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高速で加工できる工具材でしょうか?名前の由来はどの文献を探しても書いてありません、誰か分かる方は教えてください。

A 回答 (5件)

#2さんを#3さんと間違えました。


#1さん、#2さんも参考になるご回答だと思います。訂正し、お詫びいたします。
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こんばんは。


#2さんが大変すばらしいお答えをしておられます。#2さんにあわせてご参考ください。

高速度工具鋼→High Speed Tool Steel
または、高速度鋼→High Speed Steel

どちらもハイス鋼をしめしますが、現在は高速度鋼(High Speed Steel)と呼んで構わないと思います。つまり鋼材の略称の頭文字「HSS」に相当します。
回転する被削体にハイス鋼で作られたバイトを接触させ、切削加工を施した場合、切削速度を高速に設定し、ハイス鋼のバイトが赤熱してもなお、鋼材の切削等の基本性能が劣化しません。

クロムが大量に添加されているため、焼き戻し抵抗(熱により鋼材の組成が変わり軟らかくなる現象に抵抗する性質)が高く、温度にして600℃後半まで凡そ切削加工が可能です。またクロムの一部が鋼材の炭素と化合し、幾つかの種類の炭化クロムが生成され、切削性能に寄与しています。(沢山の鋼種があり、さらに合金元素が添加されると高い切削性能が得られます)

1898年にアメリカのテイラー(Frederick Winslow Taylor)と仲間の技術者らによって発明されました。当時は海軍は「大艦巨砲主義」でしたし、陸軍は野砲を戦術に取り入れていました。従来の鋳造や、鍛造で粗形を作り、人手により研磨仕上げされていた砲身では、命中精度が劣っていました。ハイス鋼が発明され、砲身の元になる鋼材(被削材)を回転させて切削加工を施すことで、高精度と同時に、大口径の砲身の製造を可能にし、大量生産が可能になりました。

現在は#2さんがおっしゃる通り、切削速度の高速化が求められています。超硬金属(高硬度、耐熱性大)、サーメット材(高硬度、比較的熱伝導性が良い物もある)では工具の温度が800℃から1000℃付近になるまで切削を行う事が可能です。
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ハイスピードスチールからハイスと略されます。


切削速度(1分間で何メートル進むか)が、画期的に早くできたところから名づけられたようです。
ドリルなどに、HSSと刻印されてますが、High Speed Steelの頭を取ってます。
って言っても、現在では、ハイスの切削速度は、10m/min程度で、他の刃物材と比べると遅い方です。
コバルトを混ぜたCoHSSは耐磨耗性に優れますが、それでも15mが限界です。
現在では、超硬合金、サーメットなどが主流で、アルミにはダイヤモンドが使用され、1000mを越す切削速度で加工しています。

HSSよりやや劣り、昔の主流だったのが工具鋼(SK)で、焼きいれ性は優れてますから、摺動するような部品に使われています。

尚、切削速度は、ドリルなどの回転刃で、回転数(RPM)X直径(mm)X3.14÷1000です。
旋盤は主軸の回転数と、切削径になります。
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昔専門学校で習ったのでうろ覚えですが、昔ヨーロッパの方で加工機の発達が進んでいた頃、高速度加工に適した刃ができたとか。

その当時モータを使って材料を回転させ加工する(旋盤のことですね)ことは理論上あった様なのですが何分、摩擦で高温になる為刃がもたなかったそうです。
そこで高温かたさが大きく、熱伝導率の小さい合金鋼の刃を開発、それにより高速での加工に耐ええる刃との意味で高速度工具鋼と呼ぶとか。当時からしてみればその回転速度は驚きだったようで。(スクラップが糸の様になるから)
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高速切削用に耐えられるよう、炭素工具鋼にクロムやタングステンなどを加えて耐熱性を高めた鋼。

JIS記号ではSKH。「ハイス」とも呼ばれる。

「技術の森」↓にあります。

参考URL:http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?tid=35033&e …
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