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1年程前 義母がMRIの検査をして
「アルツハイマーではないが 脳が萎縮しているので
いつ痴呆になってもおかしくない」
「アルツハイマーではないが アルツハイマー型痴呆症です。」
と言われたらしいのです。
脳の萎縮によるアルツハイマーではない 痴呆症というのが
あるのでしょうか?ネットでいろいろ見ているのですが
いまいち よくわかりません。
最近では 物わすれもひどくなり 主人に理不尽なことをいい
攻撃してきます。
痴呆を遅らせるアリセプトとかいう薬もあるらしいのですが、
あれは アルツハイマーだけにきくのでしょうか。
教えて下さい。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

「アルツハイマーではないが、アルツハイマー型痴呆症」という表現をそのまま医師がしているとしたら少し頼りなく思いますが、この言葉の詳細な意味としては「アルツハイマー病(遺伝性のもので、若年発症するもの)ではないが、アルツハイマー型痴呆(孤発性のもので、老年期発症)」という事を示しています。



しかし、今はかなり検査技術が向上して正確になってきているものの、生前の「アルツハイマー」という診断が、果たして正確であるかどうかは難しいところです。というのも、こういった老年期の神経変性疾患は、正確な診断が非常に困難で、臨床診断で「アルツハイマー」とされていても、死後病理解剖後に病理組織的な診断をすると、実は別の疾患(その多くは「非アルツハイマー型変性痴呆と大まかに分類されている中の一疾患ですが)である事があります。

アルツハイマー型(老年)痴呆とアルツハイマー病の違いは、遺伝性であるか否かと発症年齢のみで、後の病理経過はほぼ同じです。これらを含めた神経変性疾患の場合は、そのほとんどが頻回の「物忘れ」から始まる記憶記銘障害の兆候から発見されることが多く、ひどくなると見当識障害(昼夜の区別や自分が今どこにいるか分からなくなるなど)、徘徊、失禁等が目立つようになり、一部には幻覚、せん妄を伴う場合もあります。そして最後には寝たきり状態になります。こういった痴呆症で気をつけなければならないことは、上記のような症状に伴う事故です。

脳萎縮は、こうした神経変性疾患では(一部には特徴的な萎縮形態を示すものもありますが)多く確認され、他にも脳血管障害、その他の精神疾患等でも見られます。MRI以外に髄液検査等も併せて検査されていると、より診断に確実性が増すと思われますが、お義母さんはそういった詳細な検査もされたのでしょうか?

アルツハイマーの「特効薬」は現段階ではありません。アリセプト(下記URL参照)は軽度~中等度の記憶記銘障害の多少の改善が見られる程度で、進行を遅らせるまでできるかどうかは疑問です(病理の進行はそのままでも個人差がかなり見られます)。
しかし、アルツハイマーという疾患は複雑な病理を形成しており、単一の原因だけを取り除いただけでは進行を止めることは難しいのが現実です。

痴呆老人の介護は精神的にかなりなエネルギーが必要ですし、以前のような関わり方をするのは難しくなってきます。この機会にアルツハイマーをはじめとする痴呆性疾患の症状について勉強して理解していただき、お互いに嫌な思いをすることない関係を築けるよう頑張ってください。

参考URL:http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/QA26.html
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この回答へのお礼

とてもわかりやすい説明ありがとうございました。
参考URLにもいってまいりました。
お薬のこと よくわかりました。
義母の痴呆もはじまったばかりで こちらの心構えも
できていませんので 振り回されて大変です。
いろんなサイトに行って勉強中です。
また 何かありましたらよろしくお願いいたします。

お礼日時:2001/09/06 14:08

こんにちは。

私は医学の専門的な立場からではなく、違ったスタンスで「痴呆」というものを理解して頂ければと思いました。
なぜなら痴呆(ぼけ)は決して高齢者だけの問題ではなく、40歳代50歳代でもぼける人がいます。自分が、もしぼけてしまっても人間として尊厳をもって生きてほしい。そしてまた、介護する家族の悲しさ辛さを、地域や社会が支援できる社会が必要なのです。
具体的に痴呆で困っておられるのであれば、例えば保健所や介護保健関係の窓口で相談されてはいかがでしょうか。痴呆専門医や保健婦が対応してくれるはずですよ。

参考URL:http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/boke2.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
参考URL行ってみました。
色々な研究がされているのですね。
少し気分が楽になりました。
普通の時と痴呆症の症状になったときの対応がむずかしいです。
頭ではわかっているのですが もともとキツイ性格の人で
さらに言う事が攻撃的になるので 落ち込んでしまいます。
一度 市役所の保健婦さんに 聞いてみようと思いました。
ありがとうございます。

お礼日時:2001/09/07 09:41

>脳の萎縮によるアルツハイマーではない 痴呆症というのがあるのでしょうか?


ある例として.
放射性同位体が脳に蓄積した場合に.脳が萎縮して痴呆症になります。たしか.発見者の名前がついていたと思いますが.該当病名をおぼえていません。
鉛・マンガン等の脳蓄積性重金属の慢性中毒の場合に.脳が萎縮し痴呆症になります。小児の場合には.出産時の無脳症とかの例があります。高齢者の場合には脳が萎縮します。過去に鉛が体内に入っている場合には.血中鉛濃度が上昇することなく.神経細胞に鉛が蓄積し.各種障害を引き起こします。ただし.急性中毒?の鉛脳症は.たしか.脳の浸透圧平衡?物質移動代謝系が阻害され.脳内に水が溜まり脳が圧縮される場合です。
血行不良による脳壊死も.アルツハイマー以外の脳萎縮でしょう。

治療方法は知りません。
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この回答へのお礼

早々 ご回答いただきありがとうございます。
放射性同位体の脳蓄積した場合 というのは思いあたらないので
血行不良による脳壊死なのかもしれません。
義母は 脳の血行が悪いと昔からいわれていますので
少し調べてみます。ありがとうがざいました。

お礼日時:2001/09/06 09:55

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