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オゾンを液体に溶かしたいのですが、どうすれば、一番オゾン濃度を増すことができますか??ただ液体中にオゾンを通すだけでは、どうもあまり解けないようです。より単純なシステムでオゾン密度を増やす方法を教えてください。もしわかれば、オゾンの液体中での濃度測定法も教えてください。お願いします。

A 回答 (3件)

オゾンは不安定な物質です。

発生した瞬間から崩壊がはじまります。水中に溶かしたオゾンを液相オゾンといいます。気体のオゾンを気相オゾンといいます。液相オゾンの半減期(濃度が半分になる時間)は数十分だったと思います。液相オゾン濃度を上げるのは気相オゾンの濃度と注入時間が重要です。気相オゾン濃度を高く、注入時間が長ければ濃度は増します。たとえば500ppmの気相オゾンを水に溶かしても液相オゾン濃度は0.5ppmくらいです。(500ppmのうち0.5ppmした溶けないと言う意味では有りません)もう一つ注入ガスと水の接触面積が重要です。微細気泡(マイクロバブル)をつくって濃度をあげる開発をやっている所もあります。
液相オゾンの濃度測定はヨウ素デンプン反応を利用するのが一般的です。デンプンをお湯で煮詰めてヨウ化カリを加えて煮詰めて冷却して試薬に使います。それをオゾン水に適量加えると紫色に変色します。
それにチオ硫酸ナトリウムで中和滴定して、使用したチオ硫酸の量でオゾン濃度を決定します。
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> どうすれば、一番オゾン濃度を増すことができますか??


 「理化学辞典 第5版」によると,オゾンは1体積の水に 0.018 体積溶ける (0℃,1atm) そうです。また,クロロホルム,四塩化炭素,酢酸にも可溶だそうです。

> オゾンの液体中での濃度測定法も教えてください
 「福井県環境科学センタ- みどりネット」の中に「オキシダント自動測定機の測定原理」(↓1番目)がのっていました。これによると,中性よう化カリウムを用いる吸光光度法(中性よう化カリウム溶液中に通じ,遊離してくるよう素の発色を,波長 365 nm 付近における吸光度で測定)と紫外線吸収法(オゾンの波長 254 nm 付近の紫外線吸収帯を利用し,短波長紫外線を測定光としてオゾンによる吸光度を測定)が出ています。

 さらに,「日本オゾン協会」(↓2番目)の「協会刊行物」中に,「オゾン濃度測定方法」(平成6年3月,5000 円)があります。これをご覧になってはいかがでしょうか。

参考URL:http://www.erc.pref.fukui.jp/erc/measure/m-ox.ht … http://homepage2.nifty.com/joa/index.html
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以下の参考URLサイトには関連質問の回答がありますが、参考になりますでしょうか?


この中で#2で紹介した成書が「オゾン」に関して詳しいので、測定法等の記載があったかもしれません?
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オゾンの基礎と応用/杉光英俊/光琳/1996.2
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ご参考まで。

参考URL:http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=130742
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