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金利が上昇すると、債券価格は下落するのはなぜですか??

この場合の「金利」って何を指すのでしょうか?教えて下さい。

後、下のようなケースが理解できません。よければこちらも教えて下さい。
下にある金利が何を指すのかも教えて下さい。

【Q】
2005年1月1日に、表面利率1%、額面100万円の10年満期の国債が発行されました。
あなたは、それを100万円で購入します。
その後金利が上昇し、
2006年1月1日に、表面利率2%、額面100万円の10年満期の国債が発行されました。
さて、あなたの持っている2005年債は一体いくらで売却できるでしょうか?
大切なのは、答えの絶対値ではなく、その算出の仕方にあります。
だから答えを先に書いてしまいましょう。およそ918,378円です。
金利が上昇した結果、債券価格は下落したとこになります。
その理屈と計算方法を答えてください。



よろしくお願いします^-^

A 回答 (5件)

証券マンです。

このような質問をよくお客様から受けます。だいたいの場合、疑問の理由は「金利」「利率」「利回り」の意味合いを把握されていないことから来るようです。

>この場合の「金利」って何を指すのでしょうか?
↑一般的には長期金利や短期金利、公定歩合などでしょう。

>金利が上昇すると、債券価格は下落するのはなぜですか??
↑理解しやすくするためにものすごく簡略化して書きます。
今の公定歩合が0.5%とします。利率が0.5%だと並と考えられる時代とします。ところが明日から公定歩合を5%に引き上げになるとします。すると明日以降に発行される債券は利率5%が並になる、と考えれば、今日までに発行されていた0.5%の債券を売却して明日以後発行になる5%の債券を求める動きが出るでしょう。
したがって、「金利が上昇すると、(今までの)債券は売られて価格が下落」します。金利下落時は逆です。

>【Q】
利率1%、残存9年の債券がある。今の長期金利は2%である。
これが50円ならあなた買いますか?普通買いますよね。なぜ? だって9年で値上がり分の50円と利息9年分9円の合計59円が入るから。50円の投資で9年かけて59円手に入るんだから。すごい効率ですよね。
じゃ60円なら買い?80円なら?95円なら?
これの損益分岐点を求めたものが回答です。利回り計算をすればいいんです。

〔{1+(100-x)/9}/x〕*100 =2
参考URL(最終利回り)をご覧ください。

この式の分子に来ているのは、結局「今後1年あたりどれだけの収入があるか」ってことです。
(毎年決まった利息)プラス(償還までの差益・差損の1年当たり分の合計)ですから。
(それをいくらの投資によって得られるか)が分母(購入価格)です。

参考URL:http://www.daiwa.co.jp/ja/study/knowledge/bond02 …
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この回答へのお礼

分りやすいご回答ありがとうございました^-^また質問すると思いますのでもし見かけたら応えて貰えると助かります。有難うございました。

お礼日時:2005/04/22 03:42

市場金利〔市場金利は、「市中金利」とも呼ばれ、金融市場において、金融機関同士がお金の貸し借りをする時に適用される金利のことをいう。

〕が上昇に転じると判断されると、保有している債券を売り、人は今以上に有利な金利の付く新しい商品に乗り換えようと動きます。(人=機関投資家「国内外におよぶ」などの常です)その分、以前から保有している人の債券の価格は下がります。 逆に、市場金利が下降の予想に入るだけで、買い手は有利な利回りが出る債券を買う動きとなりす。その分、今保有している人の債券の価格は上昇します。「金利が低い新しい債券の価格は魅力がないからです。」つまり、債券相場は、市場金利の動向に左右されます。金利の上昇が予想されるケースでは、以前の債券を保有している人は、価格が下落する前に債券を売りたいはずです。債券を売る人が増えると、価格が下がりますが利回りは上昇します。 また、金利の下降が予想されるケースでは、債券価格が上昇する前に債券を買おうとする人が増えます。こうして、債券価格は上がり利回りは下がります。つまり、債券相場は、金利の見通しを先取りして上下します。
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「金利」とは通常政策金利(短期金利)と長期金利の両方をさします。

、長期金利は、10年国債の利回りを示すことが多いです。国債は市場で取引されるので、価格および利回りは毎日変動します。

(Q)の前提として、新しく発行される、国債は「札割れ」(売れ残り)を防ぐため、現在の長期金利の動向にあわせて、表面金利が決定されるということをお考え下さい。

したがって、(Q)の前提は、現時点で長期金利は2%ということになります。2005年国債の満期時の価値は額面プラス利子なので100万+1万x9ですから109万円です。ところが、現在の長期金利は2%ですから、この国債の現在の価値をVとすると

V+0.02VX9=109でなければなりません。これをVについて解くとV=109/1.18となり約92万円となります。

ここで言われている金利は、市場で決定される長期金利です。
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利息5%の5年もの債券を100万円買ったとします。


この債券の5年後の価値は、125万円です。このこと自体は変動しません。

2年経過しました。利息10万円は既にもらっています。
このとき、3年後のこの債券の価値は115万円です。これも変動しません。

この時点で市中の金利が6%になっているとします。
6%の金利の債券を買えば、3年後の価値は118万円ということになります。

すると、あなたが今持っている金利5%の債券を売ろうとしても、買う人は、金利5%の債券をあなたから買うより、新発の6%の債券を買ったほうが3万円得です。

このため、あなたの持っている金利5%の債券は、金利が6%になったときに100万円で売ろうとしても、誰も買ってくれません。

しかし、債券の価格自体を約3万円値引いた97万円ぐらいに値下げすれば、3年後の価値は同等になるわけです。

こういった調整が行われるために、金利が上がると債券価格自体が下落するということになるわけです。
債券の金利自体は固定金利なので、普通預金金利のように変動させることができませんので、元本部分にあたる債券価格自体で調整することになるのです。

以上のような説明で概念はご理解いただけましたでしょうか。

厳密な計算はめんどくさいので端折らせてください。
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【Q】 としてあげられた文章が書かれているサイトの下のほうに答えがあると思うのですが。



おそらく質問者さんは「市場には売り手と買い手が居る」という観点をもてないので、理解できないのではないでしょうか? (持ちつづけるという選択肢は考えない)

ご質問の例で言えば、
・債券を買いたい人が居て、
・市場には、金利 1% の債権と 2% の債権がある
ということだったから、普通、2% 債権を買いますよね。

で、逆に、自分が 1% の債権を持っていて、それを誰かに売りたい(現金等に換えたい)という場合、いくらなら買ってもらえるかといえば、ご質問の91万円(検証はしてません)という金額になるということです。
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