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精神分裂病から回復された人、どうやって回復する事が出来たのか教えて下さい。
妹が最新分裂病と診断されました。僕も精神科の通院歴があります。精神病の事や病院の事もいくらか詳しくなったと思います。
正直な話しをすると僕は自分の経験から精神科の医者が余り信用できません。
これは僕の通っていた病院だけなのかもしれませんが、こういう病院は他にも多いような気がします。
特に思っていたのが「何も分かってない」ということです。こっちがどれだけ切実な思いで来ているかも分かっていません。一時間も待って五分足らずの聞くだけの診療、ただ薬をもらいに行くだけ。僕の場合待つ事自体苦痛でしたから、よけいメリットのない通院でした。そんな環境で信用など出来るわけありません。病気もよくならなかったです。
話がそれましたが、僕は妹に付き添って病院にも行っているのですが、これで良くなるとは思えません。医者は薬だけ出せばいいのですか?なんのアドバイスもないのですか?薬出すだけの医者は精神科には必要ないように思います。これは看護婦の態度とかもありますが。
すみません。精神科の医師に対して他にもあって、苛立ちと不信感が消えないので。

そこで実際に回復された人がいたらどうやって回復していく事が出来たか聞きたいです。よろしくお願いします。妹は今の状態になっていろいろ変化などありましたが、4年になります。いま十代の後半です。
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

日本の精神医療に分裂病を改善する力はありません。

だから、自分で闘うしかありません。
 分裂病とは、破瓜病、緊張病、妄想病、その他の総称で、本来は精神分裂症候群と訳されるべきもので、その症状は多様です。従って、個人の症状のスペクトルによって対応を変えていかなくてはなりません。
 一般に症状を二極に分けます。陽性症状(幻覚、妄想)と陰性症状(自閉、感情鈍磨)です。分裂病薬が奏効するのは陽性症状のみです。陰性症状にはほとんど奏効しません。(私の主観では、分裂病に対して陽性、陰性を問わず抗精神病薬を投与する病院が少なくないように思われます。当該剤の副作用は強烈で、メカニズムは脳内の感情・運動調整回路(ドパミン経路)を抑制させてしまうもので、陰性症状のない者も動けない状態になります。私はドパミン遮断剤の安易な投与に懐疑的です。一般にそこまで問診しない。)
 さて、分裂病とはどのような障害かといえば、近年の生物学的・認知科学的研究を統合すると、そよそ以下のようになります。
 ・母体内でヴィールス感染し、一部の神経発達に障害が発生する。
 ・これに生後環境からのストレス入力で神経配線の歪みが生じる。
 ・発達障害の神経網は、前頭葉の左側で諸感覚を統合する短期記憶の部位
 ・ここから、情動・運動調整回路に制御情報経路があるが、現況認知情報が適切に処理されない為、情動・運動回路にも障害が発生する。
 前頭葉の障害は、時間単位あたりの情報処理量が少ないと理解でき、一時に多くの刺激入力があると容易にオーバーフローしてしまい環境に同調した協応行動がとれなくなる(短期記憶障害、思考中断、意志形成の不能、連想の不統一、自閉などの基礎障害)、さらに運動調整回路の破綻(極端な不器用、易疲労性)、情動記憶回路の破綻(知覚の歪み、幻覚・妄想)が生じる。
<対応>
よって、一度に多くの情報を処理しなければならない環境あるいはストレス環境から遠ざける。これは、音や光刺激なども含む。これは、感覚ボリュームが大きくなっているということ。さらにフォーカスが広がっており、通常、気にならないような周辺情報も大きなストレスとなる。というよりフォーカシングが出来ない状態。(この辺のご理解を)

