりづらい)。
これは私の想像ですが、BPAとメタノールに不純物が含まれていなければ、カラムがODS系であることから、2分のピークがメタノールで6分のピークがBPAと考えて良いのではないかと思います。なお2分のピークがメタノールだとすれば、これをボイドボリュームの目安と考えて良さそうです(メタノールはODS系の固定相に殆ど保持されない)。
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