 一度、ストレスを蓄積すると脳は過覚醒状態が継続し不眠、昼夜逆転など生活リズムを乱しやすい。もともと、覚醒時は脳が無理をして情報処理をしているので、平均より長い睡眠を必要とする。睡眠不足が最もいけない、薬を使ってでも長時間睡眠をとる。
 代謝が悪くなると、身体が硬くだるく、重くなり、陰性症状の悪循環へはまる。海外の分裂病者のMLでよくでてくる対処策は、
1、ホット・シャワー(風呂)
2、散歩(犬の散歩はDaystructure(規則正しい生活?)を形成するのによいという提案もあった。)
3、ストレッチ(体幹部の硬直・緊張を蓄積させない)

分裂病は、前頭葉の萎縮を伴う重篤な障害です・・が!
近年の研究では、統計的に家族が分裂病に理解がある患者では脳萎縮が起きるケースが少ないという報告がある。
萎縮が代謝低下によって生じているいると考えれば、この報告はもっともらしい。
良好なコミニュケーションがあると脳内では前頭葉に対しドパミンが分泌され、前頭葉が活性化される(興味を持つと集中度が上がることの脳生理学的説明)。欧州ではアルツハイマ患者に積極的語りかけをし、萎縮の抑止、まれに改善が行われている。
 カナダの当事者サイトで「意義ある活動」の重要性を記した記事があった。(米国では、公費でコミュニティーごとに、患者のCLUBがあり、勉強会、週に2、3日のセラピスト面談、週1日の保健婦面談その他活動が組織されているらしい。医師は月1日。3分診療、大量薬投与の日本と全く事情が違う。)
とにかく、共感を覚える機会を持つ、これが改善につながらないまでも進行の抑止につながることは間違いない。
 といっても、無理にコミニュケーションを強要しない。自閉とは、脳の情報処理速度が遅くなり、重くなって、回りからの入力にリアルタイムにRESするのが大変な状態(だから疲れる)なので。

 分裂病は、昔、統覚性痴呆と呼ばれていた時期もあって、感覚統合障害が障害の中核。従って、感覚統合を訓練するのがよいが、具体的に思いつかない。日本には感覚統合訓練のシステムはない。(分裂病は心の病という精神保健後進国)私は水泳をやってみた。
 とにかく、易疲労性はどうしようもないので、絶対・絶対・絶対、無理をさせない。腹八分目の努力で気長に。
 連想の弛緩(不統一)には、作文の練習、短期記憶障害、思考障害には暗算の訓練など。米国の実験的治療では認知科学的トレーニングが劇的に奏効したとの報告も。
参考になりそうな本(感覚統合)「姿勢のふしぎ」成瀬悟策(講談社ブルーバックス)
 労働省のHPに行くと、精神障害者雇用の事例として企業家の人達の対応例があるので参考になるかもしれません。

  I hope this info helps you......;)
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 知り合いが分裂病にかかり、幸いよい医者にめぐり合い、回復しました。

その者が、罹患したとき、友人として、何が出来るかを考えたとき、まず、分裂病とは何かを知ることではないかと思い、文献を探しました。そのとき、巡り会った本が大変素晴らしいものであったので、紹介させてください。

「分裂病がわかる本―私たちはなにができるか」(日本評論社)

 分裂病研究・治療の第一人者である著者の、トーリー博士は、この病を患う妹を支えてきました。同書が親身で具体的なのは、この体験に裏打ちされていること、比類なきわかりやすさ、血の通った記述、具体的で実践的なアドバイスにあると思います。分裂病者とその家族に日常的に起きる身近な問題や疑問に対して、経験に裏打ちされた具体的なアドバイスをしています。

 また、分裂病の治療最前線については、野村進氏の「脳を知りたい!」(新潮社)に詳しいです。

 よい医者を探すひとつの方法として、SO-NETの「ドクターズファイル」(医師20000人が推薦した良医を、Web上で検索できます)を利用するのも一法かもしれません。有料(300円/月)ですが、本当に、よい先生を紹介しています。友人も、最初は、そこで、治療し、その先生から、別の医師を紹介してもらい、入院し、寛解しました。

参考URL:http://www.so-net.ne.jp/vivre/hospital.html
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同感します。


親友が鬱&パニック障害になったとき、心ない病院で何度も心を傷つけられ、私も本当に悔しかったです。
実際、日本の医療体制では、保険のきく時間をかけた診療は、病院の経営上、大変困難だそうです。診療時間をかけても、一向に治そうとせず、お金儲けしか考えない病院だって、ままありますし(経験から)。
結局のところ、先生のトータルな人間性にかかってるように思います。しかし評判のいい先生のところは全国から患者さんが来るので、これまた診療時間が短く、待つ時間ばかり長いですよね。

通院することで、よけいつらくなる病院にかかるくらいなら、「足で探す」のも大事かと。
口コミ、インターネット、精神保健センターの電話相談も併せてできる限りの情報を得てみてはいかがでしょう。もちろん、その情報が個々のケースにあっているとは限りませんので、ご自身で確かめるのが一番。このさい、現在の医者に紹介状を書いてもらっても意味がないかも知れないので、紹介状無しでOKかと。

妹さんやご家族の苦しさを理解し、共感してくださる先生に出会えれば、診療時間が短くても心の支えになりますよ。
また、1時間、7000円前後は覚悟ですが、ベテラン心理療法士で相性のいい人を探す(何人でも実際に会ってみる)こともお勧めです。これもやはり、諦めずに足で探す、ということになります。
妹さんのこれからの人生がかかっていることですし、ご家族も同様です。ですから、何度変な病院やカウンセラーに当たってもひるまないで! このための時間とお金は、人生への投資と考えていいと思います。
親友は、何度も病院を変えた末、この夏、やっと気の合う心理療法士&先生に出会えたことで、最近みるみる明るくなりました。わたしも本当に嬉しいです!

実際に信頼できる病院にたどり着くまで諦めないように。前向きに探せば、きっと道が開けます!希望を持ちましょうよ。
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経験などはないのですが、こういうのはいかがですか?参考になる話があるかもしれないです。



http://www09.u-page.so-net.ne.jp/kj8/waku2/

http://human.kdn.ne.jp/

http://www.bremen.or.jp/kyohdai/

経験者の方のお話が直接聞けるといいですね。
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妹さんを思う心情ご察しいたします。


私も診療内科にかかって7年ほどになりますが、医者に対する不安を持ちつつ現在に至っています。だからmagic32さんの苛立ち・不信感も分かります。
私は始めの病院で「君がわがままだからだよ」の一言で返されました。それから転々とし人の紹介でとある大きな病院の心療内科へ行きました。そこではカウンセリングをするのですが自分には何がしたいのかわからないまま四年ほど通院しました。薬を貰うだけに。そんな治療に疑問を持ち、また転院。そこでは私を見ると何も話をせず。薬を処方されました。信用して飲んだのですがどうやらキツイ薬を処方されたらしく、救急車で運ばれてしまいました。この時点で私の診療内科へ対する不信感は絶頂に達し、病院を拒むようになりました。その後病状は悪化。パニック状態が続き、家族が最後にと病院へ連れて行ってくれました。そこで「あなたはパニック障害ですよ。時間がかかるけど治るから。」と言われ、再度通院開始。自分の病名をはっきり言われ、自分自身で受け止められるようになりました。今まだその症状がでかかる時もありますが、以前に比べたらとてもよくなりました。これは薬が自分にあったこと、家族の支え、そして周りの支えです。
妹さんはまだ十代。家族の支えもあるし絶対回復します。だって彼女の人生これからじゃないですか。そう周りが信じてまず受け止めて欲しいと思います。また病院はカウンセリング、薬が合わなかったらまず主治医に相談してみては?そしてカウンセリングは医者だけがあるものではないです。同じ病気を持つ人との話も充分薬になるし、家族からの語りかけも良薬だと思います。
ゆっくり時間をかけて焦らず・・・。心より妹さんの回復をお祈りします。
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